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科捜研の女 17

DATA
2017年10月19日より毎週木曜よる8時放送
2017年10月15日(日)よる9時 2時間スペシャル放送!

EPISODE GUIDE

第5話 寄生する女
2017年11月16日放送

あらすじ

夜の展望台で、男女の遺体が発見された。
男性は今をときめくイケメンお笑い芸人・笹原バグ(演・牧田哲也)。
女性の身元は会社員の有村葉子(演・吉村泉)と判明する。
 
一部始終を見ていたのは、バグの恋人、渚佐麻由(演・黒川智花)。
展望台でバグと密会していたところ、突如葉子が現れてバグを刺殺。
そのまま葉子自身も飛び降り自殺をしたのだという。
やがてこの事件をきっかけに、普段大学で虫の研究をしている麻由は、
「目の前で恋人を奪われた悲劇のリケジョ」として一躍脚光を浴びることになる。
 
だがマリコ(演・沢口靖子)は、可憐な麻由が事件現場で一瞬見せた「微笑み」の意味が気になっていた。
さらに土門刑事(演・内藤剛志)の調べで、彼女と親密な男性が死亡したのは、これで3度目だということがわかる。
麻由は、悲劇を引き寄せてしまう女なのか、それとも――
 
脚本:戸田山雅司
監督:濱龍也
 
ゲスト:黒川智花
    牧田哲也
    寺井文孝
    加藤歩(ザブングル)
    ほか



みどころ

なぜだか男を次々と不幸にする女。
ミステリーのメインディッシュにはもってこいの題材ですが、
今回のメインゲスト、黒川智花さん演じる麻由はまさにそういう不幸引き寄せ体質の女です。
彼女と親密になった男が3人も、不慮の死を遂げているのです。
どんな妖気をふりまく女だろうと思いきや、麻由はとにかく清楚で可憐。
スカートは膝下、フレアー。黒髪。
でも世の中往々にして、こういう女こそ、逆に一番魔性なんですよね(偏見)
AP上浦ちゃんと一緒に女子あるあるを出動させ、
「こういう女が着てそうなのはこういう形のスカート」「こういう生地のブラウス」
などとすごい勢いで衣装選びに意見を言ったのを思い出します(笑)
 
さて、そんな彼女にとって3人目の男が、今回の殺人事件の被害者。
麻由の目の前で、ストーカーらしき女性に殺されてしまいます。
この彼が今をときめくイケメン若手芸人なんですね。
 
架空のお笑い芸人さんを描く、というのはなかなかハードルの高いものです。
今回のイケメン芸人・「笹原バグ」に命を吹き込む(死んでますが)ために、
何か一発ギャグを設定しようということになりました。
とはいえ、冒頭の現場検証のシーンで数秒紹介するだけですので、
「最短の秒数で」「キャラクターが伝わりやすく」「役者さんがすぐに会得できるような」、そして「くすっと笑える」一発ギャグを考える必要がありました。
最後の条件をクリアしたかどうかは視聴者の皆さまにゆだねますが、
助監督チームで一発ギャグコンテストをした結果、今回チーフ助監督を務めた小川さん(前シーズン「マリー姫」の回を撮った監督です!)の一発ギャグが採用されるはこびとなりました。
そのあたりも、ちょっとだけご注目ください。
(※詳しいコンテストの様子は、来週のこぼれ話で!)
 
そして、この「笹原バグ」の元相方の役として、
ザブングルの加藤歩さんに出演していただけたことも、大きな力になりました。
なんというリアリティ。
二人がかつて組んでいた「バグ&アント」というコンビは、
虫の扮装をしている設定なのですが、その似合うことといったら。
さらに、みなさんお馴染み、加藤さんの「あの名ゼリフ」も飛び出すかもしれません!
 
さて、麻由に話を戻します。
悲劇のヒロイン?魔性の女?彼女には、もう一つ別の一面があります。
我らがマリコさんと同じく「リケジョ」なんです。
大学で研究者をしていて、専門は虫。
虫は奥が深いです。
え、そんな方法で生き延びて、子孫を残すの・・?という驚きの虫の生態が登場します。
脚本家・戸田山さんは、そんな「虫の神秘」をただ紹介するだけではなく、見事にミステリーに絡めてドラマを紡ぎあげてくれました。
あ、こんな「科学とミステリーの融合」方法もあるんだな、と思わせてくれる異色作になったと思います。
是非ご覧ください。



【マリコの衝撃的ワンカット】

「くっつき虫」も虫の一種でしょうか。
 
今週のマリコさんは、くっつき虫。
宇佐見さん(演・風間トオル)の身体に両腕を回し、抱きついてしまいます。
そして、ぴったりとくっついたまま、動きません。
美男美女が抱き合う姿はロマンチックですが、
一ミリもロマンスに身を委ねてそうにないマリコの鋼鉄の表情が、
ちょっとシュールで最高です。
そして、その光景をまのあたりにした土門刑事の絶妙な表情がまた、たまりません。

(文責・中尾亜由子)



第4話 こぼれ話

♬科捜研の女 製作コンツェルト♬

<第一楽章 「殺人交響曲」>
今回、音楽の川井憲次先生に、この4話のために特別に2曲!書き下ろしていただきました。
殺人のトリックとして使われることとなった、海東柊一郎(演:長谷川初範さん)の代表曲『罪と罰』。
そして、バラードが得意な海東が手がけたもう一曲『エデンブルーのテーマ』。
 
『罪と罰』の曲構成については、発注の段階から、先輩の中尾亜由子Pが川井先生と相談を重ね、
「この辺りで最も重低音を響かせて、アロマキャンドルが動くように…」
「ここは3つの楽器のソロパートにして、〝3人の愛人のパート分け殺人〟の回想を描いていく場面に…」
など、まさに秒単位で画を想定しながら、殺人交響曲を作り上げていったのでした。
先週のみどころで表現されていた「衝撃の3分13秒」は、
実は川井先生にお願いした曲づくりの段階からとても緻密に、構成されていたわけですね。
 
ちなみに『エデンブルーのテーマ』は、エデンブルーという映画のテーマ曲という設定ですが、
現場では川井先生の音楽からインスピレーションを受け?映画のポスターもきっちり作られていました。
う~ん、まさにこういう映画、ありそう!なポスターです。
「必死で生きた最後の7日間」・・・一体何があったのか気になります。

そしてこれは、川井先生書き下ろしの2曲が入ったベスト盤。
ジャケットから滲み出る海東柊一郎(演:長谷川初範さん)のカリスマ感がやはりすごい!

ちなみに、海東が作っていた新曲『祈りの華』は、「科捜研の女」の劇伴としてすでに何度も使われている曲の一部分でした。
お気づきになった方いらっしゃいましたか?
アレンジを変えてさりげなく流していたつもりだったのですが、
沢口さんには、「どこかで聞いたことが・・」と早々と気づかれてしまいました。さすがです…!!
 
『祈りの華』を作曲しているときの海東のピアノの音は、
なんでもできちゃう先輩、中尾Pが事前にピアノを弾いて録音。
撮影ではこの音に合わせて長谷川さんに演じてもらい、本編でも中尾Pのピアノ音をそのまま使っています。

先輩、なんでも出来すぎです・・・!

<第二楽章 「写譜」>
劇中でも登場した野々宮樹(演:水橋研二さん)の膨大な「写譜」。
今回は、写譜師の仕事のシナハンから、写譜の製作、現場での監修、写譜シーンの手元の吹き替えまで、
すべて東京ハッスルコピーさんにご協力いただきました。
以前、音楽の川井先生とも何度かお仕事をされたことがあるとのことで、
今回も川井先生の書き下ろし曲を、とてもスピーディーに、美しく、写譜していただきました。
 
こちらがその写譜の1部分です。
私は音楽は全くだめなのですが、それでも「本当に上手な写譜は曲のインスピレーションが湧いてくる」というセリフ、
なんだか少しわかる気がします。
音符が浮かんでいるような、見やすくて、とても美しい楽譜なのです。

そして、これらの楽譜で挑んだ壮大なオーケストラのシーンは、立命館大学のオーケストラ部の皆さまにご協力いただきました。
ドラマではそう見ることはできないような、ダイナミックな演奏場面になっていたのではないかと思います。
皆さま、ご協力いただき本当にありがとうございました!

<第三楽章 「編集」>
さて、撮影が終わると、いよいよ編集です!
(私AP上浦のこぼれ話では、編集ルームは初の密着かもしれません!)
編集技師の米田さんが、いつもながら、いやいつも以上に、気合を入れて待ち構えてくださっていました。
実は米田さん、撮影が始まる前に田﨑監督との熱い杯を交わしていたそうで、
その際に「素材をたくさん撮ってくれれば、あとは編集でなんとかします!」と宣言。
実際に、監督はオーケストラのシーンでは意識的にたっぷりと素材を撮り、
バトンを受けた米田さんが、試行錯誤を重ねながら見事な演奏シーンに仕上げてくださいました。

音楽シーンや鑑定シーンではセリフがないため、編集の方法に縛りがなく、何パターンも試せるのだそう。
こうでもない、ああでもないと試行錯誤を繰り返しながら、
バチッ!と画がはまっていく瞬間が「楽しいてしゃあない」んだと仰っていました。
デスクに大量の楽譜を広げながら、演奏者のカットや海東が指揮するカットを分割画面で同時に流し、
何パターン、何十パターンも試していきます。

ひゃーすごい素材量!
確かに、こう見ているだけでももう何十通りの画の選び方があるのがわかりますね…!
そもそも私からすれば、各楽器の楽譜を読めるのがすごい・・・!
実は米田さん、学生時代に指揮者としての受賞経験があるんだそう。
なんと!まるでこの4話をやるためと言わんばかりの経歴じゃないですか!
…いや、ちょっと出来すぎじゃないですか(笑)!?
よく見ると、楽譜にはたくさんの書き込みがあるのがわかります。
すごい…。編集が米田さんで、改めてよかったです…!!

米田さん史上「最も時間をかけた」今回の編集。
『罪と罰』に合わせて、アロマキャンドルが動き始め「曲が殺した」真相を解いていく怒涛のクライマックスは、まさに圧巻、でした!!!
 
来週は、5話!どうぞお見逃しなく!

(文責・上浦侑奈)

PAST EPISODE 過去のエピソード

INFORMATION 番組情報

CAST
榊 マリコ …… 沢口靖子

土門  薫 …… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

橋口呂太 ……… 渡部 秀

涌田亜美 ……… 山本ひかる

佐伯志信 ……… 西田 健

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

STAFF
【ゼネラルプロデューサー】関 拓也(テレビ朝日)

【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日) 塚田英明(東映) 中尾亜由子(東映)

【監 督】森本浩史 田﨑竜太 ほか

【脚 本】櫻井武晴 戸田山雅司 ほか

【制 作】テレビ朝日 東映

LINK テレビ朝日公式HP

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