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科捜研の女 16

DATA
2016年10月20日より毎週木曜よる8時放送
放送は終了いたしました。ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第12話 京都花街殺人事件
2017年2月2日放送

製薬会社の部長、安住(演・柴田善行)が他殺体で発見された。
臨場するマリコ(演・沢口靖子)だったが、土門刑事(演・内藤剛志)の姿が見えない。一週間、東京に出張中なのだという。
そこに、爪楊枝を口にくわえてふらりと現れたのは、捜査一課の兵藤刑事(演・佐野史郎)。
お座敷遊びに精通し、何よりも「粋」を重んじる兵藤は捜査方法も型破り。
マリコの検視報告を最後まで聞こうとせず、自由気ままな行動をとる兵藤だったが、独自の観察眼で、被害者が殺害当夜お座敷遊びをしていたことを見抜く。
 
宇佐見(演・風間トオル)の鑑定の結果、被害者の着衣に残っていた鼈甲(べっこう)が、折れた玉かんざしのかけらであることがわかる。兵藤の推察通り、被害者は舞妓や芸妓と会っていた可能性が高い。
 
マリコは胃の内容物から、被害者が訪れていたお茶屋を特定。ここで働く舞妓のまり枝(演・森田涼花)は被害者のことを覚えているようだが、女将の美智絵(演・芦川よしみ)に口止めされ、それ以上のことを話そうとしない。
 
だがマリコの調べによって、被害者はお茶屋を出た後、スナック「かつ綾」に足を運んだことが判明する。
「かつ綾」を営むのは、元芸妓の伊津子(演・藤吉久美子)という女性。
被害者がここを訪れたはずだと言うマリコに対して白を切る伊津子だったが、この店の常連だという兵藤の問いかけに、事件の晩のことを語り始めるのだった。
 
あの晩、スナックで、お座敷で、何が行われていたのか。
そして、折れた玉かんざしは誰のものだったのだろうか。
さらにマリコは、兵藤が隠すある秘密に気が付いてしまい――
 
 
脚本 戸田山雅司
 
監督 濱 龍也

ゲスト

佐野史郎
藤吉久美子
芦川よしみ
森田涼花
金井良信
西田健




みどころ

大変です。マリコの大事な相棒、土門刑事が留守です。出張で一週間、京都にいないというのです。
ですから今回の「京都花街殺人事件」、マリコは土門刑事と一緒に捜査することができません。
困ったときの「ねえ、土門さん」
気付いちゃったときの「ひょっとして…土門さん」
犯人がわかったときの「これは……もしもし、土門さん!」
今回は全部、できません。
マリコの鑑定の腕は鈍ることなく、相変わらず事件に向かってまっしぐらですが、それでも捜査の大事な局面ではきっと土門刑事の不在を大きく感じたに違いありません。今回もまた、ずいぶん難事件ですから、なおさらです。
 
その一つの要因となるのが、土門刑事にかわって捜査に参加する兵藤刑事(演・佐野史郎)。
この兵藤刑事が、かなりの曲者なんです。
殺人現場に、爪楊枝をくわえて登場。
マリコの検視報告も「みなまで言うな」ときちんと聞かず、「大事な捜査情報です」と食ってかかる蒲原刑事(演・石井一彰)には、
「お座敷遊びでも肝心なんは、流れを読むことや。最初からがっついて飛ばすと、もてへんぞ」と飄々と言い放つ。
被害者の胃の内容物の鑑定結果をつきつけて聞き込みをしようとするマリコに対しては「粋(スイ)の判らんやっちゃなぁ」と一言。
そう、この兵藤刑事は「粋」を何よりも大事にする人物のようです。
 
日野所長(演・斎藤暁)によれば、兵藤刑事は京都の花街に精通し、お座敷遊びにも顔が利く。だから佐伯本部長(演・西田健)にも重宝がられる存在なんだとか。脚本家の戸田山さんならではの魅力的で洒脱なこのキャラクターを、佐野史郎さんが男の色気たっぷりに演じてくださいました。
捜査会議にもろくに顔を出さないようなアウトローな兵藤刑事ですが、この「遊び慣れてる」ところが今回の捜査には役に立ってきます。
マリコが真っ正面からぶつかっても口を割ってくれなかったスナックの美人女将・伊津子(演・藤吉久美子)も、兵藤刑事が入ってきたとたん「お帰りやす」と表情をほころばせ、大事な情報を話してくれるのです。
兵藤からしてみれば、マリコは空気を読まず、言葉を選ばず、真実をズバズバ追求する、無粋な女。
そういえば、いつだったか枯山水を見ても、まったく理解できなかったことがありましたっけ。
でも兵藤刑事は兵藤刑事で、マリコの確かな鑑定の腕には一目おいているようで。
「無粋な女」マリコと「粋な男」兵藤、なかなかいいコンビになるのかも……?
 
と思いきや、そう簡単にはいきません。
兵藤刑事、ただの変人ではすまないようで、何か大きな秘密をかかえているようです。
捜査の相棒に疑念を抱かなくてはいけない、これはマリコにとって難しい局面です。
そんなときこそ、「もしもし、土門さん」
 
…といきたいところですが、そうもいきません。
さて、この難事件、マリコは無事解決することができるのでしょうか。
 
今回の舞台は、京都の花街。
京都の情景の美しさをふんだんに盛り込み、芸妓さんが仮装して練り歩く「節分お化け」という夜のお祭りも描いています。兵藤となにやらイイ雰囲気のスナックの女将・伊津子をはじめ、お茶屋の女将(演・芦川よしみ)、被害者はひいきにしていた舞妓(演・森田涼花)と芸妓(演・寿美乃)…艶やかな女たちの織り成すドラマにもご注目ください。
 
最後にひとつだけ、安心してください。
土門さんもちゃんと登場しますよ。
なぜなら兵藤刑事は土門さんとも顔なじみ。
「けったいな女に会えるかもしれないぞ」とマリコのことをほのめかし、「蒲原と組んでやってくれ」と兵藤刑事に頼んだのは、他ならぬ土門さんなんですから。
そんな土門さんも出張から帰ってきてびっくりの事件展開になっていくわけですが…そのあたりも含めて、どうぞお見逃がしなく!




今週の「マリコの衝撃的シーン」

マリコと兵藤刑事、かんざし屋さんでの聞き込み中。
不意にマリコの頭に手をやり、有無を言わさずその髪にかんざしを挿す兵藤刑事。
鏡に映ったマリコの顔を見て一言。
「ほう、案外磨けば光る玉かもな」
 
…壁ドンを超越する「粋」なプレイ。
ちょっと驚いたようなマリコの表情が、たまりません。
「土門さんは、それでいいわけ?」
いつぞやの早月先生のせりふが聞こえてきそうなワンシーンです。
土門さん、早く帰ってきて…‼

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)




第11話こぼれ話

ボンソワール、皆様!
11話、いかがだったでしょうか!?
レストランって、本当にいろんなサービスがありますよね。
お値段重視で安めのランチを食べる際はサービスはあまり気にしていませんが、例えばおばあちゃんの誕生日や、勝負デート、プロポーズ、親戚の集まりなどなど、ここぞという時に行くレストランでは、やはりお料理だけでなくサービスも気になります。
ずいぶん前から予約して、張り切った格好をして、皆で少し緊張しながらレストランに行くのだから、美味しいお料理と一緒に最高のおもてなしを受けたいもの。
 
今回は、そんなおもてなしのプロでありレストランにおけるサービスの最高責任者、「メートル・ドテル」の羽田野(演・葛山信吾さん)が主人公でした。
脚本家の真部さんから「レストランを舞台にして、おもてなしのプロ=メートル・ドテルをメインゲストとしたお話に」というご提案があったとき、
メートルドテル・・・・。聞いたことない・・・・。
皆頭を捻って、遠い記憶を手繰り寄せたりしてみましたが、ちゃんとしたレストランってなかなか行く機会がなく、メートル・ドテルさんの存在ですら、皆ほとんど知りません。
えらいこっちゃ! これは一大事です!!!
これでは説得力のある台本になりません。
台本をつくるにあたり一流のおもてなしを知っておく必要がありました。
とっておきのサービスをしているレストランで、とっておきのお料理を食べる必要がありました。
本当に、必要があったんです!!!(科捜研の女、参加してよかった・・・!)
 
ということで、来たぞ!! シナハン!!!!!!!
今回はしかも、とてもスペシャルなシナハンです!!!!!
早速、脚本家の真部さんと森本監督、塚田P中尾Pと私、上浦で、銀座にあるフレンチの名店・ESqUISSEさんに伺うことになりました。
 
秋晴れのすがすがしいお昼どき、皆ジャケットを着て、張り切って銀座に参上。
ESqUISSEさんの店内は、思いの外ウッディで、爽やかな日光が差し込み、カーテンがサラサラと揺れる、柔らかでアットホームな雰囲気でした。
後で聞いたところによると、内装はシェフの出身地のコルシカ島をイメージしているのだとか。
席に着いた時に、グレーのスーツを着た男性が、とても優しくて人懐っこい笑顔でやってきました。
今回取材させて頂く、メートル・ドテルの高橋淳一さんです。
めっちゃ自然体で親しみやすい雰囲気!!
ビッシーーーー!!! となでつけて固めた髪に、ビッシーーーー!!!と着たスーツという印象で構えていたので驚きました。
そして塩顔のイケメンでした。
 
テンポよく出してくださる、それはそれは美味しいお料理をたっぷり食べながら、
(いただいた美味しいお料理達は、真部さんが「被害者の胃の内容物にあったもの」のリストに入れてくださいました(笑))
メートル・ドテル、高橋淳一さんにおもてなしの極意をがっつり教わりました。
これがなかなか、勉強になることばかりなのです。

<高橋淳一さん流 メートル・ドテルのおもてなしHOW TO>

おもてなし① お客様には過度に緊張させない
張り切ったレストランに行く時は、やはりとても緊張するもの。
メートル・ドテルのおもてなしは、お客様の緊張を解くところから始まります。
笑顔は穏やかに。お客様を緊張させるものであってはなりません。
店の雰囲気はカジュアルに。
服装に関しても、高橋さんはカジュアルなスーツを選び、あえてネクタイも締めずに、とてもリラックスした格好をされるそう。
とにかくお客様に緊張を与えずくつろいでいただけることが第一、なんですね。

おもてなし② お客様にはドレスコードで恥をかかせない
「やばい、突然誘われたからジャケットを着ていない!」
「ドレスコードで追い出されるかも! お店で注意されたらどうしよう!」
そんな心配はご無用です。もし忘れてしまったら、知らなかったら、仕方がありません。
そんなお客様に恥をかかせないことが何よりも大切。
ですからお店側からドレスコードはあえて言及していないそう。
お客様自身が気になっている場合は、入り口でジャケットを貸し出す場合もあるそうです。

おもてなし③ お客様の関係性を即座に読み取るべし
お客様がどういった関係で、何を目的としてこのレストランへ来たか。
会社の付き合いか、プライベートか、お忍びデートなのか・・・。
お客様の関係性や大まかな情報は、着席されてからウェルカムドリンクを注ぐ間に、お客様の一挙手一投足に注目して、だいだい分かっておく必要があるそうです。
というか、メートル・ドテルの目にかかればすぐに分かってしまうものなのだそう。
このエピソード、土門が「緊張を強いられる職業」の人であることを着席直後には羽田野が見抜く、というシーンに生かされました。
最初にお客様の関係性を見抜いたら、あとはその関係性によっておもてなしを多種多様に変える必要があります。
例えばお料理の説明も、二人だけの世界を楽しんでいる熱々なカップルや、込み入った話をしている会社仲間などには、長い説明をせずに、一言で「牛フィレ肉のステーキです」という簡単な説明で終わらせるのだとか。
こちら、中尾Pが先週書いていました ね!
確かに、お料理の説明ってワクワクしますが、長いとかえって変な空気になることもありますよね・・・。
特にデートのときは・・・(笑)

おもてなし④ お客様それぞれに合ったおもてなしをすべし
高橋さんがおもてなしをしてきた人たちは、一般の方からスポーツ選手、官僚の方、はたまた当時の現役首相まで! 本当に様々。
日本のトップがずらっとひと部屋のテーブルに集まられたこともあるそうで・・・!
そんなときも肩肘張らず、いつも通り穏やかでくつろげるおもてなしをされているそう。
時にはゴージャスなお客様と海外旅行へご一緒し、向こうでご飯をつくって振る舞い、いいレストランをリサーチしてアテンドすることまであるそうで・・・!
おもてなしというのは、レストランのテーブルの上だけでなく、あくまでお客様との間にこそあるものなのですね。

高橋さんのおもてなしで、たっくさんお話を聞かせていただいた後、撮影ではまた別のレストランで、おもてなしをいただきました。
土門さんとマリコさんがデート!? をしていたレストランの撮影が行われたのは、京都にある老舗フレンチの名店・ボルドーさん。
ロケ地を貸してくださるだけでなく、出してくださるお料理の提供まで、本当につきっきりでご協力いただきました。
撮影でおじゃましているのにも関わらず最高のおもてなしてをいただき、ありがたくてたまりません。
撮影後にはお礼を兼ねて、森本監督と録音部のスタッフと訪問させていただき・・・(またおいしいもの食べに行ったのか!)
最高級の食材で作る、最高級のフレンチに舌鼓を打ちつつ、銀座のESqUISSEさんとは違った京都弁でのアットホームなおもてなしを受けながら、夜は更けていったのでした。
お客で来たジョージ・ルーカスが即興で描いてくれたという「ボルドー」のロゴも見せてもらいましたよ!

両店ともに、名店中の名店。
東京にお住いの方は「ESqUISSE」さんに、関西にお住いの方は「ボルドー」さんに、ぜひぜひ行ってみてください!
きっとどちらも、一流のおもてなしが待っています!

では最後に、私からのおもてなしはこちら・・・。
ボルドーさんの、牛フィレ肉のソテーのお写真をおすそ分けします。
その他のお料理は美味しすぎて即食べてしまい、なんとか正気を取り戻した時に撮った渾身の1枚です。
幸せな気持ちが少しおすそわけできましたか!?
おもてなしどころか逆に飯テロ? でしょうか。
人をもてなすって、なかなか難しいですね。
これを読んでくださっているのが夜中でないことを願います。

それにしても、「科捜研の女」本当に参加できてよかった・・・・!!!!
 
次週は京都の花街でのお話です。
土門さんが出張中に、何やら粋な刑事がやってくる・・・!?
絶対にお見逃しなく!

(文責・東映プロデューサー補 上浦侑奈)

PAST EPISODE 過去のエピソード

INFORMATION 番組情報

CAST
榊 マリコ ……… 沢口靖子

土門 薫 ………… 内藤剛志

風丘早月 ………… 若村麻由美

宇佐見裕也 ……… 風間トオル

藤倉甚一 ………… 金田明夫

日野和正 ………… 斉藤 暁

相馬 涼 ………… 長田成哉

橋口呂太 ………… 渡部 秀

涌田亜美 ………… 山本ひかる

蒲原勇樹 ………… 石井一彰

佐伯志信 ………… 西田 健

STAFF
【ゼネラルプロデューサー】関 拓也(テレビ朝日)

【プロデューサー】藤本一彦(テレビ朝日)、藤崎絵三(テレビ朝日)、塚田英明(東映)、中尾亜由子(東映)

【監 督】森本浩史、田﨑竜太 ほか

【脚 本】戸田山雅司、櫻井武晴 ほか

【制 作】テレビ朝日、東映

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