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仮面ライダーアマゾンズ

DATA
BS朝日 7/3スタート毎週日曜 深夜1時から
TOKYO MX 7/6スタート毎週水曜 22時30分から
テレビ放送は終了いたしました。Amazonプライム・ビデオにて 絶賛配信中

EPISODE GUIDE

Episode10 JUNGLE LAW
9月4日放送(BS朝日 深夜1:00~)
9月7日放送(TOKYO MX 22:30~)

死んだはずの人間が変身したアマゾンシグマ。
アマゾンアルファの攻撃は、当たっているはずなのに、まるで効く気配がない。さすがの仁も空恐ろしさを感じていた。
 
戦いの様子をあらかじめ録画していた仁は、駆除班に合流。映像を見せる。
「前原くんが生きていた!」
マモルは無邪気に喜ぶが、駆除班の面々には受け入れがたい現実だった。
 
一方、野座間製薬で令華が進める作戦「トラロック」は静かに進行していた・・・・・・。悠の思いはどこに?


脚本:小林靖子
 
監督:田﨑竜太

(文責・武部直美)

橘がくり出した第3のアマゾンライダー・シグマ。
「5手で詰む」とかなんとか言っちゃって、チェスの名手きどりで、仁=アルファに迫ります。
 
このチェス趣味はというと───殉職した駆除班メンバー・前原淳の、生前の嗜好が、イヤな形で引き継がれ、悪趣味化した設定なわけですが……。
はて、前原ってチェス好きでしたっけ?
 
 
各登場人物のキャラクターは、パイロット(1・2話)の時点で、石田監督とキャストの皆さんが話し合い、掘り下げていきました。
もちろん台本にのっとって……なのですが、時として、台本が意図していない方向に発展する場合も。
無口な福田、ぶっきらぼうな高井望なんてのが典型例。今回の田邊さんや、前回の宮原さんのインタビュー中にもありますが、これは台本ではなく、現場サイドでつくりあげられたキャラクターなのです。
 
たまったものじゃないのは、脚本の小林靖子さんこと靖子にゃん。
 
キャラが変われば、行動や人間関係も変わります。当初のもくろみを一度ご破算にして、キャラを把握しなおさないことには、先のお話が書けません。
本読み(台本読み合わせ)、撮影、試写───機会をとらえては、現場のキャラを吸収していきました。
そのひとつに、前原の「チェス好き」があったわけですが……。
 
 
完成作品では、前原のチェスシーン、ほとんど残っていません。
よくよく見れば、車や会社に前原用のチェスボードがかろうじて確認できますが、ほとんど裏設定の世界。そういうところまでおろそかにしないで拾う。
なによりもキャラクターを大事にする靖子にゃんらしさを感じます。
 
 
さて。
 
シグマをアルファにぶつけた橘。つぎの標的はモグラアマゾン、そしてオメガ?!
一方、アマゾン殲滅作戦トラロックを進める令華。
2大勢力に振り回される一同の、おのおのの思惑もまた交錯します。運命にみちびかれ、レギュラーキャスト陣が、最初で最後の大集合を見せるのも、この Episode 10。そんな中、悠(はるか)も仁も、最終回に向けてキーとなるセリフをひそかに放ちます。
 
最終章に突入している『アマゾンズ』。泣いても笑っても、あと4回かぎり! です。

(文責・白倉伸一郎)

◆キャスト紹介

前原淳役
朝日奈寛(あさひな ひろし)さん

アマゾンシグマを演じるのは朝日奈寛(ひろし)さん。第2話で絶命し、橘が進めるプロジェクトに利用され、駆除班とは敵対する関係で復活。朝日奈さんは台本を貰って、ご自身が変身することを初めて知ったそうです……笑。 悠とも仁とも違う「アマゾン」の変身をご覧ください。

◆アマゾンシグマ

新種のアマゾン。前原淳の遺体に、新型のアマゾン細胞を移植して生み出されたアマゾン体が、アマゾンズドライバーを用いて変身した姿。前原が得意としていたチェスと同様、相手の攻撃を先読みし、圧倒する。痛覚がないため、攻撃を続け、手を休めることはない。本作でほとんどの敵役をこなしてきたスーツアクター・荒川真さんの格好良さが、最も引き立つキャラクターでした。

◆トラロック

野座間製薬が開発したアマゾン大量駆除を目的とした作戦。第3・4話のアマゾンマンションでテスト利用したものを改良し、人体への影響はなくなった。水と融合させることでガスを生じさせ、アマゾンの多くを死滅させることができる。作戦名は<雨の神>から名前が由来している。

<TV版放送記念!キャストインタビュー>
作品の魅力をより多くの方に伝えるべくキャストの皆さんにインタビューを敢行中!!
他では聞けないエピソード満載の本インタビューをお見逃しなく!

↓これまでのインタビューはこちらから!↓
第一回:藤田富さん(水澤悠/仮面ライダーアマゾンオメガ役)
第二回:谷口賢志さん(鷹山仁/仮面ライダーアルファ役)
第三回:武田玲奈さん(水澤美月役)
第四回:東 亜優さん(泉 七羽役)
第五回:俊藤光利さん(志藤真役)
第六回:小林亮太さん(マモル/モグラアマゾン役)
第七回:宮原華音さん(高井望役)
第八回:勝也さん(三崎一也役)

◆第九回:田邊和也さん(福田耕太役)インタビュー

 どんどん福田のセリフが減っていき、最終的にはほとんどなくなりました(笑) 

――オーディションの時に記憶に残っていることはありますか?

田邊 オーディション用の台本は、セリフだけで情報も少ないので、役者どうしで自由にやらせていただきました。
芝居も含め、役者の素の部分を見られているという印象です。
あまりオーディションという感じではなく、終わった後に、“楽しかったな。お芝居をしたな……“というのが正直な感想でした。




――台本の読み合わせの時に、記憶に残っていることはありますか?

田邊 石田監督のイメージを読み取る時間という印象でした。
仮面ライダーに出演が決まってから、今までの作品を何作か研究して、自分なりに仮面ライダーという作品の世界観をイメージしていったんですけど、石田監督とお話しすると……お、違うぞ?!って(笑)。 そこから先は、監督が思い描く世界観・各キャラクターの像というのを、読み合わせの中で模索していきました。緊張感がある有意義な時間でした。

読み合わせが進む中で、監督から「このセリフは削ろう」と次々指示があり、どんどん福田のセリフが減っていき、最終的にはほとんどなくなりました(笑)。
セリフが少なければ少ないほど、一言が過度に重くなってしまうので、サラッと言おうと思ってたんですけど……監督から「田邊、つまんない。」と(笑)。監督とのやり取りの中で、どこまで表現をしていくか調節していきました。




 内面が、視聴者に伝わるような演技をしたいと考えていました 

――言葉ではなく、仕草や雰囲気で伝えることは、すごく大変なことのように思えます。

田邊 福田は、僕が挑戦してみたいキャラクターだったので、すごくやり甲斐がありました。
セリフの言い回しで演技するのではなく、気持ちという内面が、視聴者に伝わるような演技をしたいと考えていました。
例えば駆除班内での立ち位置や、それぞれとどう接するのか、どんな過去を持っているのかを常に意識しました。
そうやって演技することで、視聴者一人一人が想像をして楽しむ余白を残すみたいな……僕の中でのイメージは、浅野忠信さんの演技が念頭にありました。




――演じる上で気をつけたことはありますか?

田邊 声の出し方は気をつけました。
僕は舞台をやらせていただくことが多いので、はっきりとお客さんに届けられるよう、つね日ごろ心掛けていますが、映像は求められるポイントも変わってきます。幸いにも、声が小さくても良いキャラクターだったので、声の持つ奥ゆきを大事にしたいと思って演じました。
普段の私生活で使うような声質に、どこまで近づけられるか、自分の中で一つ課題を持って取り組みました。ちゃんと音声が収録できているか、毎回心配でしたけど(笑)。




――全13話を通して何か収穫はありましたか?

田邊 連ドラ初レギュラーでしたので、監督が話数によって変わるというのは初めてでしたし、とまどいもありました。
作品性が一貫していたとしても、監督が変われば、演出も変わっていきます。
でも、田﨑・金田両監督は、各キャラクターに対して、“どうアプローチするか“、役者や1・2話の演出をベースにして、臨機応変に対応されていました。そうした連ドラを作り上げていく過程は、すごく勉強になりました。




 福田というキャラクターが表現する感情の幅が大きく広がりました 

――記憶に残っているシーンは?

田邊 大滝のトンボアマゾンを撃つシーンです(Episode2)。
 「大滝は害虫じゃねぇ」という僕のセリフに続くシーンなので、内面はしっかり作って、どこまで感情を表に出すかがポイントでした。
石田監督から「田邊、違う。そうじゃない。」と、結局3回撮り直して、OKをいただいたんです。
そのときに、アマゾンズという作品は、こんなにも感情を爆発させていい作品なんだ!と……福田というキャラクターが表現する感情の幅が大きく広がりました。
どんな状況でもクールで、感情を出さないつもりで福田をイメージしていましたが、撮影現場でいろいろと試す間にやっぱり変わってきますね。




――キャストの方に一言贈るとしたら、どなたにどんな言葉をお送りしますか?

田邊 志藤さん(演:俊藤光利さん)。駆除班をまとめていただいたので、感謝を伝えたいです。
駆除班年上組(志藤、福田、三崎)の中でも、志藤と福田は、<駆除班ファミリー>の父であり、母であると個人的に感じていました。
どちらかが前に立つと、もう一方はそれをフォローするみたいな……そんな夫婦関係ですね。時と場合によって、志藤=父、福田=母という立ち位置が入れ替わることもありましたが、僕は志藤さんの動きを見て、逆をいこうと心掛けていました。
劇中・プライベートの両面で、志藤さんとの信頼関係が築けたからこそ、できたことだと思います。志藤さんという絶対的支柱がいてくれたからこそ、僕は自由に演技させていただけたと感謝しています。




 まずは身近な方へ、ドンドン宣伝していってくれたら嬉しいです!(笑) 

――最後に、視聴者の皆さまに向けて『仮面ライダーアマゾンズ』の魅力をお願いします!

田邊 こんにちは!福田耕太役の田邊和也です!!(笑)

この作品は、特撮ヒーローという要素に加えて、必死に生きることの美しさや仲間との絆、生と死という要素を上手に盛り込んでいると思います。
視聴者によっては、多少表現がきつい戦闘シーンがあるかも知れませんし、大人向けの作品と評されることが多いんですが、子どもが見て何か感じ取ってもらえるような作品になっていると思います。
一人でも多くの方に視聴いただいて、まずは身近な方へ、ドンドン宣伝していってくれたら嬉しいです!(笑)

番組公式HP( amazons.jp )ではノーカット版のインタビュー記事を掲載中。こちらは全13話お楽しみ頂いた方向けの内容が含まれております。配信オリジナル版ですでにご覧になった方、インタビューの続きが気になる!という方、是非こちらもご覧ください!!

(文責・坂航太)

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INFORMATION 番組情報

CAST
水澤 悠:仮面ライダーアマゾンオメガ/藤田 富
鷹山 仁:仮面ライダーアマゾンアルファ/谷口賢志
水澤美月/武田玲奈
泉 七羽/東 亜優

志藤 真/俊藤光利
マモル:モグラアマゾン/小林亮太
大滝竜介/馬場良馬
高井 望/宮原華音
前原 淳/朝日奈 寛
三崎一也/勝也
福田耕太/田邊和也

橘 雄悟/神尾 佑
加納省吾/小松利昌
水澤令華/加藤貴子
天条隆顕/藤木 孝

STAFF
原作:石森章太郎

脚本:小林靖子

監督:石田秀範/田﨑竜太/金田 治(ジャパンアクションエンタープライズ)

音楽:蓜島邦明

主題歌:「Armour Zone」歌/小林太郎

アクション監督:田渕景也(Gocoo)

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