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第48話 「残されたU/永遠の相棒」

2010年8月22日O.A.

Episode Guide

「約束してくれ。 ぼくがいなくなって、たとえ一人になっても、君自身の手でこの街を守り抜くと」


フィリップの精神的苦痛が若菜を呼び覚ます。
そのことに気づいたユートピアは、翔太郎を徹底的に痛めつける。
絶対絶命!
だが、そんな中、彼らを助けに現れたのは意外にも……

×  ×  ×

フィリップは、翔太郎が変身をためらったばかりに竜は傷つき、若菜も救えなかったと責めたてる。
だが翔太郎は、フィリップが消えてしまうと思ったら、どうしても変身は呑めないと言う。
平行線な二人。

だが、その背後では恐ろしいことが起こっていた。
ユートピアが若菜の数値を上げるために、翔太郎のフィリップの仲間たちを襲っていくのだ。

ウォッチャマンが、サンタちゃんが、
クイーンが、エリザベスが、
刃野刑事が、真倉刑事が、
そして、
亜樹子が!!!






恐ろしすぎる強敵ユートピア!
そして、翔太郎とフィリップ、
永遠の相棒に訪れる別れのとき


最終回ひとつ前、「残されたU」解決編です。
最終回にはエピローグも含めた最終回の良さがありますが、クライマックスのピークという点では「最終回ひとつ前」の盛り上がりに勝るものは無い、それが私の持論です。
絶対に見逃せない回、それが「最終回ひとつ前」なのであります。

フィリップが消えてしまう事実を受け入れられず、Wへの変身を拒み続ける翔太郎。
ですが、その前には強敵が立ち塞がっています。
若菜を使って地球規模のガイアインパクトを起こそうと企む財団X・加頭順。
彼は「理想郷をお楽しみ下さい」と称し、淡々と悪夢のような恐ろしいことを実行します。
ユートピア・ドーパント、怖いです。
相当怖いけど……その怖さをお楽しみ下さい!

そんな加頭がミュージアムのトップに推挙しようとするのが、園咲冴子。
彼女のドラマにも注目です。
天賦の才を持つ妹を憎み続け、自分がそれより勝っていることを父に証明しようとあがき続けてきた彼女。
霧彦に愛され、井坂を愛した、誰よりも悪くて美しい園咲の長女。
カッコイイ女であります。
その冴子が今、宿願であるミュージアムのトップに君臨しようとしています。
果たして、どんな心境なんでしょうか?
久々にタブー・ドーパントにも変身する、我らが冴子姐さんの活躍にご期待下さい。

しかし撮影も最終組となると、感情が高まりますね。
キャストの入れ込みようも半端ではありません。
気持ちを最大限に入れて芝居しているので、ときにその感情が制御しきれなくなったりします。

今回、翔太郎とフィリップの大事なシーンを撮影している際に、桐山漣くんと菅田将暉くんは涙が止まらなくなりました。
しかも、見ていたコン・テユくんや飛鳥凛ちゃんも泣いてしまうという事態に!
外も暑いですが、『W』チームのハートの中はもっともっと熱い、であります。
そんなエモーショナルなクライマックス。
皆さんも涙腺の緩みにご注意下さいね。

そして涙と言えば、映画の好評ぶり。
暖かいお言葉をいただいたり、「傑作」と観客レビューで褒めていただいているのを読むにつけ、本当に涙があふれます。
ありがとうございます!

未見の方は、このお盆休みにぜひ!
テレビのクライマックスとあわせて、盛り上がっちゃって下さい!!



 脚本:三条陸  監督:石田秀範




                       (文責・塚田英明)

Production Note

重力を支配するユートピア

加頭がユートピアに変身する時、周囲の人・ものが浮き上がりましたよね。
そう、ユートピアは自在に重力を操ることができるのです。
ものを落とし放題だった加頭さんはどこへいってしまったのでしょうか(笑)

最初の変身シーン。
浮き上がるのを表現するために役者には脚立に跨ってもらい、両サイドから持ち上げます。
亜実さんの後ろには板の上に乗った菅田君。バランスの悪さが実際の画面では逆に臨場感を持たせています。

二回目の変身シーン。
今度は撮影場所のスペースが限られているため、JAEさんに肩車をしてもらって浮き上がりを表現。大人を持ち上げるのって結構重たくて大変なのに、さすが屈強です。

最初の変身後、浮き上がった後に吹っ飛ぶところは、セットでの人体吊りによって表現。
冴子も・・・
フィリップも・・・
亜樹子も・・・
そして竜も・・・。

腰に器具を装着して、そこにピアノ線を通し、写真のようにカメラの写らないところから引っ張ることで浮き上がるように見せ、あとは役者が重心をうまく移動させることによって体を回転させたりするのです。みなさんあまり吊られたことがないという割に撮影はとてもスムーズに進みました。何故でしょう??それは、補助する側の助監督やJAEの方々が人体吊りのエキスパートだからです。現場での吊りはワイヤーを用いた撮影も多かった最終組ですが、役者さん達に負担をかけることなく、素早く準備を行い、的確な指示とアドバイスを送って撮影を円滑に進める彼らは、仮面ライダーのスタッフに欠かせない貴重な存在です。

しかしユートピアの特異な能力には圧倒されます。

これもピアノ線で上から吊ってます。激しいアクションは吹き替えを用意。翔太郎はJAEの渡辺淳さんが演じてくれました。

これはユートピアがアクセルと若菜を抱えて工場から外に飛び出すシーンに使われています。ちゅどーん!!とロケット発射さながらのスピード感でしたね。ユートピアは一挙手一投足が不気味でとにかく強そうに感じられるように、アクション・芝居がつくられています。
アクセルも、トライアルも力及ばすの、文字どおり最強のドーパントになりました。竜はかなりの重傷のようでしたね。。。


猛暑のサーキットでのバイクシーン

私の記憶が正しければ、この日、関東は梅雨明け。
照りつける太陽と、地面から沸き起こるすさまじい熱気の中撮影は開始。衣装がバイクスーツの亜実さんはかなり暑そうでした。真っ黒ですしね。
まずはバイクを含めた全身のカットを撮ります。
車の後ろに台をセッティング。いわゆるカメラカーと呼ばれるものですね。

続いて顔のアップ。

これは車の荷台にカメラをセッティング。先ほどカメラがのっていた台の上にバイクに乗っている風にみたてて役者を配置。
そして実際にバイクがコースを疾走している場面。

同じように荷台にカメラを乗せますがかなりのスピードで走るので、カメラがぶれたり倒れたりしないように、厳重に固定します。監督は助手席でモニターを見ながら指示・確認をします。

そして、いざ発進!
バイクとの距離を微妙に調節しながら(時速100キロ以上のスピードの中でのお話です笑)様々な角度から様々なサイズの撮影を行います。これは撮影後の編集を意識して、いろいろなバリエーションの映像を素材として残し、よりよい映像の可能性を探るためです。
実際の完成した映像を見るとリズミカルなカット割で疾走感溢れる必見シーンになってますよ~

にしても、冴子の趣味がバイクだったとは。。。。終盤にて驚きの新事実でした。


~今週のつぶやき~

ダブルも最終コーナーに差し掛かっていますが、役者陣の熱演が光ってます。

監督の熱心な演技指導に全力で答えるみなさんの演技に、要注目ですよ~


それでは皆様、来週もお楽しみに!!
(文責・望月卓)

「劇場版 仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」

「泣ける仮面ライダーはそうはない。
嘘だと思うんならみてごらんなさい」
by 園咲琉兵衛/寺田農
「今回の作品の出来は素晴らしい」とは、試写を見終わった直後の寺田さんのお言葉でした。
そして仮面ライダーを今まで見たことがない人に勧めて頂いているという話を聞いて本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

寺田さんだけでなく、既にご覧頂いた多くの方々から「普段仮面ライダーを見ていない人にも勧めたい」と言われると本当にありがたい気持ちになります。

小生も特撮、仮面ライダーというジャンルにあまり馴染みのない人にも是非見て欲しいと思っています。

「劇場版 仮面ライダーW FOREVER
AtoZ/運命のガイアメモリ」は
関わった全ての人の“愛”で出来ています。


テレビシリーズからのレギュラーキャストはもちろん、スタッフ、劇場版ゲスト全ての人が同じ方を向いて作品を作る。
当たり前のようでなかなかできないのですが、今作はまさに皆が同じ方を向き、作品作りを楽しんでいました。
その雰囲気は画に出ているのではないかと思います。
それぞれが持てる力以上のものを発揮した奇跡の作品。

漣くんは「仮面ライダージョーカーを作りましょう」と言い、木ノ本くんは「仮面ライダーアクセルを作りましょう」と言い、松岡さんをはじめとするNEVERの方々は「NEVERでスピンオフをやりましょう」とおっしゃって頂いています。
出演者だけでなくスタッフもまたWに呼んでください、Wの現場は本当に楽しかったです、と言ってくれます。
それぞれ思い入れを抱く部分は違っても、深く作品に関わって頂けるのが今回のWという作品の強みかな、Wは愛されてるなと本当に思います。

強く思い続ければ実現する、そのことを強く実感したのが昨年の冬映画MOVIE大戦にご出演頂いた吉川晃司さんの劇中曲「Nobody’s Perfect」であり今作の松岡さんの主題歌「W」です。
お二方とも出演者として作品に参加して頂いた縁で楽曲も作成して頂きました。楽曲提供ではなくWの世界観を深く理解して頂いた上で曲を作ってもらう。なんともありがたいことです。


そして、今回の劇場版では数々の方々に“友情出演”して頂いております。
テレビシリーズでゲスト出演して頂いた方に風都住人としてご参加頂きました。

第3、4話 ギャンブルにはまってやさぐれていた和泉優子役の妹尾友里江ちゃん

第5、6話 第2風都タワー開発予定地をめぐって命を狙われた政治家親子の楠原みやび役の川田希さん、あすか役の大村ららちゃん

第7話 闇の仕置き人に命を狙われた星野千鶴役の藤沢玲花ちゃん

第9、10話 スイーツに狙われたパティシエ親子の浅川麻衣役の乙黒えりちゃん、浅川勇三役の加藤満さん

第17、18話 翔太郎と霧彦行きつけの床屋・バーバー風のマスター役のあご勇さん、江草茜役の今野真菜ちゃん

第23、24話 フーティックアイドル編のジミー中田役の冨田佳輔くん、墨田ゆきほ役の中野公美子さん

第27、28話 井坂に狙われたマジシャン・リリィ白銀役の長澤奈央ちゃん、フランク白銀役の山野史人さん

第29、30話 ヒメカリンこと雪村姫香役の麻生夏子ちゃん、赤城教授役の西冬彦さん

第35話 井坂に狙われた風都野鳥園の島本凪役の和川未優ちゃん

短いシーンのために色々と設定を考えていたりして楽しんでくれました。
かく言う小生もちょっとした同窓会気分で懐かしくもあり再び撮影で会えて嬉しかったです。
短い撮影が終わってお別れの際には皆さん口々に「楽しかったです」「また呼んでください」とお声がけ頂きました。
う~ん、愛ですよ、愛!


【映画「仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」公式HP】
 http://www.w-gosei.com/


夏休みキャンペーン第一弾
「ヒーローが劇場にやってくる!!」


夏休みキャンペーン第一弾

「ヒーローが劇場にやってくる!!」

この夏、映画館に仮面ライダーWがやってきます!

あなたの街にも登場するかも・・・!?


8月16日(月)関東
シネリーブル千葉ニュータウン
成田HUMAXシネマズ
8月18日(水)関東
MOVIX昭島
MOVIX橋本
109シネマズグランベリーモール
TOHOシネマズ海老名
8月20日(金)関東
ワーナー・マイカル・シネマズ海老名
シネプレックス平塚
TOHOシネマズ八千代緑ヶ丘
ワーナー・マイカル・シネマズ千葉ニュータウン
8月21日(土)関東
MOVIXさいたま
ワーナー・マイカル・シネマズ浦和美園
MOVIX亀有
TOHOシネマズ西新井
中部
ワーナー・マイカル・シネマズ御経塚
ユナイテッドシネマ金沢
ワーナー・マイカル・シネマズ金沢
北海道
札幌シネマフロンティア
8月22日(日)関東
ワーナー・マイカル・シネマズ港北ニュータウン
109シネマズ港北
109シネマズ木場
TOHOシネマズ市川コルトンプラザ
エクスワイジーシネマズ蘇我
関西
ワーナー・マイカル・シネマズ草津
ユナイテッドシネマ大津
高槻ロコ9シネマ
中部
TOHOシネマズファボーレ富山
TOHOシネマズ高岡
8月28日(土)関西
あべのアポロシネマ
なんばパークスシネマ
梅田ブルク7
8月29日(日)中部
ワーナー・マイカル・シネマズ桑名
ワーナー・マイカル・シネマズ津
ワーナー・マイカル・シネマズ鈴鹿

※詳しいスケジュールは、各映画館の公式HPをご覧ください。
(文責・高橋一浩)

「ネット版 仮面ライダーダブル FOREVER AtoZで爆笑26連発」
絶賛配信中!!!

「Fの蛮行/強風なんだ!」
~霧彦の部屋 THE トークリベンジ~
ふうとくんの意外な技が炸裂!
   
 絶賛配信中の「ネット版 W」も8月20日(金)にあと1話の「霧彦の部屋 THEトークリベンジ」を追加更新すると全話配信コンプリートです。

 先週配信開始したものでは「~シュラウドの私が仮面ライダーアカデミーを開いたら・・・生徒亜樹子~」がダントツに視聴されてますね。やはり皆さん気になるのは映画にも登場する「ヤツ」でしょうか?(「現われたO/ヤツの名はオーズ」)
 「仮面ライダーアカデミー」では他にも映画で初登場する仮面ライダーが紹介されてます。
 仮面ライダーエターナル(「Eが呼ぶ危機/永遠を盗んだ男」)と仮面ライダージョーカー(「Jの追求/もうひとつの切り札」)です。
 ライダーの紹介シーンでは、黒バックでポーズを取るライダーにライトがキラキラ当たっていてすごく格好いいですよ。既に映画を観た方もこれから観る方もチェックしてみてくださいね!


【「W」スピンオフ公式HP】 http://www.w-gosei.com/netmovie/
【東映特撮BB】 http://www.tokusatsu.jp/rider_w_netmovie/
(文責・黒澤祐介)

WWは今週も更新!お聞き逃しなく!



http://windwave.jp/


(監修・塚田英明)

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