東映ホーム > テレビ > 仮面ライダーオーズ/OOO > あらすじ一覧 > 第2話 「欲望とアイスとプレゼント」

テレビ

第2話 「欲望とアイスとプレゼント」

2010年9月12日O.A.

Episode Guide

瀕死の刑事さんに、謎の腕がくっついた?!
驚く映司に、アンク(姿は人間だが、中身は怪人)はにやりと微笑んでみせた。
グリードと呼ばれる彼ら異形の怪人は800年の封印を解き、この世界を飲み込もうとしているらしい。
映司は、欲望を食らい、成長していく怪人・ヤミーを前に再び変身しようとする。
だが、アンクはそれを拒否。怪人と人間。戦う理由はあまりに違うのだった。



いかがでしたでしょう。記念すべき第1話。
小林靖子さんのパイロット版は、誕生編をがっちり描くことが多いですね。
2話では、CG怪人も登場し、派手なバトルをたっぷりお見せします。

「オーズ」のクリーチャーデザインは、出渕裕さんと、篠原保さん。
出渕さんは、ライダーシリーズでは、「アギト」(2001)、映画の「THE FIRST」シリーズを手がけています。テレビでレギュラーをお願いするのは、「アギト」以来なので、久々です。

篠原さんは、「龍騎」(2002)「555(ファイズ)」(2003)「キバ」(2008)と、ライダーシリーズでもずっとお世話になっている方。

両巨頭をお迎えして送る、大変贅沢な作品となっています。

カマキリヤミーと、昆虫系幹部ウヴァ、猫系幹部カザリ、水棲系幹部メズールが出渕さんデザイン。
予告で出ているオトシブミヤミー(CG)、重量系幹部ガメルのデザインが、篠原さんです。
それぞれ個性が際立っているのではないでしょうか。

オーズは、敵の力を取り込んでフォームチェンジしていくライダー。
タカ!トラ!バッタ!と、ベルトが叫ぶくらいですから、怪人も出来るだけモチーフがはっきりしたものにしたい、というコンセプトです。

今後もご期待下さい。

余談ですが、グリード=強欲の意、ヤミー=おいしい、おいしそうの意から来ています。
欲望の対象を「おいしい~」と喰らうのが、ヤミーです。
グリードそれぞれの名前にも、法則があります。こちらはまた別の機会に・・。



 脚本:小林靖子  監督:田﨑竜太

Cast Information

アンク 役/三浦涼介

怪人アンクを演じるのは三浦涼介君です。幼きころより、芸能界に身に起き、ジャズダンス、ヒップホップ、歌、そして芝居とマルチにこなす若手演技派俳優が、刑事と怪人という相入れない二つの役に全身全霊をかけて挑んでいます。
「映司とは違う都会的な雰囲気」を持つ「怪人」という果てしなく難易度の高い役を、期待以上に演じてくれていますが、決定的な弱点もあります。どうやら、高所恐怖症らしく。
ただ、残念ながら、役柄上トリなので。「電線に掴まれ」とは言いませんが、この現場、アンクに関しては、できるだけ高いところ、敢えて高いところ、必要以上に高いところを狙う傾向にあります。その点はだいぶ苦労しているようです。
また誰が言ったか分かりませんが、家電怪人として、最先端精密機器を使いこなしたりも。
このご時世、人間が出来ることは大抵怪人にもできるということなのでしょうか。
お茶目な一面も随所に見せてくれます。



泉比奈 役/高田里穂

刑事である兄を慕う純粋無垢な一面と、隠そうとしても隠しきれない怪力ぶりが魅力の泉比奈を演じるのは若干16歳、高田里穂ちゃん。時折見せる涼しげな顔と愛くるしい笑顔が印象的な本作のヒロインは、オーディション時難航していたこの役を、満場一致それも一回で勝ち取りました。そのナチュラルな芝居とスケールの大きさには、田崎監督も太鼓判を押すほどです。
怪力ばかりがクローズアップされがちですが、実は映司とアンクが共に行動する背景には比奈の存在があります。まさに、このオーズにおいて鍵を握る人物です。
序盤はまだまだ幼さを見せる比奈。しかし、兄の境遇を受け入れ、この物語の中で少しずつ成長していきます。そんな比奈をどこまで里穂ちゃんが演じてくれるのか。製作者サイドも期待に胸膨らむところです。



後藤慎太郎 役/君嶋麻耶

鴻上ファウンデーションに仕えるライドベンダー隊の若きエリート隊長を演じるのは君嶋麻耶君です。最近では自らのブランドを立ち上げるなどファッション業界での多才ぶりが際立つ原宿のカリスマ読者モデルが、本格役者デビュー。クールで真面目な後藤同様に、現場でも、直向きに芝居に取り組んでくれています。
この後藤という役、実は振れ幅が最も大きい役でもあります。理想と現実に思い悩んだり、エリートがゆえの挫折感を味わったり。映司とアンクに続く第3の男の動向にも目が離せません。
映司役の渡部君は秋田在住当時、雑誌に載る君嶋君に憧れていたらしく、共演が決まると喜びの余り「キミニャン」、「キミニャン」と呼んでいたという話も。ただ、1日で「君嶋君」に戻ったらしいです。よほど浸透しなかったのでしょうねー。



里中エリカ 役/有末麻祐子

セブンティーン専属モデルとして、大活躍中の有末麻祐子ちゃんは、鴻上ファウンデーションの有能美人秘書里中エリカとして登場します。
鴻上会長からの指示は大きく二つ。誕生日の者を調べることと、ケーキを美味しく食べること。その有能ぶりを見せる時は、一体いつになるのでしょう。未だよく分かりません。
ただ、実は結構アクティブです。鴻上会長の傍にいるだけでなく、神出鬼没、前触れもなく予期せぬ場所に現れます。こんなド派手な恰好で。
鴻上会長と里中、この二人が揃うとグリードと遜色ないほどに浮世離れしています。
衣裳合わせ時には、この衣裳着て大丈夫なの?と思いました。結果的に、何ら問題ありませんでした。
宇梶さんは言わずもがな。有末ちゃんも負けてないです。さすがと言う他ないです。



白石知世子 役/甲斐まり恵

お天気キャスターとして、最近ではグラビア活動で引っ張りだこの甲斐まり恵さん。比奈のアルバイト先の多国籍料理店クスクシエ店主として、大車輪の活躍をしています。
趣味はコスプレ、特技はコスプレの強要という素敵な性格で、映司、比奈、そしてアンクすらも知世子ワールドに引きずり込む、かなりパワフルな知世子姉さん。
ちなみに、このぶっ飛んだ役作りのためにと監督が甲斐さんに渡したのは、弊社プロデューサーたかのてるこさんの「銀座OL世界をゆく」でした。そのお陰もあってか、初登場の2話目から、臆することなく、ぶっ飛んでくれています。監督、ご明察です。
とにもかくにも、毎回毎回違った衣裳に身を包む知世子さん(映司も比奈も里中も?)、そして衣裳、小道具、装飾とこりに凝ったクスクシエ、期待してください。



鴻上光生 役/宇梶剛士

謎の財団鴻上ファウンデーションの謎過ぎる会長役、鴻上光生を演じるのは宇梶剛士さんです。1話では突然ケーキを作り始め、おもむろにバースデーソングを歌い始めるなど、その驚天動地の所業、視聴者の皆さんも驚いたことでしょう。
何が正しくて、何が間違っているのか。鴻上ってどんな人なのだろう。全ての疑問が愚問に思わせる存在感は唯一無二です。
2話以降もド派手な衣裳に負けない、圧巻のパフォーマンスの連続。ここまで来ると、なんだか清々しい気分になれます。
宇梶さんご本人も楽しんでいただいているようで、こちらとしても嬉しい限りです。



仮面ライダーオーズでは新カメラを採用!

「画がきれい」「色がきれい」第1話試写後、関係者内でもそんな声が多く聞かれました。
それもそのはず。「オーズ」から、ビデオカメラを変えているのです。
今まで使用していたのは、パナソニックのAJ-HD27F(バリカム)でした。
「劇場版 龍騎」でこちらのカメラにしたときは、最新の試みでしたが、ビデオカメラも日々進化しています。
今回、色を特徴としたシリーズにしたい、ということから、カメラテストを行い、AJ-HPX2700G/P2の採用となりました。バリカムの後継機です。
さらにオープニングでは、ドイツのARRI社(フィルム撮影機材の老舗)が満を持して送る、新型デジタルシネマカメラ、ALEXA(アレクサ)が使われています。
こちらは世界でも正式運用は、秋くらいからの最新注目の機器。特別にお借りして撮影させていただいたのです。テレビ作品でのお披露目は、世界初!のはずです。
ALEXAは、35ミリ映画フィルムに匹敵する画質。画がきれい!あざやか!
その色に惚れこんで、田崎監督がぜひとも、とオープニングに使用しました。
もともと、メダル、オーズのフォーム、グリードの登場、映司の衣裳。色に対するこだわりがそこかしこにあります。鮮やかに、華やかに。「オーズ」の世界をさらに魅力的に映し出しています。



高田里穂ちゃん誕生日

撮影が始まって、早2ヶ月。
8月18日高田里穂ちゃんが16歳の誕生日を迎えました。
当日は、何の因果か、映司とアンク、結花(森林永理奈ちゃん)、七美(伊藤れいこちゃん)、クランクイン日と同じメンバーで記念写真です。
イン当初は不安も大きかったでしょうが、今では現場にもすっかり慣れた様子。
常に笑顔を絶やさず、撮影に臨んでくれています。
お盆には、実家の福岡に戻って、リフレッシュ。1年間、頑張ってくれるでしょう。

それにしても、プレゼンターの金田監督の方が照れてるじゃないですか。「記念ですから、監督もご一緒に」と言っても頑なに拒否されましたし。監督、そんなに恥ずかしがらなくても。



ケーキが出来るまで

まずは持ち方 次に塗り方 そうです。その調子です。
じっくり慎重に 興味津津 完成
完璧だよ、里中君 君もそう思わないか?
あっーー!!!切られてるーーー なかなか美味しいです。

(文責・武部直美、石川啓)

同じジャンルのコンテンツ

関連リリース