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映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』初日舞台挨拶 レポート!

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2016.06.04

世界が認めた本格ミステリーの巨匠・島田荘司が描く御手洗 潔シリーズ初の映画化として話題の映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』が6月4日(土)公開初日を迎え、東京・丸の内TOEIにて初日舞台挨拶が行われました。当日は、玉木宏、広瀬アリス、石田ひかり、谷村美月、小倉久寛、監督の和泉聖治が登壇し、初日を迎えた喜びを語りました。

映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』公式サイト

また当日は、玉木宏演じる御手洗 潔がこれまで“紐解いてきた”難事件と同様に、ステージに巨大くす玉が登場!そのくす玉を「難事件なら、よろこんで!」の掛け声とともに“ひもとき”、初日をお祝いしました。

コメント

玉木宏(御手洗 潔 役)

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この作品は、原作者である島田庄司さんが35年前から描いているシリーズで、原作ファンもすごく多い作品です。島田先生が全身全霊をかけて作り上げられた世界の中で、主演を務めるのは非常に緊張感がありました。しかしそれだけに、やりがいのある役でした。

<御手洗という役柄について>

一言では語り尽くせない人物だと思いますが、撮影が終わってからも役に向かい合う時間が多かったこともあり「実はこういう側面もあったんじゃないか」と後で気付くこともありました。僕が映画で目指したのは、頭脳明晰・無機質・機械的な人物。でもどこかで人間らしさを醸し出したかったので、人に対しては不器用なところに彼の人間性を埋め込んだような形です。御手洗潔という人間を想像しながら演じるのは、とても面白かったです。

広瀬アリス(小川みゆき 役)

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やっと初日を迎えられて嬉しいです。この作品をたくさんの人に観て欲しいなと思います。

<映画オリジナルキャラクターである自身の役柄について>

初めて台本を読んだときは、お話の雰囲気とはまた違うキャラクターだなと思いました。お話はシリアスですが、みゆきはとても明るいので、あえて浮いていこうと思いました。そのギャップがとてもいいなと自分では思いましたし、撮影中も玉木さんとは良い感じで噛み合ってない感じでした(笑)。(広瀬のこのコメントに玉木も「御手洗と小川という対照的な人物にとっては逆に良かったですよね」と同意の様子でした)

石田ひかり(滝沢加奈子 役)

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もう撮影から1年が経ったのかと思うと、そして今日初日を迎えられたと思うと、感慨深いです。皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。

<映画の舞台となった広島県福山市について>

25年くらい前に隣の尾道で映画を撮影していたとき、たった1日のお休みに、高校生だった私はローカル線に乗って福山に遊びにいきました。今回久しぶりに撮影で訪れましたが、やっぱり鞆の浦は変わっていなかったですね。でも、今ほど賑やかではなかったかなと思いました。瀬戸内の海はとても穏やかで、撮影中もお天気がずっと良くて。劇中でも、綺麗な景色を随所で観ていただけると思います。

谷村美月(辰見洋子 役)

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私が演じた洋子は、一癖も二癖もある役柄だったので演じるのは大変でしたが、自分自身も未知なところがたくさんある役でした。楽しい!というまでは余裕がなかったのですが、すごく貴重な体験だったなと思います。重厚感のある作品で、一観客としても楽しむことができました。

<撮影現場でのエピソード>

すごく緊張したのを覚えています。そして、映画らしい現場だった気がします。あ、でも玉木さんがいらっしゃるとそんな感じでもなかったような…(笑)。違う流れを持ってきてくださった感じがします。共演させていただいたシーンでは、圧巻というか、こんなに涼しい顔をして……というのを通り越して、何かすごい、こんな人見たことない!と思いました(笑)。想像を遥かに超えていました。

小倉久寛(黒田優作 役)

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ちょうどクランクアップから明日で1年ということで、ドキドキワクワクしながら1年を過ごしました。皆さんにどう観ていただけるんだろうと、審判をあおぐ子羊のような気持ちです(笑)。僕が言うのもあれなんですけど、すごく楽しい作品だと思います。だから今日は帰ったら皆さん最低10人の方に「面白かったよ」と広げていただけると、僕たちも皆さんも幸せになれるんじゃないかなと思います(笑)。

<もしも御手洗のように、IQが300あったら?>

やっぱり世の中の役に立たないとな、と思います。そうなると、すっごく役立つ発明をして、特許を取って、その特許料で遊んで暮らすというのがいいかな(笑)。でもとにかく、想像がつかないですね!

和泉聖治(監督)

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初めて脚本をいただいたときには「これは大変だな、どういう風に映画としてこの物語を紡いでいこうかな」と思いましたが、原作者である島田さんから「御手洗は玉木さんしかいない」と伺っていましたし、初めてお会いしたときに自分自身も「ああ、確かにこの方は御手洗そのものだな」と思いました。ですので今回は、あえて玉木さんとも距離を取って、“御手洗 潔を見つめる”ような気持ちで現場に入りました。

(監督のこのコメントを受けて玉木は「逆に言えばそれがとても良い緊張感になり、任されているなという感じがしました。監督が信頼してくださっていたので、僕自身も提案をさせていただいたりできました。良い距離感を作ってくださったと思います」と、監督への感謝を述べました)

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最後には玉木から「本日は劇場に足を運んでくださり、誠にありがとうございました。小説は目と想像力で楽しむものですが、映画は目と、耳と、想像力で楽しむものだと思います。上映時間107分間があっという間に感じるような、上質のミステリーを皆さんにお届けします」と挨拶があり、舞台挨拶は大盛況で幕を閉じました。

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映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』は絶賛公開中です!

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