「なんも企んでないっすよ」
月面基地ラビットハッチでは賢吾が、早くも部長気どりの美羽に軽くウンザリしつつ、アストロスイッチを調整していた。
10番、エレキスイッチ。
賢吾は、その普通じゃないポテンシャルに期待する。
学園では、弦太朗がチャラーい1年生・JK(ジェイク)に自分主催のパーティーに来ないかと、誘われる。
だが、学校の全員と友達になる男をもってしても、JKは「お前と友達になるのは一番最後でいいや」という存在。うさんくささ全開なのだ。
それでもなんとかして、弦太朗をパーティーに参加させようと焦るJK。
何か裏があるのか。
その頃、フェンシング部の練習場では一人の男子生徒がスコーピオンにスイッチを渡されていた。
「あのお調子者、絶対に許さない……」
スイッチを押してゾディアーツになる少年。彼の復讐のターゲットは!?
ちゃらいぜ、JK(ジェイク)
学園の情報屋は油断禁物!
特殊スイッチ「エレキ」はビリビリ~
今回注目のアストロスイッチは、記念すべき(?)ナンバー10!
エレキスイッチです。ビリビリ。
ちょっと特別なスイッチなのですが、どう特別なのでしょうか?ビリビリ。
何かが起きる予感。ビリビリ。 他にも、ビート、チェーンアレイ等、新スイッチ・新モジュールも続々登場でお送りします。
ドラマはJK活躍編。
なのですが、JKに代表されるイマドキの遊び人グループ。いわゆるチャラ男くんやギャル系の女子が、一体何が好きで何を考えて、どう生きているのか……僕には正直 よくわかりませんでした(汗)
今回のエピソード作りは、それを調べるところからスタートしました。
ギャル向け雑誌を読み漁ったり、オーディションでお会いした“現役”のコたちに質問したり。
なかなか、未知との遭遇でしたね(笑)
雑誌に載っていた人生をナメきったようなフレーズの数々。これをお手本にしましょうと言うと、脚本・中島さんが「この台詞を俺に書けって言うんですか?」と笑いな がら絶叫。
そして演出は、チャラチャラとは真逆のスタンスの男!巨匠!の石田監督。
この、ギャル男くん達を正座させて説教したい気分にかられた、我らオジサン感覚は弦太朗に体現してもらっています。先端を行く遊び人グループと古式ゆかしい番長キ ャラ、両者のギャップの面白さをご堪能ください。
ちなみにJKを演じてくれている土屋シオンくん。彼は子役の頃、『忍風戦隊ハリケンジャー』でクワガライジャー・霞一鍬の幼少期を演じてくれていました。皆さんも この機にハリケンDVDを見直して、シオンくんの成長を実感してみてはいかがでしょうか?
それにしても、あんなに可愛かったのに、こんなにチャラ~くグレちゃって、ううっ(泣)
なーんて。グレてるのは役を演じているだけで、素顔のシオンくんは役に真面目に取り組む好青年です。JKという立ち位置の役割も美味しさも的確に理解している頭の 良いコです。
そんなJKの活躍にご期待ください。
ということで、5話。お楽しみに!ビリビリ。
青春スイッチ、オン!
脚本 中島かずき 監督 石田秀範
(文責・塚田英明)