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科捜研の女 15

DATA
春スペシャル2016年4月17日(日)よる9時放送
放送は終了いたしました。ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第2話 見えすぎた女
2015年10月22日放送

■あらすじ

 主婦・久保美也子(柊瑠美)が自宅マンションで殺された。

 マリコ(沢口靖子)たち科捜研が臨場し、ALSライトによる現場検証を行う。
 死体の傍らの壁にライトを向けた時、無地の壁に絵が浮かび上がる―――蝶の絵だ! 
 紫外線蛍光物質で書かれた「見えない絵」、それは犯人から警察へのメッセージなのか。
 戦慄を覚えるマリコたち。

 だが鑑定の結果、その蝶の絵は被害者自身が描いたものと判明する。
 「彼女は『特別な目』の持ち主だったのかもしれない」とマリコ。
 美也子は紫外線を色として見ることができる「四色型色覚」の持ち主だったのだ。

 世界でも数人しかいないと言われるこのスーパービジョンの持ち主は日本にもいるという。
 マリコと土門刑事(内藤剛志)は、同じ四色型色覚者である絵本画家の司麗香(笛木優子)の元に話を聞きにいくことにした。

 被害者は、普通の人には見えない「見てはいけない何か」を見たために殺されたのか?
 彼女はその見えすぎる目で一体何を見たのか?
 マリコが挑む「色彩のミステリー」。

(文責・東映プロデューサー 塚田英明)


■みどころ

 今回は絵にまつわる世界が舞台です!

 一般の人間の目には見ることのできる光の波長が、波長の短い紫から波長の長い赤まで、と限界があります。ところがごく希に紫より短い波長の光=紫外線をも見ることができるスーパービジョン、「四色型色覚」の持ち主が存在することが認められているのです。今回はこの「四色型色覚」をめぐり、絵にまつわる世界の魅力的な人たちがたくさん登場します。

 まずは、この「四色型色覚」の持ち主である司麗香(演・笛木優子)。彼女はその才能を存分に生かして独特の色調を彩る絵本画家として名を馳せているのですが、自分は選ばれし者であるという独特の存在感が、彼女の佇まいにあふれていてカッコイイのです。また、彼女にしか見えない筈の「四色型色覚」の景色のイメージ映像も楽しみの一つです。

 次に登場する画家は、絵は心の中を見抜いて描くべしという信条を持つ白河美術大学長・仙川京一郎(演・北見敏之)。彼は聞き込みにやってきた榊マリコや土門薫に出会うなり、まるで絵のモデルを見つけたかのように睨みつけて、それぞれの本質をずばり言い当てるユニークな先生なのです。またその批評には思わずニンマリしてしまう内容なので、これもぜひお楽しみに。

 そして、今回の殺人事件の被害者・ 久保美也子(演・柊瑠美)も絵心の持ち主です。遺体が発見された自宅の壁には、紫外線光下でしか見ることができない蛍光塗料で雄大に羽ばたく蝶の絵を描き残していたのです。彼女はなぜそのような方法で、そのような絵を残したのか?
 事件の鍵となる被害者の<絵心>を、絵にまつわる世界とは一見無縁に思える<科学>の力で榊マリコたちがみごとに解き明かしてゆく展開は、今回のなによりも一番のみどころです。

(文責・東映プロデューサー補 森田大児)


■こぼれ話

 9月某日、「科捜研の女」記念すべき第15シーズンの撮影がクランクインしました。
 「これだけ長くやっていても、初日を迎えると、やはり緊張します」と語っていた沢口靖子さん。
 同じように「とても緊張した」と話してくださったのは、今シーズンから新しく参加してくださった池上季実子さん。
 「銃器薬物のクイーン」の異名をとる役柄を演じるために、「とにかく銃の扱いに慣れなくちゃ」と撮影所の小道具の拳銃(もちろん、ニセモノです!)を滞在中のホテルに持ち帰って練習していました。

 ちなみに沢口さんと池上さんは、なんと今回が初共演。
 ドラマの中ではあのとおり火花を散らし、緊迫感のある戦いを見せてくれたお二人ですが、現場ではなごやかムード。
 池上さんが現場でおすそわけしたソフトキャンディを沢口さんが「おいしい」と気に入り、それを見た池上さんが後日、袋ごと沢口さんのために買ってきたという一幕も。射撃訓練場で「キウイ味がおいしいですね」などと言い合うお二人の仲のいい姿に癒されたスタッフも多かったはず。

 射撃訓練場といえば、鑑定の花形(?)、バリスティックゼリー。
 科捜研ファンの方なら過去シリーズでも何度か目にしたことがあると思いますが、今回池上さん扮する佐妃子が弾を撃ち込むあの長方形のぷるぷるした物体です。
 銃弾をどこにも衝突させずに回収し、線条痕をとるためのものなのですが、あのゼリーの中を銃弾が進んでいく映像には独特な気持ちよさがありますよね。
 ゼリーの中を進む銃弾はCGで合成しているのですが、実は意外と重要なのが、拳銃を撃ち込んだときに衝撃を受けて揺れるゼリーの振動。以前までこの鑑定を担当していた相馬研究員役の長田くんや現場スタッフは総じてこの振動を(ぷるん、ではなく)「ぷりん」と呼んでいましたが、この「ぷりん」にはセンスが必要。実際にはしていない発砲をリアルに感じさせるため、役者が銃を撃つのに合わせて絶妙なタイミングと強さで、そしてカメラにうつらないところで、ゼリーを平手で叩かなければいけません。代々の助監督が担ってきたこの「ぷりん」、今年はシリーズ助監督の西片氏と田﨑監督自らが担当。いよいよカメラが回りはじめると、スタッフに混ざってそこには出演していない沢口さんも一緒にモニターを見守り始めました。満を持して完璧な「ぷりん」が出た瞬間、スタッフからも、そして沢口さんからも笑顔がこぼれ、なんだかとても盛り上がったのを覚えています。
 このような、とても細かく微妙で地道な工夫と努力の積み重ねがこの「科捜研の女」を支えてきたこと、それをキャストもスタッフも愛してきたことが感じられる瞬間でした。

 今シーズンも、細部まで愛を込めて一本一本をお届けします。
 ぜひご覧ください。

(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)

PAST EPISODE 過去のエピソード

「春スペシャル」
2016年4月17日(日)よる9時放送
監督:兼﨑涼介 脚本:真部千晶
最終話「絶対に捕まえる女」
2016年3月10日放送
監督:森本浩史 脚本:櫻井武晴
第14話「絶対に捕まらない男」
2016年3月3日放送
監督:森本浩史 脚本:櫻井武晴
第13話「耳撃者」
2016年2月25日放送
監督:匂坂力祥 脚本:吉本昌弘

INFORMATION 番組情報

CAST
榊 マリコ …… 沢口靖子

土門 薫 ……… 内藤剛志

風丘早月 ……… 若村麻由美

落合佐妃子 …… 池上季実子

宇佐見裕也 …… 風間トオル

藤倉甚一 ……… 金田明夫

日野和正 ……… 斉藤 暁

相馬 涼 ……… 長田成哉

木島修平 ……… 崎本大海

涌田亜美 ……… 山本ひかる

蒲原勇樹 ……… 石井一彰

ほか
STAFF
【監 督】田﨑竜太、森本浩史 ほか

【脚 本】戸田山雅司、櫻井武晴 ほか

【音 楽】川井憲次

【ゼネラルプロデューサー】井圡 隆(テレビ朝日)

【プロデューサー】関拓也(テレビ朝日)、藤本一彦(テレビ朝日)、塚田英明(東映)、中尾亜由子(東映)

【制 作】テレビ朝日、東映
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