第三話『殺人ベストセラー』
2010年7月14日放送
親子のような刑事R&N
倫太郎「浅輪君、パン食べない?和久井ベーカリーのパン」
倫太郎、直樹にパンを渡す。
直樹「このパン係長の自家製でしょう」
倫太郎「ばれたか」
直樹「見た目が全然違うじゃないですか」
直樹、倫太郎のパンを齧る。
直樹「……美味い!?、これ本当に係長が作ったんですか?」
倫太郎「そう、この電子レンジで焼いた」
直樹「凄いじゃないですか、係長、これもらっていいですか?」
倫太郎「うん?」
直樹「倫子ちゃん、いや、倫子さんにも食べさせて上げます。係長がこれを作ったと知ったら、倫子さん、感動しますよ」
倫太郎「いや、それは……」
直樹は倫太郎が焼いたパンを何個か袋に入れ、9係を出て行こうとすると真澄が入ってくる。
直樹「早瀬川さん?」
真澄「(倫太郎に)係長さん、借りていた本です」
真澄、倫太郎に『蕎麦の打ち方』の本を渡す。
直樹「早瀬川さん、これどうぞ」
直樹、真澄にパンを渡す。
倫太郎「浅輪君……」
真澄、パンを齧る。
真澄「……」
倫太郎「さすが早瀬川さん。わかる?昨日、ここの空調調子悪かったみたいで、パン種の酵母が過発酵しちゃたみたいで。ほら昨日、熱帯夜だったじゃない」
直樹「と言う事は、これは……?」
倫太郎「そう、失敗作。だから倫子に渡すのはちょっと」
9係の電話が鳴る。
直樹「はい、9係。主任、わかりました。係長、転落変死体です」
To be continued 『死者からのメール』