大ショッカーに使い捨てられようとしたと知りながら、それでも返り咲きを望む少年マサヒコ。
マサヒコは、ギギの腕輪を奪って逃走する。
彼を一途に信じようとした、アマゾンの思いは裏切られた。この国で、アマゾンを受け入れてくれる人間は、結局ひとりも見つからなかった。
この世界に愛想を尽かしはじめたユウスケは、別の世界へ脱出することを提案する。
心の拠りどころをすべて失ったアマゾンもまた……。
しかし士(つかさ)の心には一つの疑問が芽生えていた。なぜマサヒコは、そこまで大ショッカーに執着するのか? と。
一方、ギギとガガ、2つの腕輪を得た十面鬼とアポロガイストは、いよいよ恐るべき計画をスタートさせようとしていた。
長石監督は、往年の『仮面ライダー』第1作(1971)から助監督として辣腕を振るわれていました。
中でも『アマゾン』(1974)は第1~4話の脚本まで手がけ、ゆかりの強いシリーズ。
35年の時を経てよみがえったアマゾンへの愛が炸裂する29話。スーパー大切断も炸裂!
主演映画『ぼくとママの黄色い自転車』の公開も近づいた、武井証くんの演技も光ります。
脚本:米村正二 監督:長石多可男