警視庁捜査一課9係 season12
長年にわたって9係の係長として番組を支えていただいた渡瀬恒彦さんへ深く感謝し、心よりご冥福をお祈りいたします。
- 2017年4月12日~2017年6月7日放送
放送は終了しました。ご視聴ありがとうございました。
「加納倫太郎が早乙女静香が苦手な理由」
親愛なるターシャ・テューダー様
登紀子が亡くなった翌年、加納倫太郎は北田丈晴刑事部長に警視庁に呼び戻されました。北田さんが倫太郎に用意した席は捜査一課9係の係長でした。そこで倫太郎はゼロからメンバーを集めて行きました。本郷署の一匹狼・青柳靖、一課長の運転手をしながら上昇志向満々の村瀬健吾、原宿中央署で堂々と上司に意見する小宮山志保、鑑識から刑事になりたがっていた矢沢英明。最後に倫太郎が目をつけたのが倫太郎が元いた新宿中央署の若手刑事の浅輪直樹でした。倫太郎が大島署から戻って来て新宿中央署に挨拶に行った際に引ったくりを捕まえ、怪我をしたおばあちゃんを病院まで送って行って、遅刻して上司から叱られている直樹に倫太郎は昔の自分を思い浮かべたようです。倫太郎はこの6名、村瀬・志保、青柳・矢沢、そして倫太郎・直樹の3チームによる捜査スタイルを作りました。そのスタイルを倫太郎は登山に例え、登山にも東ルート、西ルートと頂上に向かって幾つかのルートがあるように9係は3チームによる犯人逮捕の頂きに登るチームであると言いました。倫太郎に率いられた9係は検挙率ナンバーワンになりました。
久しぶりに倫子から国際電話が入りました。倫子の声が弾んでました。なにかいい事があった、彼氏できたかな?私が聞くと、まだわからないけどすごく気になる存在なの、でも一つ問題があって。え、なに?彼、あの人の部下なの。神様は時に味のある出会いを作るものです。浅輪直樹が9係に出勤する前夜、ケーキを運んでいた倫子は路上でぶつかり、倫子は直樹が捜査一課に出勤するために新調したスーツをケーキクリームで汚してしまったそうです。出会いは最悪でしたが二人は気が合ったようで交際に発展し、直樹は倫太郎と倫子の間を取り持とうしましたが、それは二人の交際よりも困難な問題でした。
早乙女静香拝
To be continued LAST CASE 殺人カーテン
ゲスト
松野博――中西良太
スタッフ
脚本 徳永富彦
監督 細川光信
(文責・金丸哲也)