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科捜研の女 15

DATA
春スペシャル2016年4月17日(日)よる9時放送
放送は終了いたしました。ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

最終話 絶対に捕まえる女
2016年3月10日放送

専門学校生の原千夏(演・大善沙紀)を自殺に見せかけて殺害した容疑で、凶悪犯の工藤貴志(演・岡田義徳)を検察に送致することが決まり、事件解決を迎えた科捜研のメンバーは互いの手柄を称えながら鑑定書を整理していた。
 
工藤はその三週間前にも同様の手口で望月達也(演・東山龍平)を殺害したとして逮捕されていたが、検察でアリバイを自供して不起訴処分となり、釈放されていた。このアリバイは工藤が出入りする暴力団に頼んででっち上げたものではないかと思われたが、それを証明するすべもなく忸怩たる思いをしていた科捜研にとって、今回の「原千夏殺害事件」における工藤の送致は感慨深いものがあった。
 
その送致の決め手となったのは、被害者の着衣や体表から採取された微細証拠。粘り強い鑑定の結果、それが工藤のものだと証明することができたのだった。
だが鑑定書を整理するうちに、マリコたちはそれらの物証を採取した覚えのある人間がいないことに気づいて愕然とする。現場で着衣や体表からの証拠採取にあたったのはマリコ、相馬(演・長田成哉)、亜美(演・山本ひかる)の三人だけのはずなのだが…
さらに同じく鑑定後の整理をしていた宇佐見(演・風間トオル)からも、その証拠のひとつに関して、決定的な「矛盾」が報告される。
 
――証拠が捏造された可能性がある!
 
すぐに被疑者の送致を止めるべく、マリコは土門刑事(演・内藤剛志)と藤倉刑事部長(演・ 金田明夫)に報告する。思い返せば、これらの物証を科捜研に届けてきたのは落合刑事(演・池上季実子)であった。落合が証拠を捏造したのだとすれば、原千夏の死の真相を、そして工藤がこの件に関わっているのか否かを早急に再捜査する必要がある。
 
ところが、マスコミからの非難を恐れた佐伯本部長(演・西田健)はすぐに工藤を釈放してしまう。だがその翌日、工藤に婚約者の望月達也を殺された真奈美(演・福田沙紀)が京都府警に現れ、とある証言をする。それは、工藤が原千夏の事件にかかわっている可能性を大きく示唆するものだった。京都府警はまた犯罪者を野放しにしてしまったのだろうか。
 
一方でマリコは落合の同僚、山崎刑事(演・飯田基祐)の協力で落合による証拠捏造の可能性を追究。とどまることを知らない落合刑事の暴走に危惧を抱きながら、一連の事件の真相究明に向かって奔走する。その先に恐ろしいものを見ることになるとは知らずに――。

(文責・東映プロデューサー補 森田大児)

■みどころ

無事事件解決か、と思いきや、なんとも不穏な空気で終わった前回の放送。
続きが気になって仕方がなかった皆様、大変お待たせしております。
次回は最終回。ここですべての謎が解き明かされます。
もちろん前回見逃した方にも楽しんでいただけるような構成、内容になっていますのでご安心ください。
 
なんといっても気になるのは、「死神」落合佐妃子刑事の正体。
本当に彼女は証拠を捏造したのでしょうか。だとしたら、なんのために――?
最終回ではそのあたりの真相が描かれるだけでなく、彼女にまつわる衝撃的な展開が待っています。
思えば今シーズン第1話でも捏造した資料をマリコに渡した佐妃子。
決して悪びれることもなく、第3話、そして正月スペシャルと「手段を選ばない」やり方で暴走してきたのでした。
でもこの間の12話ではマリコとの二人きりの「女子会」で犯人逮捕につながる情報を教えてくれたばかり。「楽しかった」なんてめずらしく打ち解けた笑顔まで見せていたのに・・・
一体彼女は何を考えているのでしょうか。
そして一連の事件とどうかかわっているのでしょうか?
どうか皆さまも、最後までマリコと土門と一緒に「死神」に翻弄されてください。
 
岡田義徳さん演じる「ゲス男」の顛末からも目が離せません。
前回サブタイトルで「絶対に捕まらない男」と銘打ちながら、結局彼は最後に送検されてしまったわけですが、物語はそう簡単には終わりません。ちなみに今回のサブタトルは「絶対に捕まえる女」ーーそれが誰のことなのかは放送を見てのお楽しみですが、絶対に捕まらない男vs絶対に捕まえる女の熾烈な攻防戦。必見です。
 
もうひとり、物語の鍵を握るのは福田沙紀さんが演じる松井真奈美。前回冒頭で自殺に見せかけて殺害された男性の婚約者です。彼女は今回、とある重大な「証言」をします。その「証言」をめぐってマリコと対峙するシーンがあるのですが、それぞれの想いがそれぞれの大きな瞳に燃えるように映し出されていて、見ごたえ充分。ご期待ください。
 
さらに正月スペシャル以来、飯田基祐さん演じる山崎刑事も登場します。落合佐妃子と同じ組対三課に所属し、蜂に麻薬を探知させたあの「宅配便集積所」にも同行しました。このままだと業務に支障が出てしまうと抗議する宅配便会社の従業員と、聞く耳を持たず強硬な態度を示す佐妃子。(従業員たちは善意で協力してくれているのに!)
その間に立って戸惑いながらも、常識的な判断で佐妃子を諌めようとする姿が印象的でした。あんな先輩を持つと大変だろうなと全国の中間管理職の皆様の同情を禁じ得ないキャラクターだったわけですが、今回はそんな山崎刑事の違う一面を垣間見ることができます。
 
ただ、やっぱり今回の一番の見どころは、我らがレギュラー陣だと思います。
ひとりひとり、ものすごく「いい顔」をしているーーそれが、私が初めて映像を観たときの一番の感想でした。皆の表情から、この2クールの間やってきたことが、その歴史が、色々な想いと戦いとが、匂い立ってくるのです。
この最終回、事件は前回のエピソードとつながっていますが、二転三転する事件展開にひたすらわくわくしながら進んでいった前回とは、かなり味付けの違う一本になっています。今回は、前回のすべての謎を解きつつ、そして新たに衝撃的な事件も描きつつ、濃厚な情のドラマをお届けします。それも、ベタベタした甘さのない、ストイックで、清廉で、それでいて熱い、美しい情のドラマなんです。
 
思えば一昨年の「科捜研の女」シーズン14の放送が終了したころから、脚本家の櫻井さん、戸田山さんを中心に打ち合わせを重ね、最終回までの構想を練ってきた今回のシーズン15。第1話からの各エピソードは、この最終回からの逆算で作られた部分もあるんです。
 
スタッフ、キャスト、気合十分で作りました。どうか「科捜研の女」シーズン15。最後まで、見届けてください。

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)

■こぼれ話

キャストの誕生日には似顔絵ケーキでお祝いするというのが、チーム『科捜研の女』のパターンです。先日、亜美役の山本ひかるちゃんの誕生日(2/28)と蒲原刑事役の石井一彰くんの誕生日(2/29 うるう年!)を合同でお祝いしました。
こういう誕生祝いって、いつも大体サプライズでやります。当人にはちょっと遅れてセットに入ってもらって、入るやいなや「♪ハッピーバースデートゥーユー」ってビックリさせるんです。でも今回はふたり合同でやりたい。なので、いつもより凝った仕掛けを考えました(企画立案は、助監督・西片くん)。
 
まず「台本には無いエキストラカットを撮り足します」としました。その内容は「マリコ・土門・宇佐見・日野所長・相馬がテーブルの上に置いてある鑑定物を取り囲んで見ているところに、蒲原と亜美が外から遅れてやってきて、その鑑定物を見てすごく驚く」というもの。で、テストの時は本物の小道具でやっておいて、本番の時はそれをバースデーケーキに差し替えます。芝居をしようとテーブルの上を覗き込んだひかるちゃんと石井くんは自分の誕生日を祝うケーキを見てビックリ。そんなドッキリ大作戦です。(あ、ちなみにケーキの似顔絵は今回、塚田が描きました。何パターンか描きましたが、最終的には上手く表情をとらえられたかなと自画自賛。※写真参照)

もちろん事前に作戦の旨は共演者・スタッフ全員にこっそり伝えてあります。鑑定物は台本に登場しているものですし、このエキストラカットの撮影があることは当日の撮影予定表に(あたかも本物の撮影があるかのように)記載していますから、ひかるちゃんも石井くんも何も疑っていません。
 
さあ、作戦スタートです。本当の撮影同様、兼﨑監督が演出を説明してから、まずテストです。見ると、内藤さんがノリノリで「遅いぞ、お前ら。ちゃんと仕事しろ!」とアドリブで芝居を追加してくれています。完全に真顔です。でも、ちょっとやり過ぎなようにも見えます。土門さん、なんであんなに怒っているんだ?一方の沢口さんは笑いをこらえているようにも見えます。二人にバレないかヒヤヒヤします。
 
嘘撮影ですからテストは早々に切り上げて、「じゃあ、本番行こう」となりました。ひかるちゃんと石井くんは動き出しの位置、科捜研セットの入り口廊下の奥に行きました。そこからはテーブルは見えません。この隙にそっとケーキを運び、小道具とすり替え、ロウソクに火をつけます。ですが、着火役の中尾Pがここで意外と手間取ってしまいました。チャッカマンを点火させるけどなかなか火がつかない!「少々お待ちください」とスタッフがコールするも、変に時間がかかってしまうとバレちゃう。ドキドキハラハラ。みんなの気分は『ミッション・インポッシブル』のイーサン・ハントです。すると沢口さんが、奥にいる二人に聞かせるように、監督に質問をして間を繋ぐというナイスアシスト。姫、おそれいります!そうかと思えば、所長役の斉藤暁さんが「♪ハッピーバースデー、ディアひかるちゃんアンドかずあきくーん」と小声で歌を練習しだすという危険な行為を始めました。所長、聞こえる。バレるバレる(汗)やがて中尾Pの苦戦を見かねた風間トオルさんが「貸してみ」とチャッカマンを奪うと華麗に着火。よし!火も灯ったので、「はい、本番ッ」
駆けこんできたひかるちゃんと石井くんは小道具がバースデーケーキになっているのを目撃して唖然。それをニヤニヤしてみる共演者とスタッフ。隠れていた藤倉刑事部長役の金田さんも祝福に姿を現しました(※刑事部長がいると嘘シーンとはいえ、おかしいので)。そしてひかるちゃんと石井くんはこの嬉しいサプライズに気づいてジーン。「♪ハッピーバースデートゥーユー」二人の目はウルッとなっておりました。やりました。作戦大成功!
 
このバースデーサプライズ企画、やってみたら、なんかチームの一体感を感じました。実は当人たちだけでなく相馬役の長田くんにもドッキリのことを伝えていなかったというオマケの仕掛けがあったのですが(なんで、そんな危ない橋を渡るのか?)、長田くんはケーキが登場した時にいったん驚くも、瞬時に騙す側に切り替えて対応。さすが相馬、出来る男は違う。あとで、「土門さんが、すげえ怒っているからなんか変だと思ったんだよ!」と言ってましたが(笑)とにかく、チーム『科捜研の女』、円熟のチームワークであります。この良いチームワークで、視聴者の皆さんにも「素敵なサプライズ」を提供したいと思って、今シーズンもやってきました。ということで次回は最終回。とっておきの衝撃の展開(=サプライズ)をご用意しております。ご期待ください!

(文責・東映プロデューサー 塚田英明)

PAST EPISODE 過去のエピソード

「春スペシャル」
2016年4月17日(日)よる9時放送
監督:兼﨑涼介 脚本:真部千晶
最終話「絶対に捕まえる女」
2016年3月10日放送
監督:森本浩史 脚本:櫻井武晴
第14話「絶対に捕まらない男」
2016年3月3日放送
監督:森本浩史 脚本:櫻井武晴
第13話「耳撃者」
2016年2月25日放送
監督:匂坂力祥 脚本:吉本昌弘

INFORMATION 番組情報

CAST
榊 マリコ …… 沢口靖子

土門 薫 ……… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

落合佐妃子 …… 池上季実子

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

相馬 涼 ……… 長田成哉

木島修平 ……… 崎本大海

涌田亜美 ……… 山本ひかる

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

ほか
STAFF
【監 督】田﨑竜太、森本浩史 ほか

【脚 本】戸田山雅司、櫻井武晴 ほか

【音 楽】川井憲次

【ゼネラルプロデューサー】井圡 隆(テレビ朝日)

【プロデューサー】関拓也(テレビ朝日)、藤本一彦(テレビ朝日)、塚田英明(東映)、中尾亜由子(東映)

【制 作】テレビ朝日、東映
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