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テレビ

第12話

2009年2月19日放送

【脚本】  真部千晶
【監督】  森本浩史

 不動産管理会社の経営者・牧村茂が、池の浅瀬で頭を打ち死んでいるのが発見される。鳥居は牧村の名と、遺体のそばに破かれた記紙(香を聞き比べる時に使う紙)が落ちていたことに引っかかる。
 牧村茂は、7年前に自宅で何者かに殺害された資産家・牧村成一氏の息子だった。当時、茂は犯人を成一氏の後妻の多加子だと主張したが、多加子が当時通っていた香道教室の他の生徒が多加子のアリバイを証明、結局他の手掛かりも得られず、事件は迷宮入りしていた。
 鳥居と洋子は、多加子が通っていた香道教室を見学に行き、「源氏香」(香の香りを聞き分けるゲーム)を試してみる。香元が焚いた香を参加者は順番にきき、それを5回繰り返して記紙に5本の縦線を書き、同じ香りと思えるものを横線で繋いでいく。その記号の表「源氏香図」を見て、洋子は牧村茂の遺体のそばに落ちていた記紙に記された記号が、香図の一つ「空蝉」と一致することに気付く。
 そして鳥居は英楽堂で研修中の若い女性・渥美真理絵の名を聞いて、思わず彼女の母親の名前を質す。彼女の母親は渥美香織、7年前の事件で多加子のアリバイを証明した、香道教室の生徒だった…!?

ゲストキャスト

渥美香織・・・藤吉久美子
坂野法彦・・・菅原大吉
牧村多加子・・・久世星佳
渥美真理絵・・・金子さやか

みどころ

 今回は「源氏香」編です。ルールは上記の通りで、回答の一つ一つに、源氏物語のエピソードにちなんだ名称がつけられています。全部で52種類あるのですが、それぞれに込められた意味合いには、源氏の世でも現世でも変わらない、男女関係の機微が潜んでいる。ゲーム性の面白さや吉凶なども含め、まことに京都らしい雅な遊びです。
 作品中でも触れられていますが、「源氏物語」も併せて読んでいただけると(偉そう?)、今作の味わいも一層深まることと思います。

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