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科捜研の女 15

DATA
春スペシャル2016年4月17日(日)よる9時放送
放送は終了いたしました。ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第6話 連作きもの殺人事件
2015年11月26日放送

■あらすじ

 京都市内の瀟洒な洋館でジュエリー会社社長(演・四方堂亘)の他殺体が発見される。
現場には赤ワインが飛散し、絨毯やベッドの上には艶やかな三着の着物が広げられていた。
その柄はそれぞれ、桜、あじさい、菊。
やがてこれらが人間国宝の四連作着物「春夏秋冬」のうちの三着だということが判明する。
桜は「春」、あじさいは「夏」、菊は「秋」ーーだとすると、「冬」の花をあしらった着物はどこに消えたのだろうか?
 
 マリコ(演・沢口靖子)と土門(演・内藤剛志)はこの連作着物の持ち主である桐野朝子(演・野村真美)を訪ねる。朝子は、四連作のうち「春」「夏」「秋」の三着は殺人事件の前に盗まれたと話す。「冬」の着物は牡丹の柄で、娘の若菜(演・はねゆり)が花嫁衣装として着るために現在直しに出しているのだという。
 
 直しに出した先は着物の染色補正やシミ抜きを行う工房。その主である職人・串本(演・国広富之)から、朝子が預けた「冬」の牡丹の着物を見せてもらうマリコたち。
それは紫色の着物だったが、ほどなくしてこの着物はもともと水色だったことが判明する。
着物は、染め直されていたのだ。
いったい、誰が、何のためにーー
次第に、この牡丹の着物に隠されたある「秘密」が浮かび上がっていく。

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)

■みどころ

 戦慄のパニックサスペンスから一転、次回は木曜ミステリーのお家芸、京都の伝統職人を題材にした正統派ミステリー。情緒豊かに、いつもよりメロドラマ成分多めでお送りします。物語の舞台は、着物の染色補正・シミ抜きをする工房です。
 
 皆さんは、もし大切な着物にシミがついちゃったらどうしますか? 友人の披露宴に着ていったら、ソースがビチャ、ひえーっ。慌てて洗剤つけてこすりたおしちゃいますよね。でも、ブブー、不正解。それだと生地が傷ついたり、シミが悪化したりして、修正が困難になるばっかりみたいです。専門家に相談&任せるが正解のようですね。今回「きものトータルクリニック吉本」さんという工房に取材及び撮影させていただいたのですが、驚きました。プロフェッショナルの技術を持ってすれば、抜けないシミはないし、直せない着物はないという感じなんです。こんなことまで可能なの!みたいな。ん、これならば殺人事件の痕跡も綺麗さっぱり無くしたり隠せたり出来ちゃうのでは?残された微細な証拠から真実に迫る科捜研がこんなプロと対決したら、どうなっちゃうの? マリコは勝てるの?――――はい。次回はそんな話です。面白そうでしょ!
 
 大柄の牡丹をあしらった「冬」の着物を筆頭に、残る「春」「夏」「秋」の連作着物やら何やら、たくさんの着物が登場します。画面が華やかです。女性の方はそれらを見るだけで楽しくなっちゃうと思いますよ。男性の方も安心してください。そんな着物を着ているのは美人ばかりですから。着物美女まつりです。眼福です。
 
 着物直し工房の職人を演じるのは、国広富之さん。静かな中に熱い想いを秘めたキャラクターを実に品よく演じていただきました。国広さんは京都ご出身だけあって京都弁が完璧!これ、当たり前のようで、なかなか難しいんです。あまりに素敵な京都弁で感激してしまいました。
 連作着物の持ち主である旧家の主婦を演じるのは、野村真美さん。貞淑な妻が抱えた他人には言えない秘密……艶やかであります。出演シーンは全てお着物でとても素敵です。「高級な着物を着こなす京女」というフレーズが劇中に出てくるのですが、まさに野村さんはこのキャラにぴったりでありました。
 その他にも、四方堂亘さん、はねゆりさん、渋江譲二さん、藤村知可さんといった素敵なゲストの面々が登場します。
 
 正統派のエピソードでお送りする次回。着物にワクワク、謎にドキドキ、対決にハラハラ、科学ネタになるほどなるほど、最後にはジワーと泣けて感動。「ああ、『科捜研の女』はやっぱり良いわね。しあわせ~」と、そんな木曜の夜をお約束します。おたのしみに!

(文責・東映プロデューサー 塚田英明)

■第5話 こぼれ話

 次々とピンチが襲ってくる「致死率100%の密室」はいかがでしたでしょうか?
本作は、マリコと宇佐見をピンチに陥れてみようということから脚本作りが始まりました。

 マリコは科学の力をもってどんな難事件をも解決してしまうスーパーヒロイン、そして宇佐見はいつも冷静に物事をとらえる科捜研のエース。この二人はちょっとやそっとではなかなかピンチになりません。いったいどうすればこの二人を中心にハラハラする状況を作り出せるのかと、脚本の戸田山雅司先生や兼﨑涼介監督、プロデューサー陣で頭を抱えて・・・。

 そこで本作ではこの二人を密室に閉じ込めてしまうことにしました。まず宇佐見は、致死率100%のウィルスに感染した恐れのある他殺体を発見して同じ密室に閉じ込められてしまいます。恐ろしいですね・・・。そしてマリコは、その犯人かもしれない人たちと同じ密室で過ごすことになってしまいます。なんという不気味な状況でしょうか・・・。さらにこのウィルスには変異しやすい特性があるので、その脅威がどんどんパワーアップ!残された時間は予定よりもどんどん減ってゆきます。京都中、いや、世界中にパンデミックが起きる前に事件を解決しなければなりません。もう焦ること必至です!こうしてハラハラドキドキの絶えないストーリーが仕上がりました。

 が、次に頭を抱えたのが制作部です。本作の舞台は危険度レベル4のウィルスを扱う予定のオープン前の研究施設ですが、もちろんそんなところを貸してもらえる訳がありません。それでもレベル4に見えるところで撮影したい…。そんな葛藤の末に、制作チームが関西中の施設を走り回り…ありました!レベル4っぽいロケーション。提供してくださったのは京都の<宇治市植物園>や<けいはんなオープンイノベーションセンター>、<総合地球環境学研究所>、<ダイナミックツール>、そして神戸の<野瀬病院>などです。だまし絵として登場する冒頭のジャングルシーンに始まり、壮大で美しいエントランス、そして重厚なエレベーターと扉を通って最新鋭の研究施設へ・・・。ロケ先の多大なるご厚意により、お陰様でわくわくするような世界観を作り上げることができました!

 このようにして完成した、いつもとはひと味ちがう「科捜研の女」。マリコは、どんな危機に瀕していても決してあきらめずに事件に立ち向かってゆくヒロインだということが改めて証明されました。宇佐見は、どれだけ恐ろしい状況に陥っても心の中で自分を観ているもう一人の自分がいて、いつも感情を抑えているのだということが明らかになりました。さすがは最強のふたり!?

 しかしこの二人の本当の強みは、どんなピンチに陥っても力を合わせて戦ってくれる仲間がいるということではないでしょうか。と、二人をピンチに陥れたことで再認識した「科捜研の女」の魅力でした。

 夏の終わりと共に始まった今シーズンですが、早くも夜が肌寒い季節となりました。皆さまくれぐれもウィルスにはお気をつけくださいませ。

(文責・東映プロデューサー補 森田大児)

PAST EPISODE 過去のエピソード

「春スペシャル」
2016年4月17日(日)よる9時放送
監督:兼﨑涼介 脚本:真部千晶
最終話「絶対に捕まえる女」
2016年3月10日放送
監督:森本浩史 脚本:櫻井武晴
第14話「絶対に捕まらない男」
2016年3月3日放送
監督:森本浩史 脚本:櫻井武晴
第13話「耳撃者」
2016年2月25日放送
監督:匂坂力祥 脚本:吉本昌弘

INFORMATION 番組情報

CAST
榊 マリコ …… 沢口靖子

土門 薫 ……… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

落合佐妃子 …… 池上季実子

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

相馬 涼 ……… 長田成哉

木島修平 ……… 崎本大海

涌田亜美 ……… 山本ひかる

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

ほか
STAFF
【監 督】田﨑竜太、森本浩史 ほか

【脚 本】戸田山雅司、櫻井武晴 ほか

【音 楽】川井憲次

【ゼネラルプロデューサー】井圡 隆(テレビ朝日)

【プロデューサー】関拓也(テレビ朝日)、藤本一彦(テレビ朝日)、塚田英明(東映)、中尾亜由子(東映)

【制 作】テレビ朝日、東映
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