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京都人情捜査ファイル

DATA
テレビ朝日系にて毎週木曜よる8時放送
放送は終了いたしました。ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第1話 FILE1
2015年4月30日放送
全国各都道府県の警察には、犯罪による被害者やその家族を支えるため、犯罪被害者支援室が設けられている。
本来、支援室の人間に捜査権はない。
だが、彼ら「特捜班」は人知れず捜査し、事件の早期解決をめざす。
被害者と家族の心を救うために!




あらすじ

アパレルメーカーの社員食堂で毒物混入事件が発生。社員1人が死亡、6人が入院した。
犯罪被害者支援室の室長・仁美(演・松下由樹)は、戸隠(演・高橋克典)らに被害者たちの支援にあたるよう指示するが、奇妙なことに彼らは支援の申し出を拒否する。騒ぎを大きくしたがらないようなのだが、一様に何かを隠している様子。戸隠は不審に思う。
そんな中、亡くなった社員・藤川の通夜で、残された高校生の一人息子・駿(濱田龍臣)の心が壊れかけているのを感じる戸隠。
「知りたいんだろ? 誰がお父さんのこと殺したか?」
少年の心を救うため、戸隠は岩瀬警務部長(演・松平健)に秘密捜査“特捜支援”の許可をとる!




見どころ

 東映プロデューサー・塚田です。新番組『京都人情捜査ファイル』よろしくお願い致します! このホームページでは、毎話の見どころを書いていきたいと思います。初回なので、今回はやや全体的な見どころやら番組に対する思いなんかを書こうと思います。
ある日突然、犯罪に巻き込まれたら? 
……ホント怖いですね。犯罪に巻き込まれることは辛く悲しいことです。そして多くの場合、思いもかけないときに降りかかってきます。被害者は、事件があったことそのものが信じられなかったり、何をどうしたらよいのかわからなくなったりします。
 
知ってましたか? そんな犯罪被害者や家族のサポートをする警察組織が全国各都道府県にはあるんです。
犯罪被害者支援室です。
犯罪被害者支援室は被害者に寄り添い、「捜査や裁判はどのように進み、犯人はどのような手続きで処罰されるのか」「被害者が利用できる制度には、どのようなものがあるのか」といったことを教えてくれたり、親身になって色々な相談に応じてくれたりしています。

今回、このドラマを作るにあたって、実際の京都府警犯罪被害者支援室に取材させていただきました。ぼく自身初めて知ったことがたくさんありましたし、こういう組織が実際にあるということを、多くの人に知ってほしいと思いました。根本的な精神の部分からディテールのリアルさまで、モロモロのことをエンターテイメントのドラマという形にし、皆さんに楽しんでいただきたいと思います。
そんな“もっとも優しい警察官”犯罪被害者支援室を題材とした初のテレビドラマ、それが本作です。松下由樹さん演じる室長・吉崎仁美をはじめとした支援室員たちが被害者家族に寄り添うハートフルな人情ストーリーであります。

あ、「ふーん。お堅いマジメなドラマなんだ。しめっぽそうだね」って思いました? はい。そういう魅力が本作の魅力のひとつです。でも、マジメと同時にちょっとぶっ飛んだ魅力があるのが本作です。もうひとつ大きな柱、それが「特捜」パートです。
通常、犯罪被害者支援室の室員は事件の捜査はしません。ですが、高橋克典さん演じる主人公・戸隠鉄也は考えます。「被害者が一番求めているのは、事件の真相を知ることだ」と。松平健さん演じる警務部長・岩瀬厚一郎は戸隠に「捜査を以って支援となす」名づけて“特捜支援”を許可しました。かくして、戸隠率いる特捜班はそれぞれ特殊技能を活かして秘密捜査をしていきます。目指しているのは、『オーシャンズ11』的なスタイリッシュさと、『暴れん坊将軍』や『遠山の金さん』的な痛快娯楽時代劇のテイスト、その両立です。沢田完さんの素敵な音楽と共に躍動する、チームのカッコよさに浸ってください。

「犯罪被害者支援にまつわる人情ドラマ」であり、「特捜チームが活躍する痛快活劇」でもある。これが『京都人情捜査ファイル』です。
「面白いモノは異なるふたつのものがミックスした時に生まれる」その信念の下、日々、撮影しています。一粒で二度美味しいドラマをお楽しみ下さい!

 さて土曜ワイド劇場特別企画として4月25日(土)に放送された2時間スペシャルに引き続き、4月30日(木)はいよいよ本放送の第一話。
自由な社風のアパレルメイカーに潜む闇。被害にあった社員たちは一体何を隠しているのか? ちょっと現代的で社会派な題材に挑戦した「捜査パート」。
父親を突然亡くして自分を見失いかけた少年を支援する戸隠たちという「人情パート」。濱田龍臣くん演じる被害者家族の少年について、戸隠は仁美に「俺にはよくわかるんです。あいつのことが」と言います。戸隠は果たしてどういう支援をするのか? ちょっとスパルタだったりします。高橋克典さんの大人な熱演にご期待下さい!


(文責・塚田英明)



4月25日放送『京都人情捜査ファイル スペシャル』こぼれ話

<名作の予感>

うっすらと曇る京都の空。
前夜の雨の余韻を残した空気。
息がまだ白く、寒さが残る2月のある日。
『京都人情捜査ファイル』撮影がスタートしました!
「4月クールで本当に良かったよ。1月クールだったら、ずっと寒い時期に撮影しなきゃいけないからね」
という本作の主人公・高橋克典さんの言葉。
そうです。季節はこれから温かくなっていくのです。
昨年、個人的に一冬を京都の撮影で過ごしたので、身に染みる一言でした。

撮影初日は、戸隠が臨場、謎の赤い切れ端を発見するシーンから。
戸隠が、遺体を遠い場所から拝む姿。
実は、台本にはこのような事は一切書かれていません。
これは、兼﨑涼介監督の演出でした。
本来、捜査権のない犯罪被害者支援室の人間として、どう臨場させようか…。
かつ、ドラマとして戸隠の初登場シーンをいかに印象的に登場させるか…。
遠巻きから遺体を拝むという行為で、このドラマの主人公を象徴的に表現。
悩みぬいた上での、戸隠の初登場シーンでした!


「うまれた……」
モニターの前で、兼﨑監督がポツリと囁きました。
名作の誕生を確信した瞬間。
やはり一流にはワンカットで本能的に感じ取ってしまうものなのでしょうか?
歴史的瞬間の目撃者に…。
「このドラマ、いける」
と私も両手をぐっと握り拳に。
まさにガッツポーズをとる直前でした。
「……子どもが産まれました!」
克典さんを始めとするキャスト・スタッフから、監督に向かって発せられる「おめでとう」の言葉たち。
「へ……」
そう、産まれたのは、監督のお子さんでした。
そう言えば、クランクイン直前の忙しい時期、監督は奥様のいる病院へ足繁く通っていましたね。

私はそっと握り拳をほどき、拍手に代えさせて頂きました。
兼﨑監督、おめでとうございます(^^♪
この先、兼﨑監督の名作ドラマは何人兄弟が生まれるのでしょうか?
楽しみです!
勿論、『京都人情捜査ファイル』も、その中の代表的な一作になることは言うまでもありません。

(文責・井元隆佑)

PAST EPISODE 過去のエピソード

「放送後記」
ご視聴ありがとうございました
第6話「FILE6」
2015年6月4日放送
第5話「FILE5」
2015年5月28日放送
第4話「FILE4」
2015年5月21日放送

INFORMATION 番組情報

CAST
戸隠鉄也………高橋克典


吉崎仁美………松下由樹


清水安裕………尾美としのり

星野佳世………高部あい

花園健…………鈴木貴之

仲田周平………渡辺邦斗

加藤善浩………石丸謙二郎


岩瀬厚一郎……松平 健

STAFF
【脚本】吉本昌弘、李 正姫、松本美弥子 ほか

【音楽】沢田 完

【監督】兼﨑涼介、濱 龍也 ほか

【ゼネラルプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)

【プロデューサー】池田邦晃(テレビ朝日)、塚田英明(東映)

【主題歌】山下達郎「マイ・ガーディアン・エンジェル」(ワーナーミュージック・ジャパン)

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