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テレビ

第5話

2013年11月14日放送

「助けてくれ」
そう叫びながら、初老の男が自宅の庭で絶命した。
飯村長次郎(演・倉石功)。
心臓の病気で最近まで入院していたが、オペが成功して自宅療養中だったという。
病気の発作か?

マリコ(演・沢口靖子)の検死も、早月(演・若村麻由美)の解剖も、結果は「病死」。
よって、日野所長(演・斉藤暁)も病死で処理しようとした。
だが、宇佐見(演・風間トオル)が珍しくもう少し鑑定するように食い下がった。
「娘さんが死因に不審を抱いていました」
母親を介護している宇佐見は、自分と同じ境遇である長次郎の娘・望(演・平田薫)に感情移入しているのだろうか?

そのことを指摘したマリコに対して、宇佐見は望に同情していることを認めた。
だが、鑑定は科学者として冷静にしたと言う。
マリコはそんな宇佐見にきっぱりと言い放つ。
「残念ながら今回の宇佐見さん、私にはそう見えません」

食い違う鑑定結果。
マリコと宇佐見、正しいのはどちらか?

ゲストキャスト

平田 薫
萩尾みどり
倉石 功
舟木 幸

スタッフ

監督:兼﨑涼介
脚本:櫻井武晴

みどころ

京都府警・科捜研は、マリコのワンマンチームでしょうか?

確かにマリコがエースなのは揺るがない事実です。頼まれていない鑑定を勝手にやってしまったり、自由自在に動いているので、科捜研はマリコのチームという印象も強いです。
ですが、他のメンバーも専門は違いますが、それぞれに優秀なプロフェッショナルです。
特に宇佐見さん。
前回シーズン12の時も書きましたが、サッカーに例えるとファンタジスタのマリコに対して、宇佐見は「水を運ぶ人(献身的に堅実に汗かき役に徹する選手)」です。
でも本当は、司令塔的な役割だって担えるはずなのです。

そんな次回は、宇佐見さんがマリコのように(?)なります。
マリコの病死所見に対し、「いや、毒物によって殺された可能性がある」と食い下がります。
いつもと逆じゃん! そう、そんな印象です。
もちろんマリコだって信念に基づいて鑑定しているわけですから、そう簡単には折れません。
バチバチの対決。
マリコVS宇佐見です!

レギュラー同士が、食い違う鑑定でぶつかる話。
一見よくありそうですが、これまでそんなに扱ってこなかった内容です。
そういう脚本は作るのが難しいからという説もあります(汗)。
ですが、今回はチャレンジ!
この鑑定対決をメインに据えてみました。
脚本は櫻井武晴さん。
さすがの筆力。櫻井さん、すごいです。難解なオーダーに対して、「こんな『科捜研』が見たかった!」というお話を華麗に書いて下さいました。

マリコと宇佐見がぶつかった時、他のメンバーはどうするのか?
所長である日野さんはどう捌く?
いつも我が道をいく相馬くんはどう動く?
新人の亜美ちゃんはやっぱり困惑する?
等々、色々気になりますが、次回は全員がキャラ立ちする奇跡の展開になっています。

皆様を毎回飽きさせないよう、色々なテイストを模索しております『科捜研の女』。
そんなわけで次回は、シリーズの「幅」を広げる一本と自負しております。
白衣VS白衣の鑑定対決、存分にお楽しみ下さい!


(文責・東映プロデューサー 塚田英明)






制作日誌
まずはじめに、前回ご紹介した、トリプルバースデイの似顔絵ケーキの写真をフォトギャラリーからご覧ください!

イケメンほど似顔絵を描くのが難しい・・というわけで描くのが難しい方ぞろいだった、8月のトリプルイケメンバースデイ。
この似顔絵ケーキは、絵の腕前がプロ級な塚田Pと自称・似顔絵師の(?)私、中尾が闊達なディスカッションのもと下絵を描いています。(基本的に全体の基礎となる華麗なラインは塚田Pの担当で、私は顔のパーツを、塚田Pのタッチを生かしたまま似顔絵に寄せていく感じです。多いときは原稿を3往復くらいして「似てる」「こっちの方が似てる」などと言い合いながら描いています)
それを太秦の誇るすてきなケーキ屋さんが、ケーキに転写して届けてくださるのです。
イケメンほど似顔絵を描くのが難しいので、この8月のトリプルイケメン似顔絵にはとても苦労しました。
これからもまたお誕生日を迎える方が何人もいらっしゃいますので、お楽しみに!!

さて第4話、京版画の世界、いかがでしたか?
ヒロイン・茜の揺れ動く女心もさることながら、彫り師・倉貫の、一途であまりに不器用な恋心に胸をうたれた女性も多いのではないでしょうか?
茜を女として愛するだけではない、彼女の摺師としての才能を愛し、支え、守ろうとする。そしてその愛は報われることがない。美しいお話です。
この美しき京版画の世界を実現するにあたり、東映の誇るスタッフの力を結集して、撮影所内に摺師の工房をまるごと作りました!
そしてたくさんの道具や版木をお借りすることであの世界観が実現できたのです。
フォトギャラリー2枚目の写真は、京版画の版元「まつ久」さんからお借りした劇中で使用した版木です。
一枚の版画を摺るためには、このように何枚もの版木が必要です。
版木ごとに彫り方、色ののせ方を変え、一枚の紙に何度も摺りを重ねていく。
紙ごとに印(「見当」といいます)をつけているのでぴったりと色を重ねることができる―理屈はわかっていても、しろうと目には、どう考えても微妙にズレてしまいそうな感じがします・・しかし本当に驚くことに、少しの狂いもなく、まるで一枚の版木で摺ったかのように、むしろそこに一枚の絵を描いたかのように、ひとつの作品が立ち現われてくるのです。そしてただ同じ紙に絵筆で絵を描くことでは表現できない、独特の静謐な味わいがそこにはたしかに存在します。
ちなみに脚本作りのための取材で版元「まつ久」さんを訪れるうちに塚田Pも私も版画の魅力にとりつかれ、クランクイン前にそれぞれ「初めての版画キット」を購入して版画をやってみました。
楽しいです!今年の年賀状はぜひ版画にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


(文責・東映プロデューサー 中尾亜由子)


フォトギャラリー

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