警視庁捜査一課9係 season12
長年にわたって9係の係長として番組を支えていただいた渡瀬恒彦さんへ深く感謝し、心よりご冥福をお祈りいたします。
- 2017年4月12日~2017年6月7日放送
放送は終了しました。ご視聴ありがとうございました。
「加納倫太郎が早乙女静香を苦手な理由」
親愛なるターシャ・テューダー様
加納倫太郎は新宿中央署に配属され順調に出世し警部となりました。倫太郎は新宿の貴金属店の強盗殺人犯の赤岩晴彦を逮捕します。赤岩はマスコミを味方につけ、自らを平成岩窟王と名乗り、冤罪よる逮捕であるとアピールしました。マスコミの矢面に立ったのが倫太郎です。登紀子の両親は登紀子と倫子を守るため、倫太郎に離婚を迫ったのです。倫太郎が黙って離婚届に判を押したことを登紀子からマンハッタンにいた私は国際電話で知りました。声は気丈に装ってましたが、電話口で登紀子が泣いていることはわかりました。倫太郎は警視庁の刑事部長の北田丈晴さんのはからいで大島署の副署長に就任しました。私は登紀子が復縁を望んでいるのはわかっていました。しかしそれは叶わなかったのです。倫太郎が大島に居る間に登紀子は癌を発症して亡くなってしまったんです。倫太郎に知らされたのは登紀子が亡くなった後でした。数年後、倫子が大学の卒業旅行でマンハッタンの私を訪ねて来ました。倫子は倫太郎のことを酷く恨んでいました。母親の最期を看取ってあげなかったのだから無理もありません。倫子は大学を卒業したらパテシエールになると言いました。まずミヤハラという東京の人気のお菓子店に勤めるのだと希望に胸を膨らませていました。倫太郎は北田さんによって警視庁に呼び戻されました。そこで捜査一課9係の係長に就任したのです。倫子とは絶縁状態でマンハッタンにいてもその事が気がかりでしたが、私の生け花はアメリカで人気を呼び、忙しくも充実したマンハッタンライフを送ってました。そんな日々の中、日課のセントラルパークをジョギングしていた時、倫子から倫太郎のことで相談があると連絡が入ったのです。
早乙女静香拝
To be continued CASE8 9時41分の殺意
ゲスト
北山大樹・小川優一――小林健
小川静子――小林綾子
スタッフ
脚本 岩瀬晶子
監督 新村良二
(文責・金丸哲也)