カズマたちブレイドの世界は消滅した。
世界の融合……。
それは、やはり全世界の消滅に向けての道すじを意味していた。
世界の融合を加速するスーパーアポロガイスト。
夏海をも拉致した彼は、結婚の儀式を執り行うことで、ディケイドの力をも取り入れようとする。それとひきかえに、夏海の命は永遠に失われてしまうが……。
全世界が消滅へと向かう中、士(つかさ)に「この世界から出ていけ」と勧告する剣崎一真たち。
融合の中心にディケイドがいることが問題だというのだ。
そうしなければ、全ライダーが士の敵として立ちはだからざるをえないと。
だが、士はこの世界にとどまることを選ぶ。
世界がどうとか、理屈は関係ない。
夏海を助けるために。
旅がはぐくんだ、大切な仲間のために!
「祝う」という字と、「呪う」という字は似ている
「《平成ライダー10周年》そのものを映像化します!」
と銘打ち、アニバーサリーイヤーを祝う《お祭り》として企画スタートしたディケイド。
けど。
そうしたお祭りの存在自体、存在悪でもある。
各シリーズが独立しているのが平成ライダーなのに、それをまぜこぜにして祝おうだなんて、平成ライダーのアイデンティティを真っ向から否定する行為でもあります。
ディケイドは祝いであると同時に、呪いでもある。
その状況そのものをストーリー化しているのが、物語としてのディケイド。
こうした番組としての成り立ち自体、すくなくとも登場人物にとっては《呪い》です。
主人公であるはずのディケイドを、オープニングのナレーションまでが「世界の破壊者!」と責めつづけてきました。
士は、ユウスケは、夏海は、大樹は……。
彼らには、番組から与えられた役割があります。けど、その役割は、登場人物にとっては呪いそのもの。
立ち上がる彼らが戦いを仕掛ける相手は、じつは大ショッカーではなく、「ディケイドという番組」にひとしいのかもしれません。
全31話。
彼らは、ここまで成長しました。
番組そのものに戦いを挑むことができるほどに。
どうか見守ってください。彼らの戦いを。
ディケイドたちが『ディケイド』という番組に挑む戦いを!
これが、『ディケイド』の最終回です。
脚本:米村正二 監督:石田秀範












大ヒット街道を驀進中の劇場版。












