「じゃあ、ちょっくら行ってくるわ。
夢の世界に」
今回の依頼主は、目覚まし時計を持ち歩く女子大生。
曰く、夢の中に怪物が出てきて、それに掴まると二度と目を覚まさなくなる。
それが怖くて眠れない。
夢の中に現れるドーパントってこと?
調査に向かった翔太郎たちが、風都大学の研究室で出会ったのは、
マッドサイエンティストな教授。
特殊な装置を使って明晰夢(自分が夢を見ていると自覚出来る夢)の研究をしているという。
学生たちは実験台になり目覚めなくなったのか?
「ではそれを、我々にも使用させて貰えますか?」
翔太郎と竜が挑戦する。
さあ、夢の中で何が起きるのか?
夢の中なら何でもアリなのか!?
京都・大阪ロケ敢行の豪華エピソード!
ここんとこ“曲者”なドーパントがよく登場します。
「嘘をホントと信じ込ませる」
「人形を操る」
「透明になる」等々……
彼らは戦い的に強くはないんだけど、敵対すると非常に厄介な強敵です。あ、
「気象現象を操る」
正面から戦っても強くて超曲者なウェザー・ドーパントという方もいますね。
で、今回登場のドーパントですが、こちらも相当な曲者ですよ。
「他人の夢に入り込む」
そんな能力者であります。
有名なところでは『エルム街の悪夢』のフレディというスターがいますが、
いわゆる“夢怪人”の面白いところは、これに尽きます。
「何でもアリ」!
『ダブル』的には、どんな感じに何でもアリなのか?
それは見てのお楽しみ!
さて今回のエピソードは、日頃の高視聴率に感謝して(?)、
関西ロケ敢行の豪華スペシャル版であります!
京都と大阪で撮影してきましたーっ!
いっぱいある見どころの中で個人的に一番燃えるのは、
前篇では「江戸の町を爆走するハードボイルダー」!
なんだコレ?なシーンです。
田﨑監督が自身初という東映太秦映画村での撮影。
ノリにノッてます。
時代劇の町並みの中、仮面ライダーをバイクで走らせたのは、田﨑監督が初めてです!
また、キャストたちの姿を見ているだけで「ゾクゾクするね」です。
江戸時代の探偵と言えば岡っ引き、ということで、
十手が似合う翔太郎。
下っ引きのフィリップ。
おかみさんな亜樹子。
八丁堀の同心・照井の旦那まで、
みんな揃ってイイ感じであります。
渋いところでは、アクセルがドーパントと戦うアクションシーン。
コレは大阪某所で撮影したんですが、これもまたあまり見たことがないシーンになっています。
さあ、「何でもアリ」な魅力がギュッと詰まったエピソード『悪夢なH』。
貴方も夢の中へ、
夢の中へ行ってみたいと思いませんか? うふっふー♪
脚本:長谷川圭一 監督:田﨑竜太