TV

科捜研の女 16

DATA
2016年10月20日より毎週木曜よる8時放送
放送は終了いたしました。ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第17話 完璧防犯システムの家
2017年3月9日放送

資産家の小田山老人(演・平岡秀幸)が殺害された。小田山は半年前に結婚したばかりの30歳以上年下の妻・浩乃(演・佐藤仁美)と二人暮らし。早朝の洗面所で何者かに後頭部を殴打されて殺害されたようだが、浩乃は自分が寝ている間のできごとで、何も気がつかなかったのだと話す。
 
土門刑事(演・内藤剛志)の調べによると、浩乃の夫が結婚後まもなく突然死したのは、今回が初めてではなかった。
前の夫も結婚して半年で死を遂げていたのだ。
相次ぐ夫の死が偶然だと思えない土門に対し浩乃は、「どうせすぐにくたばる夫をわざわざ殺す必要はない」と言い放つ。
 
一方マリコ(演・沢口靖子)は、小田山家の厳重な防犯システムが気になっていた。
小田山老人は生前、警備会社と契約。
大きな庭や外壁には防犯センサーが張り巡らされ、いたるところに設置された防犯カメラの映像は24時間、センターで監視されている。警備会社の社長・秋月(演・石橋保)は、殺人事件が起きた小田山家に施されたこれらの防犯システムを「完璧な防犯システム」だと豪語し、「第三者の侵入は不可能」と断言する。
 
だとすると、今回の犯行はやはり家の中にいた妻、浩乃によるものなのだろうか。
本当に、外部から小田山家に侵入するすべはひとつもないのか。
「完璧」と謳われた防犯システムを検証するマリコだったが、巧妙に仕掛けられた犯人の罠に落ち、囚われの身となってしまう――
 
榊マリコ最後の事件。
物語は慟哭のラストを迎える。
 
 
監督 森本浩史
 
脚本 真部千晶

ゲスト

佐藤仁美
石橋保
大寶智子
土屋シオン
平山咲彩
ほか




みどころ

先週、バスジャックに遭って土門さんをはじめ周りのメンバーにたくさん心配をかけてしまったマリコ。
ラストシーンで
「無茶をしなくなったら榊マリコじゃない」
なんて言われていましたが、その通り。
早速今回も懲りずに無茶をして、
その結果とある場所に「監禁」されるという、最大級のピンチに陥ってしまうのです。
 
さて、今回殺人事件が起きたのは「完璧な防犯システムの家」。
この小田山家、とにかく豪邸です。
ぶ厚い石塀の上にそびえたつさまは、まるで城のよう。
お庭も広く、家の中には地下室や、なんとエレベーターまで。
こんな家に住んでいたら厳重な防犯システムを敷きたくなる気持ちもわかります。
 
外部のいたるところに備え付けられたセンサーとカメラが、侵入者を感知。
特にカメラなんて、人の動きを追ってレンズの向きが自動的に回転する優れもの。まるで優秀なロボットのように侵入者を見つけます。
 
その映像を24時間スタッフたちが監視しているのが、秋月社長(演・石橋保)ひきいる「ゼルクホームセキュリティ」。広い監視室に設置された多数のモニターに、膨大な防犯カメラの映像が届くようになっているんです。
この体制だったら秋月社長が「完璧な防犯システム」「第三者の侵入はありえない」と断言するのも納得ですね。
 
・・・と思いきや、納得していない人が1名。
はい、我らがマリコさんです。
「本当に完璧な防犯システムなのか、検証してみるわ」
なんでも自分で検証してみないと気が済まないマリコは、小田山家の中を調べるのはもちろんのこと、秋月社長の部屋まで乗り込んでいったり、借りてきた防犯映像を食い入るように見つめたり、いつもながらその捜査は徹底的。
ですが今回は、最終回にふさわしく敵もなかなか巧妙で、そんなマリコを罠にかけてしまうのです―――
 
さて、この「完璧な防犯システム」に立ち向かっていくマリコですが、そこにもう一人、難敵が現れます。
この世界一安全な砦、小田山家に守られて暮らしていた、被害者の若い妻・浩乃。
殺された夫より30歳以上も年下で、しかも半年前に結婚したばかり。夫が殺されたというのに平然として涙も見せず、不敵な態度を見せます。
さらに、今回の結婚は二度目だったそうですが、一度目の結婚でも30歳以上年上の夫が結婚後間もなく亡くなっているのです。まるで偶然が重なりすぎているようですが、表向きは病死とされ、彼女が夫を殺したという証拠はなにひとつなく、前回も今回も夫の死には「寝てて気付かなかった」と証言。
 
このまさに「後妻業の女」といったふぜいの悪女を演じてくださったのは、佐藤仁美さん。
「感じ悪い女」を演じたら天才的な佐藤さんに、制作チームは満場一致でラブコール。
厚かましさ、大胆不敵さ、正直さ、狡さ、見え隠れする愛らしさ。
そして、そこで愛らしいと思ったら痛い目に合うような、冷酷さ。
悪女キャラの持つあらゆる要素を見事に体現したお芝居は天下一品でした。
夫を殺したんじゃないか、と疑惑をぶつける蒲原刑事に彼女が投げ掛ける、嘲るような一瞥が見事です。
殺ったのか、殺ってないのか。
最後まで読めないこのキャラクター。
 
人を食ったような態度のこの女に、捜査陣は不快感や反感、戸惑いを覚えます。
でも、マリコだけはいつもと変わりません。
聞きたいことを単刀直入に聞く。
させたいことを遠慮なくさせる。
 
今回、被害者の小田山老人は後ろから丸い置物で殴られたのですが、
マリコは彼女に凶器と同じ形状のバレーボールを持たせ、被害者と身長が同じだったというだけで巻き込まれた不運な蒲原刑事をその前に立たせて、
「後ろから(蒲原刑事を)思いきり殴ってください」
と指示。
容疑者本人に、殺害の再現実験をさせてしまったわけです。
これにはさすがの浩乃も、苦笑い。
マリコの側には、「犯行を再現させて、反応を見てやろう」という計算はありません。
かといって「彼女の無実を晴らしてあげたい」という正義感も人情も、ありません。
マリコのものさしは、科学だけ。
悪女であろうが、聖女であろうが、マリコにとって今の彼女は実験と考察の対象であり、マリコが信じるのはその結果導き出された真実だけなのです。
だからマリコはとっても公平。そこがまた、非常に魅力的です。
 
さて、そんな凛とした我らが主人公・マリコが、大変な窮地に陥る最終回。
「ああ、本当に最終回なんだ」と思わせるような仕上がりになっています。
どうか、最後まで見守ってください。




今週の「マリコの衝撃的シーン」

ぐるぐる巻きに縛られ、床に転がされ、監禁されているマリコ。
敵の罠に落ち、囚われの身になったマリコは美しいですが、悲しいほど無力。
手も足も縛られていては、さすがのマリコも身動きがとれません。
同じピンチといっても、いきいきと犯人に質問し、鑑定しまくっていた前回のバスジャックとは、かなり様相が異なります。
次第に衰弱していくマリコには、そんなに時間も残されていないようで――
 
榊マリコ最後の事件。
お見逃しなく。

(文責・東映プロデューサー中尾亜由子)




第16話こぼれ話

16話、いかがだったでしょうか!?
 
マリコさん、乗り込んだバスがバスジャックされてもなお、やっぱり鑑定をしていましたね。
科学を信じるマリコさんは、どこへ行っても何が起きても絶対にその姿勢を崩さないのです。
今までは最新機器での技術を駆使して、微細な証拠から犯人への手がかりを見つけ出してきたマリコさんですが、
今回マリコさんが科学に使った道具は、とっても身近なものでした。
ブルーベリージャムでつくるリトマス試験紙、入浴剤と割り箸を使ったペットボトルロケットなど。
材料はどれも簡単に手に入るものばかり。
だってバスの乗客がたまたま持っている程度のものですから。
これは真似できそうです。
ついに簡単にマリコさん気分を味わえる機会がやってきた…!
 
マリコさんに憧れるこのAP上浦(文系)がやらないわけがありません。

鑑定してみましょう。

ブルーベリージャムでリトマス試験紙をつくってみます。
まずはブルーベリージャムを紙にぬりつけて・・・

これだけもう、赤色リトマス試験紙はあっさり完成!
 
武部可奈子(演・小川菜摘さん)のように、前日手に消石灰がつく機会はありませんでしたので、身の回りで石灰が使われているものを探しますと・・・
 
ひょっとして…
 
ありました!実は歯磨き粉にもその成分が含まれています。
(※歯磨き粉の種類にもよります)
 
さっそく手に歯磨き粉を塗りつけます。

毎日使う歯磨き粉ですが、手に歯磨き粉を塗り込むのは、人生で初めてです。
 
そしてペタり!

あれ、全く色の変化がみられません。
おかしい…変わらない…マリコさんになれない…
 
調べてみると、ブルーベリージャムをよーく染み込ませたほうがよいとのこと。
 
再度ジャムを塗りつけて、ドライヤーで乾かす作戦にでます。

要は、このブルーベリージャムによって赤色リトマス試験紙になるわけですから、
より強いアルカリ性があれば反応がよく分かるはず!
と今度はお部屋用の消臭スプレーをふきつけます。
消臭スプレーの主な成分はエタノール。アルカリ性です。
 
違いがわかるよう、手のひらには消臭スプレーを吹き付けて、
指は歯磨き粉をまたベタりと塗りました。

そして再度ぺたりとやったところ…

なんと、見事に変色しています!気持ちいい!
手のひらのエタノールのところは濃く緑になり、
指の歯磨き粉の部分も薄く緑になりました。
 
これにてなんとか、鑑定終了です。
 
ちなみに本番に使われた、
武部可奈子の手が乗せられたブルーベリージャムのリトマス試験紙は、
シリーズ助監督宗野さんが実際に手に消石灰を塗り込んで作ったものでした。
見事に緑色に変色していましたね!
 
ただ消石灰をそのまま塗ると手が荒れる可能性もあるので、
皆様も身近にあるアルカリ性のもので実験してみてください!



ペットボトルロケットを飛ばします。

用意したのは、
炭酸水のペットボトル(水のペットボトルだと強度が弱いため炭酸のものを使います)、発泡性入浴剤、割り箸、ビニール袋、セロテープ。
 
ちなみに劇中では、
・炭酸水のペットボトルは、サラリーマンの江上(演・少路勇介さん)の持ち物
・発泡性入浴剤は、アパレル店員の由真(演・矢野優花さん)の持ち物
・割り箸&ビニール袋は、ラーメン屋店長の倉森(演・鈴木貴之さん)の持ち物
そしてテープはマリコさんが薬箱からゲットしていたものでした。
 
残念ながら、いや幸運なことに、バスジャックには遭っておりませんので自力で手に入れました。
といってもどれもコンビニで簡単に手に入ります。

まず、マリコさんを見習って、スーパーの袋を割り箸に巻き付け、テープでとめます。
これでペットボトルロケットの栓が完成!

撮影所の開けた場所に移動します。
炭酸水が有り余っているので、とりあえず飲んで3分の1程度にまで減らします。
(外で飲む必要は爽やかさ以外に特にありません)

いい具合に減らしたら、

発泡性入浴剤を入れます。砕く手間がないため、粒状のものがオススメです!

入れるや否や,シュワシュワと勢い良く発泡が始まります。
ペットボトル内の空気の圧を高めるため、急いで割り箸の栓をして、構えます。
準備は万端!いよいよです!
 
気分は完全にマリコさん。

のはずが。

…。あれ? 漏、漏れてる。

むっちゃくちゃ漏れてる・・・。
ジュワー!シュパパー!ジュジュジュ!という謎の音を立てながら、
割り箸の栓のところから発泡入浴剤のいい香りをさせた炭酸水が漏れまくります。

なにこの音!怖い!どうしたらいいかわからない!
マ、マリコさん教えて!これいつ飛ぶの!!??というか飛ぶの!?
マリコさんになりきるつもりが、完全にへっぴり腰でパニックです。
 
道は遠かった。この漏れ方は尋常ではない。もう諦めよう。
そう思っていた矢先、
 
唐突に発射!

ブシュンッ!!と一瞬にして舞い上がるペットボトル。
予想以上のスピードと距離です。
瞬きする間に空を飛んで着地しました。
赤い印のところが飛んだ後のペットボトル。飛距離約20メートルです。

どうなることかと思いましたが、なんとか飛んで一安心!
だったのですが…。さ、寒い。
 
それもそのはず、写真を見ていただければわかるように、
漏れている炭酸水を浴び続けたばかりか、噴射の際に炭酸水feat発泡入浴剤をかぶりまくってしまい…

袖もこんな感じに。
そして1日中、発泡入浴剤の匂いをさせながら過ごすことになりました。
 
ここで思い出す、かっこいいマリコさんの姿。

あ!よく見たら、ちょうど逆噴射の水をかぶらない姿勢になっているではありませんか。
同じ道具を使っていてもこの差…。
遠き道をまた思い知らされました。
 
皆さん、ペットボトルロケットをする際は気をつけてくださいね。
もし発射させるときは必ず人のいない場所で、できれば発射台をつくってから飛ばすのが安全です。
 
来週は、ついに最終回です!

(文責・東映プロデューサー補 上浦侑奈)

PAST EPISODE 過去のエピソード

INFORMATION 番組情報

CAST
榊 マリコ ……… 沢口靖子

土門 薫 ………… 内藤剛志

風丘早月 ………… 若村麻由美

宇佐見裕也 ……… 風間トオル

藤倉甚一 ………… 金田明夫

日野和正 ………… 斉藤 暁

相馬 涼 ………… 長田成哉

橋口呂太 ………… 渡部 秀

涌田亜美 ………… 山本ひかる

蒲原勇樹 ………… 石井一彰

佐伯志信 ………… 西田 健

STAFF
【ゼネラルプロデューサー】関 拓也(テレビ朝日)

【プロデューサー】藤本一彦(テレビ朝日)、藤崎絵三(テレビ朝日)、塚田英明(東映)、中尾亜由子(東映)

【監 督】森本浩史、田﨑竜太 ほか

【脚 本】戸田山雅司、櫻井武晴 ほか

【制 作】テレビ朝日、東映

LINK テレビ朝日 公式サイト

NEWS ニュース

ページ上部へ

  • ©テレビ朝日・東映