メリークリスマスっ!!
皆さん、今年のクリスマスはどう過ごすご予定ですか? 家族でパーティー? 恋人と過ごす? 何も決まってなくてさびしい?
OK! 予定がある人もない人も、夜9時からは『科捜研の女スペシャル』を見ることにしましょう。
次回の『科捜研の女』は、12月25日クリスマスに2時間15分の拡大スペシャルで放送なのです。
曜日は水曜、時間は9時!(いつもは『相棒』をやっている枠です)
お間違いなく!
以下、拡大枠ならではの盛り沢山セールスポイントをご紹介♪
★迫力! タクシー転落アクション
実際に山中でタクシーを転落させた本物アクションは、迫力満点。
転落中の車内も描写して、まるで実際に転落タクシーに乗っているような臨場感あふれる画になりました。
『平成仮面ライダーシリーズ』でアクションと合成技術を知り尽くした田﨑監督ならではの演出にご期待下さい。
★2大スペシャルゲスト
かつてのレギュラーキャストで、ファンにとって一番嬉しい2人がメインゲストとして登場します。
ひとりは小野武彦さん。
科捜研の元・所長にしてマリコの父・榊伊知郎が、今は科学監察官として登場。
もうひとりは、戸田菜穂さん。
かつては捜査一課の管理官としてマリコと対立した芝美紀江が、主任監察官として登場。
この2人は、マリコたちの鑑定&捜査が正しかったのかどうか、取り調べに来るのです。
父親と元同僚が“敵”となってマリコを追い詰めます。
他にも、山崎直子さん、三津谷葉子さん、水崎綾女さん、赤塚真人さんら個性あふれる魅力的なキャストが登場。スペシャルならではの怪事件を大いに盛り上げます。
★特殊セット「軟禁部屋」で繰り広げられる真摯な芝居
マリコは二十四時間監視されることになり、無機質な特殊部屋に軟禁されます。
特別に撮影セットを組んだこの「軟禁部屋」は異様な迫力。マリコを精神的に追い詰めます。
マリコと伊知郎、親子の絆は壊れてしまうのか?
マリコは辞職するのか?
この部屋で小野武彦さん・戸田菜穂さんと演技対決する沢口靖子さん。その真摯な芝居が胸を打ちます。
★……そして(※ネタバレが嫌いな方は飛ばしてください)
衝撃の展開。
ドラマの終盤で……
“あの主要レギュラー”の退場劇が用意されています!
いったい誰が?
うーん。詳細は言えません。
12月25日(木)の放送をお楽しみに!
『科捜研の女』史上最大の窮地が、マリコに襲いかかる!
(文責・東映プロデューサー 塚田英明)
制作日誌
第8話、いかがでしたか?
実は脚本家の岩下悠子さんがつけたこの作品の原題は「悪人と冬」――素敵なタイトルですね。「悪人とは」という命題に、村社会、日照権、いじめなどの問題を扱いながら深く切り込んだお話でしたが、一方であたたかくどこかユーモラスな作品でもありました。
そしてなんといっても、「マリコの科学教室」こと、お地蔵様が本当に割られたのかどうかを検証する再現実験がこの作品の目玉のひとつでした。
もう一度復習しますと、「お地蔵様は速水少年によって壊されたのではない、自然現象で自然に壊れたのである」ことを証明するために、お地蔵様が壊れた夜の状況をマリコたちは再現しました。
お地蔵様と同じ組成の岩石に細かい亀裂を入れ(お地蔵様を作る際のノミによる亀裂の再現)、水で濡らし(当日に降っていた雨の再現)、液体窒素で急激に温度を下げる(当日の急激な気温低下の再現)――
すると、村人たちの目の前で、岩石が音を立てて割れたのでした。
亀裂から岩石の中に入り込んだ水分が急激な温度変化に伴って膨張し、お地蔵様が割れた、というのがこの事件の真相なのです。もちろんこれは科学的な裏付けのある正しい理論なのですが、実際撮影の時にあそこまでちょうどいいタイミングで、きれいに岩石が割れてくれるとは限りません。
ということで、ここで弊社・演出部が投入したアイテムが、「ラジコンカー」。
まず岩石を割ります。そしてその切片それぞれに透明な手グスをくくりつけ、岩石を元通りに積み直します。これで見た目は「亀裂の入った岩石」に戻ります。
そしてこの手グスをラジコンカーにくくりつけ、ラジコンカーは岩石を入れたボックスの底に隠しておきます。
これで準備は完了です。
あとはカメラを回して、村人たちがこの岩石を覗き込んだタイミングでリモコンを操作し、ラジコンカーをわずかに動かせば、手グスが引っ張られ、積んでいた岩石の微妙なバランスが崩れることで、岩石が崩れ落ちるというわけです。
これはこれで一つの科学ですね。
こんな創意工夫が、「科捜研の女」にはあふれています。
(この「装置」の写真はフォトギャラリーからどうぞ)
さて現在も1月クール分の撮影が続行中です。
そしてクリスマススペシャルは編集中!!!
重厚な人間ドラマと幾重にも重なりあったサスペンス、そしてマリコ軟禁?鑑定禁止?マリコが辞表を・・!衝撃の結末をお約束します。
12月25日水曜日、午後9時から、宜しくお願いします。
(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)