「九条綾です。
本日づけで風都署超常犯罪捜査課に配属されました。
Nice to meet you」
ガイアメモリ流通組織に警察の情報を流す内通者がいると分かり捜査中の竜と真倉。
マークしていた捜査一課の氷室刑事が、ミュージアムの黒服たちと取引きする現場を押さえるが乱闘になる。
そんな中、口笛のメロディと共にドーパントが現れた。
「……溝口か? お前死んだはずじゃ!」
悪徳刑事を襲うドーパント。
その正体は死んだはずの溝口刑事なのか?
時を同じくして、超常犯罪捜査課にロス市警帰りの女性刑事が配属になった。
九条綾。
綾は、その溝口刑事の元同僚だった。
『ダブル』 ロサンゼルスでロケ敢行!?
美人の新メンバーに、真倉クラクラ
男ばかりでむさ苦しかった超常犯罪捜査課に、美人刑事が配属。
九条綾。
クールビューティであります。
演じるのは、木下あゆ美ちゃん。
最近では、怨み屋的なお仕事で(?)有名な彼女ですが、
特撮ファンには、『特捜戦隊デカレンジャー』のデカイエロー・ジャスミン役でお馴染みですね。
あゆ美ちゃんの刑事役は「その後のジャスミン」を彷彿させる凛々しさであります。
「ジャスミンはエスパーである」
と思わずナレーションをあてたい気分ですが、綾はエスパーではありません。あしからず。
その綾を「クールな女刑事役なら、ぜひ、木下あゆ美ちゃんで」と熱望されたのが、
『ダブル』初参戦の坂本浩一監督です。
坂本監督は、『パワーレンジャー』の監督・アクション監督・プロデューサーとして、
ロサンゼルスで、またニュージーランドで、大活躍されていた方であります。
僕にとっては、『魔法戦隊マジレンジャー』『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のオープニングのニュージーランドロケ等でお世話になり、その敏腕ぶりに感嘆し、黒沢直輔監督同様「いつか撮ってもらいたい」と熱望していた監督であります。
最近では、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の監督をされていました。
『仮面ライダー×仮面ライダー MOVIE大戦2010』と同日公開という運命の悪戯(?)もありましたが、坂本監督は光の国での活躍も素晴らしかったようであります。
監督は『パワーレンジャーS.P.D』も手掛けており、ひそかに(?)ジャスミンのファンでありました。
ニュージーランドの撮影所にはジャスミンのスチール写真(もちろん日本の…)が貼ってあったのであります。
今回のあゆ美ちゃん出演は、念願叶って、ということなのです。
そんなワケで、アクションをベースに世界を舞台に活躍して来た坂本監督が、モチベーション130%で、『ダブル』を撮ってくれました。さあ、どう料理してくれたのか?
御期待下さい!
あ、ちなみに劇中には、坂本監督が地元ロサンゼルスで特別に撮影してきてくれた映像も入っております。
図らずも『ダブル』初の海外ロケを敢行してしまったことになります♪
うーん。すごい?
また今回は、D-BOYS屈指の個性派(異端児?)中川真吾くん演じる真倉刑事の活躍回でもあります。
刃野・真倉のシーンは遊びシーンが多く、本筋と絡まないせいか、すごーく面白いのに尺の都合で編集で泣く泣くカットしてしまうことが多いのです(すみません!なだぎさん)。
ですが今回、真倉はメイン軸にバッチリ絡んでますので、そのヘタレっぷりがじっくり堪能出来ますよ!
いやあ、真倉刑事。愛しいキャラであります。
ということで、
新ライダー・アクセルこと照井竜の周りも賑やかになってきました。
見どころ盛りだくさんでお送りします、第21話。
お楽しみに!
脚本:長谷川圭一 監督:坂本浩一