カブトの世界。
ワームの速度に対抗するため、ZECT はマスクドライダーシステムを開発した。
だが、そのクロックアップ機能が暴走し、高速度の世界から戻れなくなったカブト。そんな彼は、いつしか伝説と化し、見えない脅威として市民に恐れられるようにさえなっていた。
一方、自分に擬態したワームを追う士(つかさ)は、ある少女と、おばあちゃんに出会う……
『サイボーグ009』の1エピソードに、加速装置が止まらなくなるお話があるそうです。
加速状態というのは、ただ速く動けるだけじゃなくて、べつの物理法則に身を置くこと。人から見えないのはもちろん、逆に人に何かを伝えることもできない。ペンを握ろうとすると摩擦で燃えてしまい、手紙すら残せないのだとか。
ほとんど『ゴースト』状態です。大切な人のそばにいても、何もできない……。
次回《カブト編》も、そんなようなお話。
クロックアップしっぱなしのカブトは、人とのカンケイを断たれ、それでもひとり、孤独な戦いをつづけています。大切な何かを守りながら。
カブトが見えない《カブトの世界》───
難題に挑んだのは、『仮面ライダーG』の熱もさめやらぬ田村監督と、脚本・古怒田さん。
『555』のアクセルフォーム以来、加速表現にはコダワリのある田村監督&宮崎アクション監督。さらに研鑚を重ね、新しいクロックアップ表現まで編み出しました。題して《クロックアップ2009》! アクセルフォーム VS カブトライダーズのクロックアップ対決も見逃せません。
脚本:古怒田健志 監督:田村直己
















