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BS朝日開局15周年記念『大江戸事件帖 美味でそうろう』二夜連続5時間放送!前篇12月4日(金)・後編12月5日(土)

DATA
2015.11.25

BS朝日開局15周年記念『大江戸事件帖 美味でそうろう』前編を2015年12月4日(金)午後6:30から、後編を12月5日(土)午後6:30から二夜連続で放送致します。

■みどころ

BS朝日開局15周年を記念し、この秋2夜連続で放送する大型時代劇スペシャル『大江戸事件帖 美味でそうろう』。

主演に北村一輝を迎え、映画『武士の家計簿』『武士の献立』を手がけた柏田道夫、映画『デスノート』シリーズの大石哲也という、豪華2大脚本家書き下ろしによって誕生する、本格時代劇。

かわら版屋を生業とする食通の浪人が、持ち前の“味覚”と剣術を武器に、江戸で巻き起こる難事件を解決していく『時代劇』に『ミステリー』の要素を融合した、“痛快ミステリー時代劇”という斬新なスタイルを誕生させる!

さらに、『食』と『謎解き』というのも、今作を彩る重要なキーワード。

事件の解決に奔走する主人公と、それを取り巻く人間模様を描きながら、江戸時代の『食』を代表する文化や風情なども丁寧に盛り込む。江戸時代の人気レシピ帖「豆腐百珍」「素人包丁」などから、料理を再現する。

主演・北村一輝のほか、各界から豪華キャストも多数出演。遠山金四郎、勝海舟、水野忠邦など、時代劇おなじみの役で続々登場する。

また、ドラマの要所で、江戸の文化風情や歴史背景について分かりやすく解説する「語り役」に、三遊亭円楽が18年ぶりに時代劇に出演。

美食・娯楽・貨幣制度など、本作をより面白く見るためのポイント、江戸の雑学を伝える、重要な役どころとなっている。

庶民の愛した江戸前の味や、意外に質素な将軍の食卓。そして、雑学的にも好奇心をくすぐる、調味料や嗜好(しこう)品がもたらした食の発展、多彩で華麗な食空間など、江戸の食文化にもスポットをあてた『大江戸事件帖 美味でそうろう』は、新しさと安心感が入り混じった新感覚の時代劇になること間違いなし!

 

■あらすじ

「天保の改革」が施行された江戸時代後期。役人と商人の癒着がうわさされ、庶民の不満が高まりを見せる中、新平太は北町奉行・遠山金四郎からの密命を受け、日々の事件解決のために奔走していた。

しかしある日、新平太は、失踪したはずの実父が、巨悪に関与していることを知ってしまい…。

 

<前編>

鋭敏な味覚を持ち、秀でた食の知識を持ち合わせる、かわら版屋の柿江新平太(北村一輝)が、その「舌」と「知識」を生かして、江戸の町で起こる不可解な事件を解決していく痛快時代劇の前編。

相棒の絵師・お鶴(南沢奈央)や町奉行の遠山金四郎(中村橋之助)らと共に大江戸を奔走する!

昼間から行きつけの居酒屋で、女主人のおろく(若村麻由美)を相手にヤケ酒をあおる新平太。競合のかわら版屋が報じた「猫が飼い主のために小判をくわえてきた」という“恩猫騒動”が大人気のため、自分の書いたかわら版がまったく売れないのだ。そんな新平太のところに、豪商として知られる廻船問屋の河内屋(西田健)がやってくる。「金は出す、新酒を売り出すために、やらせのかわら版を書いて欲しい」というのだ。かわら版の売れ行きも思わしくなく、懐も寒い新平太だったが、元来の正義感からその申し出を断る。

そんなある日、音奴という深川芸者が何者かに殺される。下手人の手がかりが見出せない同心の高橋(渡辺邦斗)は、糸口をつかむべく事件現場に新平太を呼び出す。すると新平太は、死体のそばに落ちていた折り詰めに注目、いきなりその真薯(しんじょ)を拾い上げて食べ始める。仰天する高橋らをよそに新平太は、その繊細な味と箱の中に美しく並べられた様子から、腕のある料理人の仕事だと推察する。持ち前の嗅覚で下手人の目星を付けた新平太は、町奉行の遠山の要望もあり、下手人探しを手伝うことに。

その頃、河内屋では新酒が大売れし大繁盛。実はその背景には、河内屋を陰で操る市助(中村雅俊)の存在があった。知恵者であり剣術にも長けた裏番頭。懐刀を得た河内屋は、江戸中に知れわたるほどの豪商に成長、幕府の中枢へも影響力を持つようになっていく。そんな河内屋の動きに危機感を持った遠山は、同心の高橋に密命を言い渡し、市助の動静を監視させる。

一方、音奴殺しを調べていた新平太は、事件の直前、音奴と若い男が磐城弁で言い争っていたという情報をつかむ。そして新平太は、おろくの店で働く磐城出身の料理人・吉左(川野直輝)にたどり着くのだった…。

 

<後編>

老中の水野忠邦(小野寺昭)による天保の改革は、豪商の懐を豊かにする一方で、娯楽を奪われ緊縮を強いられた庶民にとっては窮屈なことばかり。しかも新平太のなりわいであるかわら版までもが禁じられ、幕府への不満は日を追うごとにうっ積していった。さらに、庶民の味方であるはずの遠山までもが水野の言いなりに…。新平太ら庶民との距離は、開いていくばかりだった。

そんな時、油問屋の大店・備前屋(三浦浩一)の娘が誘拐される事件が! 娘を助け出したい一心から、備前屋は身代金の支払いに応じてしまうが、しばらくして帰ってきたのは娘ではなく、その遊び相手の千代だけだった。

実は誘拐された娘とおろくとの間には、涙なくして語る事ができない深い過去があったのだ。仕事すら手に付かないおろくの様子から、その悲しい過去を知るに至った新平太は、おろくのために一肌脱ぐことを決意する。そして、相棒のお鶴と共に捜索を始めた新平太は、“食にまつわる手がかり”をもとに、誘拐には備前屋の商売敵、福屋(水上竜士)が関与していることを突き止める。さらに、その背後には河内屋の裏番頭、市助の存在が!

もう一つ、事件解決の大きな手がかりがあった。それは、備前屋の娘と一緒に誘拐された千代の記憶。「監禁されていた場所で、てんぷらの匂いがした」という証言だった。その匂いの元を突き止めるべく、江戸のてんぷら屋をしらみつぶしに探す一同だったが、その最中、お鶴が何者かに襲われ行方知れずになってしまう。

その頃、新平太は、ある食べ物をヒントに娘の監禁場所を突き止め、同心の高橋らと共に駆けつけたのだが、既にそこには備前屋の娘の姿はなく、何者かの死体が残されていた…。

 

■キャスト

柿江新平太 ……… 北村一輝

お鶴 ……………… 南沢奈央

備前屋長九郎 …… 三浦浩一

河内屋宇兵衛 …… 西田 健

水野忠邦 ………… 小野寺昭

 

おろく …………… 若村麻由美

遠山金四郎 ……… 中村橋之助

市助 ……………… 中村雅俊

 

語り ……………… 三遊亭円楽

 

■スタッフ

【脚 本】柏田道夫(映画「武士の献立」映画「武士の家計簿」)、大石哲也(映画「デスノート」)

【制 作】BS朝日、東映

【監 督】濱 龍也(「信長のシェフ」「京都地検の女」「科捜研の女」)

【プロデューサー】江野夏平(BS朝日)、丸山真哉(東映)、西口典子(C&I)

 

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