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CASE Ⅹ

2009年9月10日放送

 スーパーマーケット裏の駐車場。冷凍車から冷凍食品の段ボール箱を運び出す作業中の従業員が、荷台の隅にあったトランクケースに気づいた。中を開けると、若い女性の死体。首にはロープが巻きついていた。
 土門らの現場検証にマリコも合流した。冷凍車は昨日の明け方に港の倉庫で冷凍食品を積み込み、一日中、市内のスーパー等を回っていた。そのうちのどこかで積み下ろしの隙をつき、死体が入った段ボールを紛れ込まされたようだ。
 死体は定期券やカードなど身元を示すものを何も持っていない。犯人が持ち去ったのか。マリコは首に巻きついているロープが一本ではなく二本あることに首をひねる。
 早月の解剖から、粘膜に出血、臓器にうっ血。外傷や薬物反応は無く、死因は窒息。
 現場では、二本のロープが首に巻きついていると見えたが、実は首に食い込んでいたのは一本(ロープA)で、首の真後ろに結び目があった。もう一本(ロープB)は、その結び目に結ばれている。結び目を観察するためにロープを切ったマリコと早月は驚く。索溝(索状痕)が、首に斜めについているのだ。
「これって、自殺?」
 通常、他殺ならば索溝は水平につく。だが――、
「でも吉川線があります」と指摘するマリコ。首を絞められた時、被害者がもがいて首をひっかき、首にできる傷だ。自殺の場合は吉川線がつくことはあり得ない。マリコは被害者の爪の間や足の裏などを丁寧に麺棒で拭き取って急いで鑑定に向かった。



【脚本】 森下 直    【監督】 辻野正人

ゲストキャスト

川瀬春奈・・・野波麻帆

みどころ

 トランクから見つかった不審死体から自殺のような痕跡が見つかり、更に首には二本のロープが巻きつけられていて・・・
 謎の死体を巡って、マリコたち科捜研が地道な鑑定から、一歩一歩真相に近づいていく過程が何といってもみどころでしょう。
 今シリーズも今回で最終回ですが、最終話にふさわしいこれこそ「科捜研の女」という一本ですので、ぜひお見逃しなく。

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