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科捜研の女 season19

DATA
2019年4月18日~2020年3月19日放送
放送は終了しました。ご視聴ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第7話 消えたパンダの謎
2019年5月30日放送

榊マリコ(演・沢口靖子)・橋口呂太(演・渡部秀)・涌田亜美(演・山本ひかる)の3人は、
休暇を取って和歌山県・南紀白浜に1泊旅行に来ていた。
テーマパーク「アドベンチャーワールド」でパンダや他の動物たちを満喫していると、
家族旅行の少女・桃香(演・小南希良梨)を付け狙う怪しい男をマリコが発見する。
その男は、京都で強盗傷害事件を起こして逃走中の指名手配犯・新浜陽一(演・小柳友)だった!

マリコの向かうところ、事件あり!?
果たして新浜が桃香を誘拐し、和歌山県警は富田一課長(演・小宮孝泰)の陣頭指揮で南紀白浜一帯に捜査網を敷くことに。
和歌山県警捜査一課の“一匹狼”・熊谷馨(かおる)刑事(演・平岡祐太)と、マリコたち押し掛け科学捜査チームが、
富田に煙たがられる者同士、奇妙なタッグを結成する!
旅行客でごった返す観光地を巡って、消えた少女とパンダ(!?)を見つけ出せ!!


脚本 戸田山雅司

監督 兼﨑涼介

ゲスト

平岡祐太
小柳友
小宮孝泰
内野謙太
浜田晃
湖条千秋
北口ユースケ
小南希良梨
ほか

(文責・東映プロデューサー 谷中寿成)



みどころ

今回のテーマはずばり「マリコの休日」。
舞台はなんと、関西随一のリゾート、南紀白浜です。
碧い海に白い砂、温泉、海の幸、そしてパンダ!

今回も、脚本家・戸田山さんへの「無茶ぶり」は加速。
「パンダ」「和歌山県警とコラボ」「ノンストップサスペンス」
という奇想天外なオーダーに応えて、魔術師のごとく、
痛快エンターテインメントを紡いでくださいました。
前シーズンのクランクアップ打ち上げで、スタッフキャストと深夜まで盛り上がった翌日、
戸田山さんと制作チームは、車で3時間、南紀白浜へ。
そこで巡った名所をふんだんに盛り込んだのが今回の作品です。

「アドベンチャーワールド」のパンダ「桃浜」の名演技、
なかなか出会えないレアな特急列車「パンダくろしお」
(車体にパンダが描かれ、先頭部分がパンダの顔になっているキュートな列車です)
もさることながら、やっぱり一番のみどころは、マリコの休日ファッション。
いつもの「カッコいい」マリコとは一味違う、絶妙な可愛らしさをお楽しみください。

さて、そんな「かわいい」尽くしのマリコの休日ですが、
当然平穏無事に終わるわけはなく――
「もう1人のカオル」こと和歌山県警の熊谷馨(演・平岡祐太)刑事と新たなタッグを組み、
マリコは事件を追って疾風怒濤、南紀白浜じゅうを駆け回ります。
うーん、「マリコの休日」、それは矛盾概念かもしれません。

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)



【マリコの衝撃的ワンカット】

マリコ、動物園の旅。

さて、「科捜研の女」20周年メモリアルイヤーです。
2時間スペシャルではないのに、南紀白浜・宿泊ロケというのもメモリアル。
そんなメモリアルな撮影の場で、
沢口さんの発案により、
「衝撃的ワンカット」史に残るメモリアルなカットが誕生しました。

白浜の動物園「アドベンチャーワールド」にて、
フラミンゴの飼育スペースの前に立った沢口さん。
その時、アイディアが「降りてきた」のだそうです。
「マリコのフラミンゴポーズ」、満面の笑顔と共にお届けします。
必見です!

(文責・東映プロデューサー 谷中寿成)



第6話 こぼれ話

科捜研の女season19 第6話、いかがでしたでしょうか?
シリーズの定番ともなってきた「科捜研の女vs◯◯の女」編、今回の相手は「後妻業の女」でした。
正しく生きること、幸せに生きること、人の生き方は十人十色ですが、最後まで交わらないマリコと聡美それぞれの生き方が鮮やかに表れたラストシーン、めちゃくちゃかっこよかったですね。

後妻業の女・森聡美を演じてくださった鶴田真由さんのオールアップの日に雑談で率直に今回のこの役はどうでしたかと聞いてみたところ、マリコを「ブス」と呼ぶシーンを境に、聡美という人間がマリコというキャラクターに寄り添ったように感じたとお話ししてくださいました。

聡美が人格的に欠落した人間であることは間違いないが、マリコというのも完璧な正しさを求めるという意味では、実は聡美と同じように欠落した人間なんじゃないかと鶴田さんはおっしゃり、その点において二人には通底するものがあるように感じたそうで、それを感じた瞬間にぐっとマリコのことを好きになる自分(聡美)に気づいたそうです。二人が同じ横浜を故郷にしているというのも、実は本作の隠れた補助線だったのですね。。。

自分の欠落した部分に対する向き合い方が人それぞれの幸せを決めるのだとすれば、その欠陥を埋めようと必死に足掻く聡美も、その欠陥に目もくれず自分の正義を貫こうとするマリコも、大事なピースを失った似た境遇の人間なのかもしれません。
鶴田さんが雑談の最後に、もし二人が再会するとしたら、次はガラス越しになるのかな、と呟かれていたのが非常に印象的でした。青と赤が互いに振り向くことなく離れていく強烈なラストになりましたが、「愛される悪魔」こと聡美の再登場を私個人としてはどこかで期待してしまいますし、その際は聡美のバックボーンを描き失った欠片を少しでも拾ってあげたいなと、、、って、あれ、もしかして私いま騙されてますでしょうか?

ちなみにこの印象的なラストシーン、台本のト書きでは聡美の最後の台詞のあと「マリコと土門、そんな聡美の背を見つめて――」で終わっているのですが、内藤さんのご提案で背を向け合い去っていく両者という構図になりました!
最後まで、そしてこれから先も、マリコは真実を追い求め正しさを貫いてくれる、そんな強い意志が新緑に映え、ラストにして何かを予感させる画になったのではないでしょうか。

さて、猫の回(第4話)に続いてメガホンを取った西片監督、今度は犬の回、警察犬の登場でしたね!とても賢い警察犬で、迫真の芝居を見せてくれました。
警察犬の足跡追求で辿り着いた竹林で蒲原刑事と科捜研がテレビ電話をする場面がありましたが、竹林のほうでは石井さんご本人がセルフィーでビデオを回してくれました。OAではもちろん出ておりませんが、テイク中に変なツボにハマってしまい笑いを堪えるのに必死だった表情もご自分で撮られています(笑)

殺された被害者の前妻・森弘子役の姿晴香さん、その娘役の峰松布美さん、聡美の“ただの友達”金村太役・出合正幸さん、近所のおばちゃん・沢村市子役の町野あかりさん、スーパーまる先の現社長・猫手浩一郎役の国木田かっぱさん、そしてそれぞれ聡美と所縁のある関係者役の石田剛太さん、田所草子さんらドラマの端々で癖のあるキャラクターを演じてくださったキャストの皆さんもイキイキしていたように思います。
「自由にやらせてもらった」と監督自身も納得の演出で、後味ほろ苦くもテンポ感のある作品に仕上がっておりました。見逃した方は是非、配信でご覧ください!


次回は第7話 マリコたちが休暇で訪れていた和歌山で事件発生!鍵を握るのはパンダ!?そして、もう一人の土門刑事登場!? あらすじとみどころはページ上部からどうぞ!

(文責・東映プロデューサー補 山﨑雅人)

PAST EPISODE 過去のエピソード

INFORMATION 番組情報

CAST
榊󠄀マリコ ……… 沢口靖子

土門 薫 ……… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

佐伯志信 ……… 西田 健

橋口呂太 ……… 渡部 秀

涌田亜美 ……… 山本ひかる

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

STAFF
【ゼネラルプロデューサー】関 拓也(テレビ朝日)

【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日) 中尾亜由子(東映) 谷中寿成(東映)
【プロデューサー補】山﨑雅人(東映)

【脚 本】戸田山雅司 櫻井武晴 ほか

【音 楽】川井憲次

【監 督】森本浩史 田﨑竜太 ほか

【制 作】テレビ朝日 東映

LINK テレビ朝日公式サイト

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