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科捜研の女14

DATA
新春スペシャル放送決定! 1月18日 日曜 よる9時 ~11時10分
放送は終了いたしました。ありがとうございました。

EPISODE GUIDE

第7話 失われた一週間
2014年11月27日放送

桜庭町、善遍寺。昨年マリコ(沢口靖子)たちが放火事件を解決したこの寺では今年、20年ぶりに重要文化財である「秘仏」阿弥陀如来像のご開帳がせまっていた。
そんな中、傷害事件が発生。
寺に現れた不審者が、住民の一人・蔵前(佐藤蛾次郎)を突き飛ばして逃げたのだ。
被害の訴えを受けた土門刑事(内藤剛志)らが調べると、その阿弥陀如来像が盗まれていることが判明する。
住職・泉川(佐川満男)をはじめとした住民たちへの聞き込みの結果、捜査線上に一人の男が浮かび上がる。だが警察に現れたその男・矢口(賀集利樹)は、一週間前いつも通り出勤しようとしてバスに乗り込んでから現在に至るまで、記憶が一切ないのだという。
マリコたちはこの記憶喪失の容疑者の「失われた一週間」を、科学の力で解き明かそうとするが――

みどころ

今回のテーマは、「帰ってきた桜庭町シリーズ」。
 昨シーズン(シーズン13)で放火事件やお地蔵様の破壊事件を扱った第8話の舞台となったのが桜庭町という小さな町でした。佐川満男さん演じる泉川住職や、佐藤蛾次郎さんや紅萬子さん、谷口高史さんが演じるユーモラスな町民たちが作り出す世界観が好評で、「科捜研の女」としては珍しく同じ舞台設定で第二段の制作に踏み切りました。また、今年は新しい町民として山田スミ子さんに加わっていただきました。
 今作は重要文化財の「秘仏」が盗まれることから事件が始まります。
 いったい、だれが盗んだのか。そして盗まれた仏様の行方はどこに・・・
 科捜研が捜査を続けていくうちに、事態は思わぬ方向に転がっていきます。
 個性的で、曲者ぞろいの桜庭町の面々。
 ユーモラスでありながら、何かを隠しているようで――

 そして今回、もう一つのテーマは「記憶喪失」
 捜査線上に浮かんだ男・矢口秀一郎は「ここ一週間の記憶がない」と言い出します。
 矢口はしがないサラリーマン。いつもと同じ朝、いつもと同じ道、いつもと同じバスで会社に向かう途中居眠りをし、ふと目を覚ましたらそこはなぜかテーマパーク「映画村」。そこからようやく会社に戻ったら「君は一週間も行方不明だった」と言わてしまうのですが、矢口にはその間の記憶が一切ないのだといいます。
 この「失われた一週間の記憶」に科学で挑むのが科捜研の面々。
 矢口は本当に何も覚えていないのか。
 そして矢口はこの一週間の間、何をしていたのか。消えた仏像との関係は…

 脚本家の岩下悠子さんと森本浩史監督の作り出す、あたたかくて不思議なミステリーワールド、是非ご堪能ください。

こぼれ話

第6話、相馬涼編、いかがでしたか?

 やはり、一つの見どころは「マリコになりきる相馬」でした。
 解剖室での「おねだり」、ラストの屋上での土門さんとのツーショット・・・小ネタも惜しみなく取り入れ、『科捜研の女』ファンの皆様には細かいところまで楽しんで、愛していただける作品になったのではないかと思います。
 普段からこの「相馬涼」という役を愛し、一つ一つの鑑定カットでも自ら「相馬らしい」アイディアを出しながら、熱い姿勢で撮影に臨んでいる長田さん。
 今回は初の「相馬涼編」でしたが、いつにもまして、長田さんの気合と「覚悟」がびんびん伝わってくる撮影現場でした。
 いつもエキセントリックで、陽気で、やんちゃな相馬涼が、真剣に悩み、怒り、そして科学で親友と「勝負」しました。自分の能力と対峙し、敗北と挫折から這い上がり、逃げずに立ち向かい、親友が殺人犯であったことに心を痛めて、相馬涼はたくましく成長し、そして少しだけ大人になりました。次回からはまた、早月先生の差し入れのお菓子を見たら我先にと頬張り、やんちゃをしては日野所長に叱られる、ムードメーカー・相馬涼に戻っていることでしょう。ですが今回のできごとを通して「少しだけ大人になった相馬涼」は、ふとした瞬間にこれからも顔をのぞかせてくれるに違いありません。皆様にもこの愛すべき「弟分」の成長をあたたかく見守っていただけたなら幸いです。


 ちなみに番組冒頭でご紹介した(※一部地域を除く)、コップに入ったビーズチェーンが不思議な動きをする「ニュートンのビーズ」現象。
 市販のビーズチェーンを50メートルほどビーカーに詰め、チェーンの先をビーカーから外に落とすと、チェーンは下に滑り落ちていくかと思いきや、奇妙な山なりの弧を描いて落下していきます。
 ビーズチェーンがまるで生き物のような、不思議な動きをするのです。
 この時のコツは、ビーカーにビーズチェーンをいれるときに、らせん状の渦を描きながら入れていくこと。
 現場では何回もこの「ニュートンのビーズ」現象を撮影したので、落下し終わった50メートルのビーズチェーンを綺麗にらせん状にしまっていくのは時間も手間もかかる作業。このしまいかたが、「美しいビーズチェーンの落ち方」を左右するので、スタッフたちは事前に何度も研究、および練習。おかげで撮影前の東映京都撮影所ではしばしば、「ニュートンのビーズ」現象が見られました。

 今回扱った科学ネタ、「X線分光分析」や「電池のセパレータの研究」等は、東京大学大学院 工学系研究科の安藤康伸先生にプロット作成段階から加わっていただき、アイディアをいただきながら作っていったもの。「本格的な科学を、わかりやすく、面白く」ということを一つのテーマにしているこの「科捜研の女」。たくさんの識者の方々のご尽力に支えられてもいるのです。

 次回は重要文化財盗難事件と、記憶喪失がテーマ。
 殺人事件を扱うことの多い科捜研が、どのように盗難事件にアプローチしていくのか。そして記憶という題材を切り口に、人の「脳」にもせまっていきます。
 是非お楽しみに。

(文責・中尾亜由子)

PAST EPISODE 過去のエピソード

「『科捜研の女』 新春スペシャル放送決定!」
2015年1月18日 日曜 よる9時 ~11時10分
監督:森本浩史 脚本:戸田山雅司
「「科捜研の女」年末スペシャル放送決定!」
2014年12月21日(日)
監督:兼﨑涼介 脚本:櫻井武晴
最終話「白昼の殺人雨」
2014年12月11日
監督:田﨑竜太 脚本:櫻井武晴
第8話「疑惑の解剖ドクター」
2014年12月4日放送
監督:田﨑竜太 脚本:櫻井武晴

INFORMATION 番組情報

CAST <京都府警・科学捜査研究所>
榊 マリコ/沢口靖子
宇佐見裕也/風間トオル
相馬 涼/長田成哉
涌田亜美/山本ひかる
日野和正/斉藤 暁

<京都府警・刑事部>
土門 薫/内藤剛志
木島修平/崎本大海
藤倉甚一/金田明夫

<洛北医大>
風丘早月/若村麻由美

STAFF 【脚 本】
 戸田山雅司 櫻井武晴
 真部千晶 李正姫 岩下悠子

【音 楽】
 川井憲次

【監 督】
 田﨑竜太 森本浩史 石川一郎 兼﨑涼介

【ゼネラルプロデューサー】
 井圡隆(テレビ朝日)

【プロデューサー】
 藤本一彦(テレビ朝日)
 塚田英明(東映)
 中尾 亜由子(東映)
LINK テレビ朝日公式サイト

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