「バスターマシン整備日誌!エースも今日で修理完了!」
エースの新人整備士、小山は早く一人前になりたいと張り切っていた。
パイロットのヒロムに会い、感激しているが、ヒロムは逆に心配になり、思わずそれを口に出す。
そんな中、彼のミスで、エースが出撃不能になる。
戦いを切り上げ、基地に戻ったヒロムは・・・。
エンターはデンシャロイドを作りだし、エネトロンを効率よく集め、大量のメガゾードを転送すべく、作戦を進めていた・・・!
脚本 毛利亘宏
監督 渡辺勝也
2012年4月8日O.A.
あらすじ
みどころ
メカ発進の時に誘導の人がいる・・!エンディングで整備士の人たちも一緒に踊ってる・・!
組織のバックアップで戦うことを大事に描いてきた『ゴーバスターズ』。いよいよ整備士にスポットが当たります。
脚本は、「仮面ライダーオーズ」でも何本かお世話になった毛利亘宏さん。
毛利さんは、劇団「少年社中」主宰で、脚本や演出の外部公演でも広くご活躍です。近いところでは、4月末に上演のミュージカル『薄桜鬼』作・演出や人気アニメ『TIGER&BUNNY』の舞台化の脚本など。
そんな毛利さんですが、「戦隊、夢だったんです!好きなんです。ぜひぜひ!」。
Gロッソでは、『シンケンジャー』『ゴーカイジャー』の2期・夏公演の作・演出もされていますが、テレビシリーズ本編は初!気合充分で挑んでいただきました。
アニメのロボ物もお好きとのことで、「整備士!いいですねー」と、『ゴーバスターズ』では初の、メインゲスト〜新人整備士をめぐる物語となりました。
『ゴーバスターズ』の脚本を進めるときは、3要素を揃えてGOします。
1つ)「誰の話?または 誰と誰の関係性の話?」→戦隊シリーズでは基本パターン。
2つ)「何の事件、何のミッションにする?」→『デカレンジャー』や『仮面ライダーW』もこんな切り口でしょうか。組織ならではの題材も『GB』では扱います。
そして3つ)ロボ戦で何をする? → メカやロボアクションの新しいアイデア。
3つめの要素、7話のロボ戦では、「○○○○」やりましょう!と打合せでは盛り上がりました。ご覧になった方はわかるでしょうか?
等身大戦も、コミカルなデンシャロイドが活躍。操車場のロケ地とともにみどころたくさん!お楽しみに。
Cast Information
《小山役/川隅美慎さん》
《高石役/真島公平さん》
こぼれ話
エンディングテロップで、キャラクターデザインのお名前、5名と多いです。たくさんのデザイナーさんにお世話になっています。
なぜか?これも巨大戦に力を入れたいから・・という理由によります。
Mission5のこぼれ話に、特撮 佛田組のことを書きましたが、この特撮部分を少しでも効果的に使いたい、ということで、怪人デザインを一斉に発注しているのです。
特撮班は、ある一定の期間に凝縮して撮影します。
画コンテ打合せ時にストーリーと怪人デザイン、撮影時に着ぐるみが揃っていればいるほど、物語に即した特撮の画が撮れます。
デザインから着ぐるみが上がるまで、3週間くらいかかります。
着ぐるみが間に合ってないと、「たぶんこんなシチュエーションで使える・・?」「こんなのが使い回し出来るのでは・・?」「せめて戦闘員(巨大)戦だけでも撮っとく・・?」と、汎用性を重視した画を撮るしかありません。
諸々の進行が早ければ早いほど、準備もしっかり出来て、充実した佛田組の画が上がってくるのです。
「ロボ」「メカ」という共通記号があるので、デザインさんのバリエーションは多いほど面白い、という考えでもあります。
では、どのロボをどのデザイナーさんが描いていただいているのでしょうか??
【出渕裕さん】
メカデザインの大御所の出渕さん。ぜひお願いしたかったです。
バグラー(戦闘員)と、バグゾード(巨大戦闘員)が出渕さんデザインです。
担当していた戦隊作品は、『ダイナマン』『バイオマン』『チェンジマン』『フラッシュマン』。ライダーでは、『アギト』『オーズ』。戦隊怪人は久しぶりではないでしょうか。独特のデザイン、カッコいいですよね。
【篠原保さん】
エネトロンタンクが篠原さんデザイン。
8話からはゲスト怪人にも参加していただいています。
担当の戦隊作品は、『マジレンジャー』『ゲキレンジャー』『ボウケンジャー』『ゴーカイジャー』等。ライダーも『555』『龍騎』『キバ』『シンケンジャー』『オーズ』・・・東映としては切れ目なしでお世話になってます。あ、『シャンゼリオン』なんてのも。
【原田吉朗さん】
ロボ、メカでしたら原田さん!とお名前が上がりました。
敵メガゾード 素体α(細いの)。エンターのいるメサイア空間。
ゲスト怪人では、2話のバーナー、3話のニードル、5話のタイヤが原田さんデザイン。
担当されている戦隊作品は、『タイムレンジャー』『ガオレンジャー』など。
クールなかっこよさがいいですね。
【森木靖泰さん】
ロボ、メカ・・とやはりお名前が上がった森木さん。
敵メガゾード素体タイプβ(まるい)。タイプγ(強いの)。基地の司令室。
ゲスト怪人では、1話のショベル、4話のカッター、6話のスプレーが森木さんデザイン。
担当されている戦隊作品は、『デカレンジャー』等。メタルヒーロー『メタルダー』等。
【K−SuKeさん】
『ゴーオンジャー』のディフォルメ、かわいい炎神デザインが、K−SuKeさん。コクピットデザインをお願いしています。そして、ヒロムがフリーズした鶏の看板なんかも。
いろんな方が入ることで、自分がデザインしていない素体メガゾードに、付足しパーツをデザインする・・といったコラボレーションも発生しています。
素体メガゾードにつくのは、腕だったり(1話ショベルゾード)、頭だったり(5話タイヤゾード)、胸だったり(6話スプレーゾード)と、同じ素体でもいろんな付き方があるのがポイント。
等身大メタロイドと、巨大メガゾードが、一緒のパーツを使い回したりもしています。
デザインでは成立しててもなかなか難しい場合も・・・?
着ぐるみ製作のレインボー造型さんからは「好きにデザインして下さい。どう作るかはこちらで考えますから」と頼もしいお言葉を頂いています。
いろんな方面のプロの方の結集。特撮作品は贅沢ですね。
前回、第1次佛田組は、パイロットの柴�ア組〜4、5話の中澤組までと書きました。
では、その次は?なんと、6話からは、すぐ第2次佛田組で撮った映像となるのです。
まだ巨大戦はいろいろチャレンジしていきます。
ウイークポイント
先週、第5話でリュウジが激しく熱暴走、ヨーコちゃんを泣かせてしまったのは記憶に新しいことと思います。これで3人のウイークポイントが全て白日の下に曝されることになりました(笑)そこで簡単ですが解説を加えてみようと思います。
まずリュウジ。
こちらは先週のHPでも詳しく説明されておりましたのでかいつまんで。。。
劇中でニックとゴリサキが言ってました。
ゴリサキ「力の酔っぱらいというか……」
ニック「テレビの悪役みたいになって、そのあとグダグダになるらしい……」
とても的を得た表現ですね。本当に小林さんのセリ、いやいやバディロイド達の表現の豊かさには頭が下がります。
あの気の強いヨーコちゃんを一瞬にして赤子のような状態にしてしまう程のインパクト。
普段は優しいリュウさんだからこそ、そのギャップが衝撃的だったのでしょう。
でも、それは見ている皆さんも同じなのではないでしょうか??
一体どの程度の体温上昇で熱暴走が発生するのか、逆にどの程度の体温を保っていれば熱暴走は防げるのか。皆さまにとってはまだまだ謎の多いウイークポイントです。
続いてヨーコちゃん。
ヨーコちゃんのウイークポイントは【充電切れ】、常に何か食べることでカロリーを摂取しなければ、へなへなになってしまうのです。きっと人前ではあまり見せないようにしていたリュウジと異なり、ヨーコちゃんは幼い頃から何度も充電切れを起こしてしまっていたのでしょう。まだ若いからコントロールも難しいのではないでしょうか。だから、特命部はヨーコちゃんのためにオリジナルのお菓子を用意しております。チョコレートからキャンディー、さらにはパンに至るまで、バラエティに富んだラインナップでヨーコちゃんを完全サポート。でも、たまに愛用のポシェットへの補充を忘れてウサダに怒られていますね(笑)
最後はヒロム。
彼のウイークポイントは【フリーズ】。その原因となるのは何故か………鶏(笑)
この弱点は突っ込みどころ満載ですね。戦闘においては実は最も致命的なのではないでしょうか??
これまで何度か登場したフリーズの描写ですが、一口に鶏と言っても様々なシチュエーションがあり、その都度ヒロムの症状(笑)も微妙に違っていましたね。
まずは鶏そのもの、つまり実物との御対面の場合、、、
完全に活動停止(笑)救いようのない状態になります。
こうなってしまったら何をしてもしばらくは動かないようです。むやみやたらに叩いたりしてはダメ、丁重に扱ってください。何故なら、この状態のヒロムはただの石像と同じなのですから……
幼い頃からヒロムのことをよく知っているニックは、その対応も迅速。
一刻も早くかついで撤収、安全な場所でひたすら復活を待つ。これがヒロムフリーズ現象の対応マニュアルです。
それでは実物の写真ではどうでしょう。
これでも問答無用でフリーズします。間接的でも本物の写真ではダメなんですね、、、
見た瞬間にフリーズしてしまうので、こんな無理な体勢の時もあります。元に戻るとき、必ず頭を打つのでしょう(笑)
それでは鶏のキャラクターではどうなのでしょう??
完全に、とは言わないまでもかなりのダメージはあるようです。
でも、喋ったり体をなんとかして動かそうという意志は働くので、さしずめ「半フリーズ」とでも言いましょうかね。
何度も言うように戦闘中だといずれにしろ致命的なのですが、フリーズから戻った時の対応策や次の行動をきっと脳内で考えたりすることはできるのでしょう。かろうじて会話も可能なのでニックに指示して防御体制をとったりはできそうです。
最後に「鶏」という単語ではどうなるのでしょう。
これは3話ででてきましたね。ヨーコがヒロムにいらっとして「なによ、鶏!」とまさかの口撃(笑)
ヒロムは「単語だけならなんとか……」といいながら歩き続けておりました。その姿たるや見るも無残なかっこわるさでしたが(笑)
いずれのウイークポイントも全貌は明らかになっておりません。
13年前にワクチンを接種、亜空間に飛ばされることなく生き残った代償に背負ってしまったウイークポイント。
ヒーローに欠点が、という珍しいこの設定もゴーバスターズの見所の一つです。
皆さん注目してご覧くださいね〜
にしても、エンターやヴァグラスにバレたら、絶対危険な気がするのですが……笑
「豪バスターズのGB日記」
「エース整備不良?!」
エンディングのダンスする作業員の方々のほうに目が行ってしまい、レギュラー陣のダンスを見逃しがちな俺、若松です。
今回は、「GB(ゴーバスターズ)日記」だけに、彼らのある1日について綴りましょう。
○月○日早朝、ロケバスや機材車が関東圏某所に到着。俺若松、現場立ち会いに自分の車で到着(決して寝坊したわけではない)。今日の撮影は、ヒロムとリュウジとヨーコが作戦を確認し、ゴーバスターズに変身して現場に急ぐ、というシーンから。さすがに3人の息は完全に合っていて、テスト数回のあと本番。6カット、どれも一発OK。
それから変身後の3人、レッド、ブルー、イエローバスターがダッシュ。シーン変わってメタロイドと格闘。レッドオッシーさん、ブルー竹内さん、イエロー蜂須賀さん強し! ダイナミックかつ華麗なアクションでメタロイドさんを見事にシャットダウン。
そこで昼食。ロケ弁当は生姜焼き弁当と銀ダラ西京焼弁当。勝大くんや馬場くんは肉系のチョイスが多い。暖かい日だったので、スタッフ・キャストみんなで現場のあちこちに腰掛けながら仲良く食べる。ちなみに有紗ちゃんはオムライスが大好物なのだが、ロケ弁当ではなかなかお目にかかれない。ごめんね。
食後、ロケバスで撮影所へ。みんな爆睡していた。はず(自車移動だったので見ていない)。毎年、みんな移動中は基本そうです。連日朝早いからね。お疲れ様です……という間もなく、撮影所に到着、スタッフはセットの撮影準備にかかる。
この日のセットは“合成素材”仕様。いわゆるグリーンバックなどを背景に、キャストやキャラ、ロボの皆さんを撮影する。ワイヤーアクションも日常茶飯事、生身で上から吊られることもあり、まさに身体を張った仕事。しかし、勝大くんらは3人とも当初からビビらない。ちなみに1話の冒頭、リュウジとヨーコが高いところに据えられたクレーンの上からビル内のヴァグラスを確認するシーンがありましたが、あれ合成じゃないんです。命綱はもちろんつけてもらいましたが、相当高くクレーンが吊りあげられても、馬場くんも有紗ちゃんも全く平気でした。見てるこちらが怖かったくらい。俺なんか超高所恐怖症で、地方の吊り橋渡るときなんか、産まれたての子鹿状態。高層ビルは見上げるだけでも目眩する。彼らはやはりスゴい人たちです。ちなみに馬場くんの口癖は「すごっ!」。俺最近うつっちゃったよ。
17時半頃の夕食休憩をはさんで、19時に撮影終了。
しかし3人の仕事は終わらない。取材が今日は3誌も入っている。仕切っている望月APが組んだプログラムを見ると、「単独インタビュー・劇中衣裳」「対談・プライベート衣裳」など複数の予定が場所を分けて巧みに盛り込まれている。……ただその分、3人と衣裳部が本当に大変なわけです。それに同時期の取材というのは、質問事項が似通ったものになりがちです。初期だと、「オーディションに合格した時の様子を教えて下さい」「オフの日は何をしていますか?」などなど。それでも、誰も不平ひとつ言わず、楽しそうに語ってくれるんです。相当疲れてるはずなのに。でも「全然平気です!」と言い切ってくれる3人が素敵すぎる。俺ならバテて……というか俺が今バテとるわ。“俺整備不良?!”。セッティングや取材陣との連絡に走り回る望月くんを尻目に、3人がコメントしている取材部屋の椅子でついウトウト……いやしていない。大丈夫。
結局全ての取材が終了したのは22時。
「みんな、今日は本当にお疲れ様でした!」
毎日こんなに予定が詰まっているわけではありません。ただ、こういうハードな日はしょっちゅうです。若さと体力、何よりプロとしての覚悟がないと、一年間の長きに渡る撮影の日々を堪えることはできません。
だから再三言います。彼らはやはり、スゴい人たちです。
映画情報
今年もやります、ネットムービー!
2008年から始まった、配信向けオリジナルコンテンツ=ネットムービーも遂に7作目。
今回は映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」と連動したショートコンテンツをお届けします。
その名も、『ネット版 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大変〜犯人はダレだ?!〜』
気になる内容は、衝撃の結末が待つ前代未聞の「スーパーヒーロー殺人事件」(「仮面ライダー殺人事件 名探偵は君だ!」と「スーパー戦隊殺人事件 名探偵は君だ!」)、ゴーバスターズが速水先生の悩みを解決する「特命探偵バディゴー!」、そして鳴滝とウラタロスがオトナの事情を暴露する「オトナの鳴海探偵事務所」の全10話!
ラビットハッチで、司令室で、弦太朗が、ヒロムが、速水が、そして鳴滝が!
テレビシリーズや映画では観ることのできない、ネット版ならではの世界をお楽しみください。『ネット版 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大変〜犯人はダレだ?!〜』は、4月1日(日)からPC、スマホ、ケータイ、IPTV、ゲーム機などでご覧いただけます。
詳しい視聴方法・配信先などはこちらの 公式サイトからご確認ください。
「仮面ライダーディケイド」から3年
そして「海賊戦隊ゴーカイジャー」の登場
オールライダーと全スーパー戦隊、夢の競演が遂に実現!
もちろんゴーバスターズも参戦!!
ヒーロー新世紀到来!!
仮面ライダーとスーパー戦隊 生き残るのはどちらだ!
4月21日、日本の誇る2大ヒーローの行く末を
己の目で確かめよ!!
今なら【劇場窓口にて】(一部劇場を除く)
☆つながるスーパーヒーロー!!
【仮面ライダーVer.】 | or | 【スーパー戦隊Ver.】 |
※プレゼントは劇場により数に限りがございますので、お早めに!
前売券料金(税込):大人・学生1,300円/中学生・小人(3才以上)800円/親子ペア2,000円
そして!!
4月7日(土)より、プレミア前売券発売!!(劇場窓口のみ)
全国限定10,000個!
ライダーヒーローシリーズEX
仮面ライダーフォーゼ エレキステイツ重塗装版 付
料 金:2300円(税込)
※数に限りがあるのでお早めに!
※プレミア前売券は一般券のみの販売となります。
出版情報
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(文責:武部直美・若松豪・望月卓) |
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