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科捜研の女 16

DATA
2016年10月20日より毎週木曜よる8時放送
放送は終了いたしました。ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第13話 似顔絵の女
2017年2月9日放送

京都市内でデイトレーダーの男(演・西村匡生)の刺殺体が発見された。
犯人につながる決定的な手掛かりに欠ける中、
事件当夜、現場付近に一台の外車が停まっていたことが判明。
状況から見て、この外車に乗っていた人物が犯人を目撃している可能性があると考えたマリコ(演・沢口靖子)は、
土門刑事(演・内藤剛志)とともにその外車の持ち主、佐々木一郎(演・住田隆)を訪ねる。
 
はたして佐々木は、「事件現場の方向から駆けてきた女を見た」と証言。
さらに女は凶器と推定されるハサミを手に持っていたという。
土門刑事は早速、最寄の所轄署に似顔絵捜査官の手配を指示。
だがいつもの担当者は非番で不在。代わりに似顔絵担当として現れたのは、似顔絵を描くのは12年ぶりだという総務部の八幡未知(演・中原果南)だった。
 
未知は佐々木の目撃証言にしたがって、女の似顔絵を完成させる。
だが似顔絵を見た佐々木が「50%位しか似ていない」と話したため、
この似顔絵を公開して捜査するには至らなかった。
50%しか似ていない――それは12年もブランクがある未知の実力不足によるものなのだろうか?
だが日野所長(演・斉藤暁)によれば、かつて未知は非常に優秀な似顔絵捜査官だったのだという。
だとしたら、似顔絵が似ていないのには何か別の原因があるのだろうか?
 
やがてマリコはこの「50%の似顔絵」に隠されたあるトリックに気が付くのだが――
 
 
脚本:瀧川晃代
 
監督:濱龍也

ゲスト

中原果南
梶原ひかり
村岡希美
住田隆




みどころ

今回のテーマは似顔絵捜査。
似顔絵捜査には色々なパターンがありますが、真っ先に思い浮かぶのが、事件の目撃者や被害者から顔の特徴を聞き出して、犯人の似顔絵を作成するケース。
今年の「科捜研の女・正月スペシャル」でも、犯人の「目だけの似顔絵」が事件を解くカギになっていました。
そういえば「警視庁捜査一課・9係」では、田口浩正さん演じる矢沢刑事が似顔絵捜査の手腕を発揮していましたっけ。
犯人の似顔絵が完成すると、刑事たちがそれを携えて聞き込みに行ったり、
似顔絵を公開して貼り出すことによって市民から情報が集まったり。
刑事ドラマではある意味おなじみともいえるこの似顔絵捜査ですが、あくまで人の「印象」に働きかけるという意味では、とてもアナログな捜査方法。
マリコの行う「科学捜査」とは、対照的な方法のように見えます。
だからこそ、「科学」と「似顔絵」がコラボレーションしたら、何が生まれるのか?
今回は、「科捜研の女」と「似顔絵の女」が相対するお話です。
 
「似顔絵の女」として似顔絵捜査を担当するのは、中原果南さん演じる総務部の八幡未知。
今シーズンのテーマの一つである「マリコVSスペシャリスト」の流れで、マリコがスーパー似顔絵捜査官と火花を散らすのか?
と思いきや、未知さん、なんだか押しが弱い。
「いつもの担当者が非番で私は代役です」
「急を要するってことだったんで仕方なく」
などとかなり後ろ向き。
そもそも似顔絵じたい、12年も描いていないというのです。
・・・とかなんとか言って、描きだしたらどうせスゴいんでしょ?
と思いきや、完成した似顔絵を前に
「あなたが見た記憶の中の犯人が100%だとしたら、この似顔絵は何%の出来ですか?」
と聞かれた目撃者の佐々木さん(演・住田隆)は困惑しながら、
「50%位かなぁ…?」
と。うーん、だいぶ「微妙」っていうことですね。
 
そんな感じでかなり頼りない未知ですが、ここでかつての彼女のことを知る人物が。
日野所長です。彼は15年前、似顔絵捜査官としてバリバリ働く彼女と、そして彼女の描く似顔絵を目撃していました。
所長は「うまい似顔絵っていうのはああいう絵だと思ったね」と絶賛。当時彼女の描いた似顔絵には、寄せられる情報も多かったのだとか。
やっぱり未知は、すごい「スペシャリスト」だったようです。
 
でも、だとしたらどうして、未知の描いた似顔絵は50%しか似ていなかったのでしょうか?
12年のブランクのせい?
そもそも、どうして12年も似顔絵を描いていなかったのでしょうか?
たくさんの謎が霧のように立ち込める中、マリコは「科学」を武器に、これらの謎を一つ一つ解き明かしていきます。
やがてマリコが辿り着く、ある「似顔絵トリック」とは?
そして、やっぱり只者じゃなかった「似顔絵の女」・未知が見せる、「見たことのない似顔絵捜査」の技とは――?
やっぱり今回も、見ごたえのある「マリコVSスペシャリスト」編に仕上がりました。
 
ちなみに今回、ドラマの中には5~6種類の似顔絵が登場するのですが、
それぞれの似顔絵にドラマがあり、それぞれに違う感情が乗っています。
そのうちのひとつが、マリコの似顔絵。
どんな経緯で登場するのかは見てのお楽しみですが、
この似顔絵、とってもそっくりで、今にも動き出しそうなほど・・・
美術スタッフ渾身のこれらの似顔絵も含めて、どうかお見逃しなく。




今週の「マリコの衝撃的シーン」

夜空の下、車の座席から外に放り出されたマリコ。
開いたドアからズルズルとずり落ちた上半身を夜の公園の路面に横たえ、
脚は車内に残ったまま。
それなのに、新手のエクササイズか?と思えるほどに落ち着き払ってこの妙なポーズを保っています。
 
マリコの奇行に磨きがかかった今回のワンシーン。
なぜこんなことになったのか、その理由はドラマを見ればわかります。
理由がわかると納得できるような、いやむしろマリコの変人っぷりが際立つような、そんなシーンです。

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)




第12話こぼれ話

12話、いかがでしたでしょうか!?
京都の美しい花街の情景とともにお送りした12話ですが、今回は、ちょっと大人な香りのするお話だったのではないでしょうか!?

ゲストの方々も、クラクラするような色気で…!
兵藤刑事を演じる佐野史郎さん、兵藤刑事の幼馴染の勝呂伊津子を演じる藤吉久美子さん、お茶屋の女将の中里美智絵を演じる芦川よしみさん、舞妓のまり枝を演じる森田涼花さん。
改めて見てもそうそうたるキャストの皆様ですが、いやあ、みなさん色っぽかったです。
 
脚本家の戸田山さんから、今回の舞台は花街で、節分お化けを題材にというご提案をいただいてから、台本から醸し出される大人な空気感にずっとドキドキしていました。
週の大半は京都撮影所にいるものの、新米APの私上浦は、ディープな京都など知る由もなく。
舞妓さんになってみた友達の写真はよく見たことがあっても、本物の舞妓さんがいるお茶屋さんなど行ったこともありません。「スイだのイキだの言われても」それこそ判りません。
ですから、えぇ、もちろん行きました! 取材!(こんな楽しい思いばかりしていていいのでしょうか…!)

<お茶屋「河よ志」さんにて粋な取材>

メンバーは脚本家戸田山さん、濱監督、製作担当田中さん、先輩の塚田P中尾Pと私。
シナハンに行かせていただいた「河よ志」さんは、宮川町にあるお茶屋さんです。
日本家屋が立ち並ぶ、美しい花街。京都へ遊びに来てもあまり行くことのない花街の雰囲気にドキドキしました。
営業前のお昼間、私たちの取材に快く応じて下さり、花街独特の言葉の遣い方、お茶屋の席での会話は口外しないというルール、舞妓さんの毎日のスケジュール(朝から夕方まであるお稽古と夜からのお仕事で超ハード!)、そして舞妓さん芸妓さんの外出時は携帯の使用を禁止していること、節分お化けでの仮装についてなど、知らないことばかりの花街のルールを詳しく教えて下さいました。(もちろん取材で教えて下さった内容は、脚本家の戸田山さんががっつり台本に盛り込んで下さいました!)
今回お茶屋のお席に上がるのさえ初めてだったので、正直こんなちんちくりんが花街の敷居を跨いでもいいのだろうかと体をこわばらせて向かいましたが、優しく気さくな女将さんが迎え入れて下さり、中はとっても寛げる雰囲気でした。「自分の家のようにくつろげるように」という花街の気配りのためか、不思議とまた帰ってきたくなるような空間なのです。私もお茶屋さんに通えば、兵藤刑事のような粋な大人になれるでしょうか? 歳を重ねてお金を貯めて、花街に当たり前のように通う粋な大人な自分の姿を思わず妄想していました。
お席の横にはプロ野球選手のサインボールなど、いろんな方のグッズが置いてあり、なるほどこういった方がお茶屋さんによく来るのね! と、かなり興味深かったです。(皆、色気のある方ばかり!)
しかしどなたのグッズが置いてあるかは無粋な気がして言えません。気になる方はぜひ「河よ志」さんでチェックしてみてください!

<持道具吉田さんによる粋な小道具>

今回は簪(かんざし)がたくさん出てきました。
佐野史郎さん演じる兵藤刑事が、藤吉久美子さん演じる伊津子さんに渡した思い出の簪。そして、殺人のきっかけとなってしまった、盗聴器が仕込まれたまり枝とまり乃の簪。
まり枝とまり乃がつけていた「えらい大きな玉」にはがっつり盗聴器が仕込まれていたわけですが、この盗聴器が仕込まれた簪はもちろん「科捜研の女」の持道具スタッフの手作り。
どう作るのだろうと思っていたら、ちょうど簪が盗聴器を仕込まれている現場に出くわしました。
現場でスタッフ&キャストから大人気の持道具スタッフの吉田さん、通称よっさんです。

ほうほう! と興味津々に覗いていたら、よっさんからなんと驚きの発言が。
「この玉の部分は釣りの“浮き”を使ってるんやで。」

なんと! 確かに京都の街中に出た際に簪屋さんを覗いてみたりしましたが、盗聴器を仕掛けられそうな特大サイズの玉がついた簪はそう売っているものではありません。
そこで、浮き! ナイスなアイデアですね! サイズもぴったり!
浮きを赤く塗った後、二つに割って中に盗聴器を仕込み、閉じなおしているのだそう。
まり枝ちゃん、まり乃ちゃんがつけていた大きな玉の簪、まさか浮きで作られていたとは思いませんでした。

よっさんの粋なアイデアで、まり乃さんがつけているところもとても自然に見えますね!
 
 
キャスト、スタッフの粋な心意気が詰まった12話でしたが、
このお話を通して『粋』がほんの少しだけ分かるような気がしたマリコさんも、このお話でまたほんの少し大人な女性になったのかも知れません。
そんな大人なマリコさんのスチールを特別にご紹介! スチールマン入江さんによるナイスショットです!
寡黙で切なげで、なんだかいつもと違った粋な空気をまとうマリコさんにドキドキ。

それにしても来週からまたマリコさんと土門さんのペアに戻ると思うと、ものすごく安心します。
だって粋な色っぽい兵藤刑事のことですから、もう一週間土門さんが出張に行っていたらうっかりマリコさんを口説くかもしれません。
…いや思い返せば、若干口説いてました。小間物屋のシーンで。
マリコさんのことを、「磨けば光る玉」と…! だめです! しかも肩に手置いてる!

ただマリコさんだけを見ていれば、たとえ何週間土門さんが出張に行っていようが、そんな無粋な心配は必要ないのかも? とも思います。
だってラストで帰ってきた土門さんを見たときの、マリコさんのあの満面の笑みを思い出してください!
あのマリコさんの満面の笑みが何を語っているか。
これ以上の説明は無粋とやらになるのでしょう。
 
土門さん、おかえりやす!
 
 
ちなみに、明日2月3日は節分です。
京都へお越しの際は、ぜひ皆様、佐伯本部長のようにおしゃれなコートとマフラーを着て節分お化け見学へ行ってみてくださいね!
お忍びで行きたい際は、防犯カメラに頭が映り込まないよう、くれぐれもお気を付けください(笑)

(文責・東映プロデューサー補 上浦侑奈)

PAST EPISODE 過去のエピソード

INFORMATION 番組情報

CAST
榊 マリコ ……… 沢口靖子

土門 薫 ………… 内藤剛志

風丘早月 ………… 若村麻由美

宇佐見裕也 ……… 風間トオル

藤倉甚一 ………… 金田明夫

日野和正 ………… 斉藤 暁

相馬 涼 ………… 長田成哉

橋口呂太 ………… 渡部 秀

涌田亜美 ………… 山本ひかる

蒲原勇樹 ………… 石井一彰

佐伯志信 ………… 西田 健

STAFF
【ゼネラルプロデューサー】関 拓也(テレビ朝日)

【プロデューサー】藤本一彦(テレビ朝日)、藤崎絵三(テレビ朝日)、塚田英明(東映)、中尾亜由子(東映)

【監 督】森本浩史、田﨑竜太 ほか

【脚 本】戸田山雅司、櫻井武晴 ほか

【制 作】テレビ朝日、東映

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