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科捜研の女 15

DATA
春スペシャル2016年4月17日(日)よる9時放送
放送は終了いたしました。ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第11話 終活ミステリーツアー
2016年2月4日放送

■あらすじ

京都市内の公園で中年女性(演・根岸季衣)の遺体が発見された。
遺品の中には、「エンディングノート」と題された一冊のノート。
自分の葬式に関する希望や死後の財産管理、「死ぬまでにやりたいことリスト」などが記されている。
被害者は、自らの死後を考えることを通してよりよく生きるための活動ーーいわゆる「終活」にいそしんでいたようだ。
 
土門刑事(演・内藤剛志)の調べで、捜査線上に一人の女性が浮上する。
被害者の「終活」仲間、佐藤ふみ子(演・音無美紀子)。
彼女は被害者の死後の財産を管理する「任意後見人」にも指定されていた。
そのことで被害者の弟・茂之(演・松澤一之)ともトラブルをかかえている。
 
さらに、ふみ子は探偵を雇って被害者を探し出していたことが発覚。
被害者は、ふみ子の夫とかつて付き合っていたというのだ。
夫を奪った女に復讐を遂げるため、ふみ子は被害者に近づいたのだろうか。
 
そんな中、「やりたいことリスト」に書かれたいくつかの項目のうち、
「勇気を出してみる」という項目だけが、ふみ子の筆跡によるものであることがわかる。
ふみ子はこのリストについて、口をつぐみ、話そうとはしない。
「このリストにはきっと何かある」――そう直感したマリコ(演・沢口靖子)は、「やりたいことリスト」に書かれた場所を土門刑事と二人で訪ねていくことに。
「ホストクラブでお姫様扱いしてもらう」「オーダーメイドの靴を作る」「英会話を習う」――被害者のささやかな夢を辿った先に、衝撃の事実が浮かび上がる。

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)

■みどころ

次回の題材は「終活」です。
 
終活――――最近よく聞く言葉ですからご存知の方も多いでしょう。具体的には「生前のうちに葬式や墓の準備をする」「遺族が財産の相続を円滑に進められるように計画を立てる」といった活動を指します。
終わりのための活動ですから、印象として暗いイメージで捉えられがちですが、それは間違いです。終活とは「人生を終えるための準備」ではなく、「終えること(死ぬこと)を考えることで、今を生きることを考える活動」なんだそうです。人生の終わりに向けて、前向きに準備することで、今をよりよく生きるための活動。それが終活です。
 
終活と言えばエンディングノート。死に備えて自身の希望を書き留めておくノートのことですが、市販のエンディングノートの中には、死ぬ前にやっておきたいことを書くページが実際あったりします。「人生を悔いなく楽しく生きるのに、遅すぎることはないよ。やっちゃえ、やっちゃえ!」そんな感じのページです。
 
なんだか面白くないですか? 僕は目から鱗でした。死に関するものだとぼんやりイメージしていた「終活」が、本質的には真逆で、実は生きることに関するものだったなんて。
僕が感じたこの面白さを、脚本家の李正姫さんと田﨑竜太監督をはじめとするスタッフがギュギュッと『科捜研の女』という形にしてくれました。それが次回のエピソード「終活ミステリーツアー」です。
 
この終活という題材の面白さに李さんは、とあるエッセンスを加えて、ミステリーに仕立ててくれました。そのエッセンスとは「女の人生」です。
 
終活を通じて知り合った二人の女性がメインゲストです。片方が殺害され、もう片方はその殺害容疑をかけられます。マリコが事件を通じて向き合うことになるのは、この二人の女性の人生です。「女の人生」こそが最大のミステリー。それが次回の見どころであります。
音無美紀子さんと根岸季衣さん、この二人の名女優がニュアンス豊かに演じあげる女の生き様、そしてその運命の行方にご期待ください。
 
マリコと土門は、彼女たちが作った「やりたいことリスト」を元にその活動を追体験していきます。「ホストクラブでお姫様扱いしてもらう」「オーダーメイドの靴を作る」「英会話を習う」等々、元気なおばさん達がどんな行動をしてきたのか? そんなところも見どころです。
 
見たら人生について考えさせられ、生きる元気が湧くハートフルミステリー。それが次回の『科捜研の女』です。最後には気持ちよく泣ける、感動の一時間をご用意してお待ちしております!

(文責・東映プロデューサー 塚田英明)

■こぼれ話

盆栽をヒントに事件の真相が明かされてゆく第10話はいかがでしたでしょうか。
脚本の岩下悠子さんより本作のプロットが上がってきたとき、とてもショックを受けました。
ストーカーだった男が盆栽を通して内なる自分と向き合った結果、まさか自分を断ち切ることを選んでいたとは…。
それでも被害者の心からストーカー行為の恐怖が消えることはないのですね。だから被害者が赦すことはありえない。
「科捜研の女」の新しい形に挑戦したいとおっしゃっていた岩下悠子さんの発意によってできあがった問題作でした。
 
今回、真相究明の鍵となったのは盆栽。その世界をきちんと描くべく、監督を筆頭にスタッフ一同、盆栽の研究に努めました。特に撮影のロケーションとしてもお世話になった広樹苑には足しげく通いました。そのおかげでインが近づく頃には田﨑監督、かなり盆栽に詳しくなっていたのです。中でも約1200年前より代々受け継がれてきた盆栽に感銘を受 けたようで、製作打ち合わせでも、脚本打ち合わせでも、衣装合わせでも、さらには沢口靖子さんとの打ち合わせでも、監督は必ずその素晴ら しさを力説するようになっていたのでした。 

盆栽にはまったのは監督だけではありません。久々にスタッフルームに行くと盆栽が。「これが撮影で使う盆栽ですね!」と喜々として見ていると、それは製作部のスタッフの私物だと。
なんとロケ交渉で足しげく通ううちに盆栽の魅力にはまり、個人的に買ったものなのだそうです。みなさん盆栽の研究を重ねる末に盆栽の魅力にはまってしまったのですね。
次第にスタッフルームには一つ、二つ、と盆栽の数が増えてゆき…。東映京都撮影所に空前の盆栽ブームが訪れていたのでした。
 
そんな数々の盆栽の中でも一つだけクライマックスの撮影に臨んだのが<真柏(シンパク)>の盆栽。 
鈴木裕樹さん演じるストーカーによって育てられ、最期にはストーカー被害者を演じる大塚千弘さんに叩き割られてしまうあの盆栽です。
割った盆栽は元に戻りません。つまりチャンスは一度きりでしたが、キャスト・スタッフが心を一つに臨んで撮影は無事に成功。お陰さまでクライマックスにふさわしい緊張感あふれるすばらしいシーンが撮り上がり ました。
撮影をオールアップしたこの盆栽は鉢を取り替えて復活し、今もご健在だそうです。
 
ここでもう一つこぼれ話が。
いつも「まいど!」と真相究明の糸口となる解剖鑑定書を持ってくる早月先生。彼女はいつも自分の大好きなスイーツを皆と共有したくてスイーツのお土産をもって来るのです。そのスイーツが、なぜか撮影現場近くのケータリングに置いてあるのを製作スタッフが発見。撮影前なのにどうして小道具のスイーツがケータリングに置いてあるのだと撮影現場に 戻ってみるとそこにも同じものが?!なんと劇中の小道具としてスタッフが用意したものと全く同じスイーツを偶然にも主演の沢口靖子さんが 現場に差し入れてくれていたのでした。世界に数多のスイーツが存在する中でこんな奇跡ってあるでしょうか?あったのです!
そんな奇跡も起こせちゃうぐらい「科捜研の女」はみんなが心を一つに作っている作品なのですね。ということで来週もぜひお楽しみに!

(文責・東映プロデューサー補 森田大児)

PAST EPISODE 過去のエピソード

「春スペシャル」
2016年4月17日(日)よる9時放送
監督:兼﨑涼介 脚本:真部千晶
最終話「絶対に捕まえる女」
2016年3月10日放送
監督:森本浩史 脚本:櫻井武晴
第14話「絶対に捕まらない男」
2016年3月3日放送
監督:森本浩史 脚本:櫻井武晴
第13話「耳撃者」
2016年2月25日放送
監督:匂坂力祥 脚本:吉本昌弘

INFORMATION 番組情報

CAST
榊 マリコ …… 沢口靖子

土門 薫 ……… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

落合佐妃子 …… 池上季実子

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

相馬 涼 ……… 長田成哉

木島修平 ……… 崎本大海

涌田亜美 ……… 山本ひかる

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

ほか
STAFF
【監 督】田﨑竜太、森本浩史 ほか

【脚 本】戸田山雅司、櫻井武晴 ほか

【音 楽】川井憲次

【ゼネラルプロデューサー】井圡 隆(テレビ朝日)

【プロデューサー】関拓也(テレビ朝日)、藤本一彦(テレビ朝日)、塚田英明(東映)、中尾亜由子(東映)

【制 作】テレビ朝日、東映
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