東映ホーム > テレビ > スーパー戦隊VSシリーズ劇場

テレビ

スーパー戦隊VSシリーズ劇場

スーパー戦隊VSシリーズ劇場

BATTLE-FINAL
獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー(後編)
過去のあらすじ一覧

2010年12月26日(日)あさ6:30~

あらすじ

 究極の力とは、かつての最高の宇宙拳法使い・パチャカマックが宝玉に収めて地球に残したものだった。その末裔、パチャカマック12世は、惑星イスラにやってきたさくらの体を乗っ取って地球に飛来、ついにその究極の力を手にしたのだ。そしてその力により、地球上で破壊の限りを尽くそうとする。
 地球の拳法・獣拳を使うゲキレンジャーは、宇宙拳法を使う悪党を止めるために立ち上がる。さらに、さくらの体を人質にとられ手出しが出来なかった明石を中心に、ボウケンジャーの6人もゲキレンジャーと共に戦う冒険に参加する。
 だが究極の力を得たパチャカマック12世は、一筋縄では止まらない。12世に利用される理央とメレまでも巻き込み、戦いはついに宇宙へと展開していく!
 二大戦隊は果たして勝利できるのか!?

みどころ

 前編いかがだったでしょうか?さくらの体から姿を現した真の敵、彼こそがパチャカマック12世。そして後編、その凶悪な力に対し二大戦隊が力を合わせます。2007年夏の劇場版に現われた、あのスーパー合体ロボも再登場。「スーパー戦隊VSシリーズ劇場」最終回を盛り上げる、スケールの大きな熱い戦い、是非楽しみにして下さい!!

 さて、番組の終了にともない、このホームページも今回が最後の更新となる予定です。そこでHP筆者としての回想など、私ごとも混じるかもしれませんが少し書かせて頂きます。
 思い返せば、この企画が持ち上がったのが今年の初め。以前に書いたように、今までテレビ放送されたことの無いソフトがついに!ということでワクワクしつつも……10年以上も前の作品がどこまで受け入れて貰えるのか……良好とは言えない番組制作条件の中で、過去の作品名さえ知らない視聴者にも、ちゃんと魅力を伝える工夫をやれるのかどうか……などの不安もありました。
 しかし、スポンサー各社や東映ビデオをはじめとする関係各社の数々のご厚意、鈴村監督をはじめとする様々なパートのスタッフのシリーズへの愛と情熱、そして過去作のナビゲーターというちょっとだけ独特な役柄を面白がって頑張ってくれたゴセイジャーのキャスト……そういった方々のおかげで楽しい番組となり、思った以上の反響を頂戴することが出来ました。
 関係各位、そして応援して下さった視聴者の皆様には、厚く御礼申し上げます。

 ただ、そういった関係各社各位の頑張りもさることながら、この番組が沢山の支持を戴けた最大の理由はやはり、核となる作品「VSシリーズ」という映像ソフトの力であることは間違いありません。番組を作るために改めて通してVSシリーズを観る中で、そこに詰め込まれた知恵と工夫と愛の、分量と質の高さに圧倒されたものです。長期に続く映像シリーズの中で、これほどハズレのないクオリティを保っているものは、前例がないんじゃないでしょうか。
 筆者の話になりますが、私(日笠)がスーパー戦隊シリーズの企画製作に初めて深く関わったのは1999年のゴーゴーVでした。以後現在までに、8シリーズの戦隊でプロデュースに名を連ねさせて頂いてます。また当番組で放送されたVSシリーズ14作のうち7作でもプロデューサーをやらせて頂きました。そんな来歴は、このホームページを書くにはある程度適任だったのだろうとは思います。
 それでも、やはり自分が直接担当してない作品については、「撮影当時の日々の実情」や「制作陣が作品の背後に抱えた狙いや想い」といった部分に関して詳細までは知らず、或いは全作をジックリ鑑賞していたわけではないせいで微妙だけど重要な設定を把握してないようなことも(恥ずかしながら度々)あり。そんな中でこのページを書くにあたっては、担当作を飛び飛びの「点」として知ってるだけでなく、前後の作品もちゃんと理解した上での流れの中で把握する、といったことも考えざるを得ませんでした。その結果、半分は自分のために、スーパー戦隊の近十数年の流れを整理する、そんな作業にもなったように思います。
 当ページでスタッフの寄稿を紹介した回が、BATTLE-10以前とBTTLE-20以後に偏っているのにお気づきの方もいるかと思います。それは一つには、初期と終盤に筆者の担当してない作品が多く、中身のある文章を書けない、その未熟を補って貰う窮余の策だったりはするのですが(^^;)……しかし消してそれだけでもなく、シリーズを作った重要な方々の想いを直接の言葉で聞いてみたいと願い、そんな想いを少しでも残し伝えたいと思ったからでもあるのです。また、重要でなさそうなトリビアルな脱力系の話題だって、これはこれで作品の記録、作ってきた人々の存在の記録になるといいな、といったことをどこかで考えていました(←つくろって美化してる部分もありますがwwでも割と本気です)。
 ただ記事を書けば書くほど、VSシリーズの持つ魅力のあまりの密度に、さらに背後にある膨大な広さと深さを持つ戦隊世界の存在に気づくことにもなり。書ききれないことのなんと多いことかと溜息をつき。……私の拙い文章がその端っこだけでも紹介出来てるといいけど……うーむ。VSシリーズ劇場で昔の戦隊を知りたくなった皆さんは、やはりDVD等で作品そのものをご覧くださると嬉しいです。また、放送されたVSシリーズも、放送枠に収めるために各作品少しずつ、泣く泣くカットした部分があります。機会があれば是非、カットされてない元のDVDやビデオも観て頂ければと思います。

 そしてそんな不備だらけのホームページを読んで下さった方々、誠に有難うございました。また、当番組は首都圏以外では放送されてなかったわけですが、放送のない地域にも関わらずHPを読んでくださる人もいたようで、そんな方々にも深く感謝します。全国にお届けしたかった気持ちは山々ですが、この番組は時事的な内容や権利の問題等、そのままでの再放送等は難しい作りになってます。それでも、VSシリーズを望む皆さんの声が放送局に届けば、改めてもっと観やすい形での放送が(或いは劇場版VSシリーズの放送なども)して貰えるかもしれません。そんな日がくることも願ってます。
 皆さん、最後に重ねて、これまで「スーパー戦隊VSシリーズ劇場」を応援して下さいまして、本当に有難う御座いました!……有難う御座いましたああああああ!

 ………おおっと、だがさよならは言わないぜ!!………
 繰り返しますが、スーパー戦隊シリーズは終わりじゃありません。ゴセイジャーもまだまだこれからがクライマックス!!!戦隊は2011年もパワーアップに向けて突っ走り続けます!
 そしてVSシリーズも終わりじゃありません。次回後編を放送する「ゲキレンジャーVSボウケンジャー」が作られた後に、スクリーンに進出したVSシリーズは「ゴーオンジャーVSゲキレンジャー」「シンケンジャーVSゴーオンジャー」と、クオリティ保証付きの名作を送り出してきました。さらに今、新作の登場が目前に迫っています。1月22日公開の「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックON銀幕」、更なる傑作がまたまた誕生!劇場で君たちを待ってるぜ!
 “Super-Sentai VS-series forever!!!!”


データ

【獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー】
2008年リリースhttp://shop.toei-video.co.jp/shop/ProductDetail.do?pid=DSTD02775
脚本:荒川稔久/監督:竹本昇

【獣拳戦隊ゲキレンジャー】
初回放送:2007年2月~2008年2月 テレビ朝日系列にて
出演:鈴木裕樹・福井未菜・高木万平・三浦力・聡太郎・荒木宏文・平田裕香・伊藤かずえ、ほか

【轟轟戦隊ボウケンジャー】
初回放送:2006年2月~2007年2月 テレビ朝日系列にて
出演:高橋光臣・齋藤ヤスカ・三上真史・中村知世・末永遥・出合正幸・斉木しげる、ほか


(文責:日笠淳)

リンク

> テレビ朝日公式サイト
> 東映AG スーパー戦隊ネット
> 東映 天装戦隊ゴセイジャー

スーパー戦隊VSシリーズ劇場 放送は終了しました

キャスト

千葉雄大 さとう里香 浜尾京介
にわみきほ 小野健斗

スタッフ

鈴村展弘 野村次郎 柳澤和子 ほか

同じジャンルのコンテンツ

関連リリース