「翔太郎では……もう僕のパワーについて来れない?」
“おやっさん”こと鳴海荘吉を訪ねに来たコワモテ男・尾藤。
刑務所に十年間服役し、出たら会いに来いと荘吉に言われていたとのこと。
荘吉が死んだことを知り落胆する尾藤に、
翔太郎は「おやっさんのやり残した仕事なら俺の出番だ!」とつきまとう。
「半人前に用は無い」と早々に見抜かれるが…
一方、フィリップは気にしていた。
シュラウドは、フィリップにとって翔太郎は不吉な存在だと言っていた。
「もうあの男とは別れなさい」
それは一体どういうことなのか?
ハードボイルドを体現する“おやっさん”
鳴海荘吉にまつわる事件を軸に、
翔太郎&フィリップの関係に迫る重要エピソード!
鳴海荘吉。
映画『ビギンズナイト』で吉川晃司さんが演じた、あの“おやっさん”にまつわる
エピソードが登場です。
物語は、荘吉の友・尾藤が刑務所から出所してきたところから始まります。
「十年ぶりのシャバの風か」
仁侠映画なムードです。
尾藤を演じるのは、小沢和義さん。
渋い!
雰囲気ありまくりです。
そんなムードに乗せて描かれるのは、翔太郎&フィリップ、二人の関係。
直球ど真ん中の物語です。
前回シュラウドが「別れなさい」とか、不吉なことを言ってましたが、どうなっちゃうんでしょうか?
『風が呼ぶB』
重要エピソードなのであります。
そして、このエピソードを盛り上げてくれる仕掛けが一つあります。
先行して言ってしまいますが、
エピソード後篇(32話)では、な、なんと!
鳴海荘吉が歌う歌(!)がかかります。
『仮面ライダーダブル』の為に、あの鳴海荘吉が作ったバラードです!
感動必至!
今から楽しみです!
脚本:三条陸 監督:諸田敏