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科捜研の女14

DATA
新春スペシャル放送決定! 1月18日 日曜 よる9時 ~11時10分
放送は終了いたしました。ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第8話 疑惑の解剖ドクター
2014年12月4日放送

京都の竹林で女性准教授の遺体発見される。
その解剖の際、マリコ(沢口靖子)はかつての事件(※シーズン13第10話)で解剖を依頼した、京都医科歯科大学の解剖医・佐沢真(野村宏伸)と再会する。
解剖の結果、遺体は猛毒のシアン化物によるシアン中毒だった。
 
数日後、京都市内で次々と人が倒れるという怪事件が発生。
戦場と化した病院で必死の応急措置にあたるマリコと早月(若村麻由美)、佐沢。
体から立ちのぼる「アーモンド臭」から、被害者たちの多くがシアン中毒をおこしていることがわかる。
佐沢は、同じ病院に勤める移植医療の研究者・真木洋介(松田洋治)に協力をあおぐ。
解毒作用のある薬品を所持していた真木の尽力もあり、マリコたちはシアン中毒に有効な応急措置を施すことができた。
だがこの日の死亡者は4名にのぼった。
早月と佐沢の解剖の結果、うち2名は事件性のない病死の遺体だったが、残りの2名はシアン中毒死であった。
これはシアン化物による連続殺人事件、いや、無差別テロなのか。
土門刑事(内藤剛志)らが捜査にあたる中、佐沢が解剖を担当し「事件性なしの病死」と判断されていた遺体が実はシアン中毒死であったことが発覚する。遺体からは「アーモンド臭」という、シアン中毒の明らかな所見があった。
佐沢はなぜそれを見過ごしたのか。
これは佐沢のミスなのか、それとも――

みどころ

いよいよ、今シーズンの最終章の幕が開きます。

 今回は「あの男」が再登場。
 そう、前シーズンの10話で「内蔵を抜き取られた変死体」を解剖した、佐沢先生です。
 佐沢先生といえば「仕事は早いが雑」。報告書の必要事項にも抜けが多く、同業者の早月先生を呆れさせます。解剖シーンでは、マリコが佐沢に「ツッコミ」を。いつもマイペースすぎて周りに「ツッコま」れているマリコとしては、めずらしいシーンかもしれません。
 当の佐沢先生はといえば、マリコに気がある様子。マリコもまんざらでもなさそうです。木島刑事をして「二人、いい感じだった」と言わしめた佐沢とマリコ二人きりのシーンにもご注目ください。めずらしく恋の予感をはらんだ第8話。いつもと違うマリコの表情、お楽しみください。
 その佐沢先生ですが、今回、あきらかな所見のあったシアン中毒の遺体を「事件性なし」として見過ごしてしまいます。これはただのミスだったのか、それとも…
 この佐沢という役を野村宏伸さんは、ユーモラスに、そしてときに非常に不気味に演じてくださいました。

 そしてシーズン最終章を迎えるにあたって、マリコと土門、藤倉刑事部長との関係についに「禁断の変化」が…!
 京都の街のほうぼうで人々が突如倒れていく異様さをとらえた演出、先の読めない展開、予想外の結末、随所にちりばめられたユーモア…
 「科捜研の女」、最後まで見逃せません。

(文責・中尾亜由子)

こぼれ話

死体が出ない話もたまには良いよね、てなことで昨シーズン8話は『科捜研の女』には珍しい人情系エピソードを製作しました。岩下悠子さんが素敵な脚本を書いてくださり、森本監督に丹念に撮ってもらったその作品は、「“悪人”は善人たちが作っていた」という内容で、温かいムードの中にもシニカルでシリアスな芯がある良作だったと自負しております。
 で、これが作ってみたらスタッフ的には相当手応えがありまして、完成した試写を見たあと、ビールで乾杯する瞬間からもう監督とは「次もまた桜庭町を舞台でおんなじ人たちに出演してもらって、この続きをやりたいですね」「いやあ、やりたいねー」「やりますかー」「いやあ、やろっかー」なんて話をしていたんです。岩下さんにも「また同じ桜庭町で来年も書いてくださいね」「ぜひー」なんてメールのやりとりしてたんです。
 そしたらオンエアを見てくださった方々からも、素敵な話だった、感動した、とありがたい感想を多数いただきまして。えらいこっちゃ、えらいこっちゃでー。じゃあ、ほんとにやっちゃう?――――てな、わけで、
 「ただいまーっ!」佐川満男さん演じる住職や佐藤蛾次郎さんたちが演じる町民たちが再登場。「桜庭町シリーズ第二弾」をお届けできました。楽しんでいただけましたでしょうか? 個人的には、蛾次郎さんたちが「アイツが犯人に違いない」と懲りもせずに決めつけるところが気に入ってます(笑)

 前回の高橋和也さんに代わり、今回のメインゲストは賀集利樹くん。私・プロデューサーの塚田が賀集くんと仕事するのは、担当していた『仮面ライダーアギト』以来13年ぶりです。賀集くんはその番組で主人公を演じていました。その主人公がちょっと変わったキャラでして、仮面ライダーなのに記憶喪失だったのです。そう、今回の矢口秀一郎と同じなんです。
 記憶喪失繋がりは狙いかあ、と思われるかもしれませんが違います。キャスティングするにあたって、一緒にやっている中尾Pが賀集くんの名前を候補で挙げたときは、「ああ、賀集くんもこういう役を演じる歳なんだなあ。そうか、やってくれたらいいなあ」とボンヤリしてまして、記憶喪失という共通点には気づいていませんでした。衣装合わせで会う直前になって「あれ、賀集くん、そういえば前も記憶喪失だったじゃん!」となったんです。うーん。我ながらなんという解離性遁走。記憶を失っていたのは矢口ではなく、私の方だったようです。

 『アギト』は私にとって思い出深い作品です。私は『科捜研の女』をシーズン2まで担当し、その後、前々回のシーズン12で戻るまでの約10年間、ヒーロー番組のプロデュースをしていたのですが、その最初についた作品が『アギト』でした。色々と初めて尽くしだったこともあり「大変だったなあ」という印象です。だから、細かい記憶の引きだしは開かなくても、脳指紋検査には全部、絶対に反応すると思います。(※劇中で日野所長が説明していましたが、脳指紋は ≪強く印象に残った記憶≫でないと反応しないらしいです)。

 さて、今回の撮影期間中、次の話を撮影準備中の田﨑監督を誘って、アギト同窓会IN京都をしました。田﨑さんが『アギト』のメイン監督だったのです。で、やっぱり思い出話がイチイチ「あれ、大変だったなあ」「しんどかったなー」というハナシだったりしました。でも同時に、しんどいだけじゃなくて、すごく楽しかったことを思い出しました。平成ライダーっていうものが、まだ今のような確立されたものになっていなかった頃。何か新しいモノを作ってるぞ、俺たちは!みたいに興奮して、みんなナンカ熱かったんです。いやあ、賀集くんも監督も僕も年齢はバラバラなんだけど『アギト』って青春って感じだったんです。矢口と朋子と森原にとっての映画村みたいな感じでしょうか。そうです。「アギトはしんどかった」という印象は、「私の心の中の蛾次郎さんや山田スミ子さんたち」が、そう“決めつけ”ていただけで、本当はすごく楽しい思い出だったんです。

 今やってる『科捜研の女』最新シーズンも、『アギト』の頃のような青春臭さを感じます。15周年の長寿シリーズにも関わらず、「なんか、俺たちまだまだ進化しているぞ!」と日々興奮しながらやってます。「みんなで会議する共有スペースに、椅子がなくちゃいけないなんて、誰が決めつけたんだ!蛾次郎か?」(←暴走?)とか、まだまだいっぱい発見があります。そんなわけで、色々と決めつけていたことをとっぱらって、ますます進化していこうと思っています。今後とも『科捜研の女』にご期待ください。

(文責・塚田英明)

PAST EPISODE 過去のエピソード

「『科捜研の女』 新春スペシャル放送決定!」
2015年1月18日 日曜 よる9時 ~11時10分
監督:森本浩史 脚本:戸田山雅司
「「科捜研の女」年末スペシャル放送決定!」
2014年12月21日(日)
監督:兼﨑涼介 脚本:櫻井武晴
最終話「白昼の殺人雨」
2014年12月11日
監督:田﨑竜太 脚本:櫻井武晴
第8話「疑惑の解剖ドクター」
2014年12月4日放送
監督:田﨑竜太 脚本:櫻井武晴

INFORMATION 番組情報

CAST <京都府警・科学捜査研究所>
榊 マリコ/沢口靖子
宇佐見裕也/風間トオル
相馬 涼/長田成哉
涌田亜美/山本ひかる
日野和正/斉藤 暁

<京都府警・刑事部>
土門 薫/内藤剛志
木島修平/崎本大海
藤倉甚一/金田明夫

<洛北医大>
風丘早月/若村麻由美

STAFF 【脚 本】
 戸田山雅司 櫻井武晴
 真部千晶 李正姫 岩下悠子

【音 楽】
 川井憲次

【監 督】
 田﨑竜太 森本浩史 石川一郎 兼﨑涼介

【ゼネラルプロデューサー】
 井圡隆(テレビ朝日)

【プロデューサー】
 藤本一彦(テレビ朝日)
 塚田英明(東映)
 中尾 亜由子(東映)
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