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日本一のスーツアクター役に唐沢寿明が挑む!豪華一大エンターテインメント映画『イン・ザ・ヒーロー』製作決定!

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2014.01.17

すべての映画を愛する人たちに贈る、よみがえるオマージュ。映画に命を懸ける男たちの物語。ブルース・リーを崇拝し、ハリウッド映画のアクターすら命の危険を感じて降板するヒーロ―アクション映画に挑む、日本一のスーツアクター役に唐沢寿明が挑戦!

この作品は、過去40年余りの間、世界中の少年たちが夢中になってみてきた“ヒーロー”を生み出すキーパーソンである“スーツアクター”という、意外と本当の姿を知られていない、彼らアクター達を描く映画です。

スーツアクターたち多くの共通の夢は堂々と顔を出して演じる“アクション俳優”に登りつめることであり、アクション映画の主役を演じることだったりします。そんな夢を見ながら、日々アトラクションイベントにも精を出す彼らの夢の奮闘、そして奇跡を描いたのが映画『イン・ザ・ヒーロー』です。この映画は何よりもアクション映画やヒーロードラマを影で支え続けてきた多くの裏方や、俳優に対するオマージュをふんだんに含んでいます。

主演は、数々のテレビドラマ・映画・舞台で、人気、実力とも揺るぎない地位をしめる唐沢寿明(過去に特撮ヒーロー番組に出演していた事実が意外に知られていない名優でもある)。既に数か月に渡る、アクションの稽古に挑み、誰もなしえなかったこのスーツアクター主演作に大いなる意欲を見せています。彼の今回の“スーツアクター役”への挑戦は、映画を一級品のエンターテイメントに引き上げます。

映画『イン・ザ・ヒーロー』は、2014年秋 全国公開予定です!

スーツアクターとは?

高度な演技力が求められる、ヒーローや怪獣などのスーツや着ぐるみを着て演じる特殊な技能を持つ俳優のこと。日本で生まれた演技スタイルで、特撮(特殊撮影)のドラマや映画などに欠かせない存在である。全身の表現による演技力と、アクションやスタント等、危険な状況下でも優れた運動能力が求められる。

(※注意!)スーツアクターは特殊専門職を指す言葉であり、映画・ドラマ等に出演するプロフェッショナルを指すとのこと。一般的な着ぐるみに入る方をスーツアクターとは呼ばないのだとか。

コメント

唐沢寿明(本城 渉 役)

今回のオファーを受けて、どう感じられましたか?

この仕事の話を頂いて、不思議な“縁”を感じています。私はアクションもできる俳優になりたくて、16歳から4~5年間スーツアクターの仕事をしていました。当時の人たちはこの映画の登場人物と同じで、皆ブルース・リーに憧れて入った者ばかりでした。捻挫や骨折など生傷の絶えない生活をしていて、スーツアクターだけでなく大部屋俳優・衣装・照明の仕事もしていました。ほとんどスタッフ側にいたようなものなので、アクターの気持ちもスタッフの気持ちもわかります。日本は、アクション映画が少ないので、今回の映画を楽しみにしています。

どのような役作りをされているのですか?

昨年9月から体を作り始めました。普段は特にトレーニングはしていなかったのですが、今はウェイトトレーニングやアクションの稽古をしています。食事制限もしていて、体重を少し落としました。アクションの稽古では、昔はできて、頭でできると思っている動きをしようとすると最初のうちは体がついて来れなくて、ハムストリングスや太腿を痛めてしまうこともありました。今回の役はスーツアクターを経験していたことが生かされると思いますが、なぜもっと早く、せめてあと5年早くこの話を持って来てくれなかったんですかね、とは思っています(笑)。

今回演じる本城 渉という役について、どう思われますか?

今回の役は、まさに私の原点のようなものです。スタントマンは言い訳ができない。失敗はすべて自分の責任。記録が出ないのは自分の責任というスポーツの世界に近いものがありますね。あの経験があったからこそ今の自分があると思っています。

本城 渉は、ブルース・リー好きというキャラクターですが、ブルース・リーのモノマネは小4のときにクリアしてるので全く問題ありません(笑)。『燃えよドラゴン』は子供のときに12インチのレコードでずっと聞いていたので、英語のセリフをすべて覚えています。

出来る限りスタントマンを実際使わずに自分で演じたいくらいです。どこまで危険かわかりませんけど(笑)。

ストーリー

『国民的ヒーロー番組には隠れたヒーローがいた!』

熱血漢でブルース・リーを崇拝する、我がヒーロー、本城 渉(48才)は「下落合ヒーローアクションクラブ」の社長兼スーツアクター。その道25年の大ベテランである。現在テレビで放送中の「ドラゴンフォー」の主役レッドドラゴンの吹き替えとして、満身創痍の身体を引きづり、日々、汗を流して仕事に取り組んでいる。同世代の有名俳優たち、新人アイドル俳優たちとの葛藤を抱えながら、共に夢見る部下のアクター達と共に、アクションヒーローを生み出す撮影現場のキーパーソンであり、少年のココロを持った大人である。

或る日、首のけがが悪化する中、本城は数年ぶりにヒーロー番組の映画版に出演する機会が巡ってくる。が、喜びもつかの間、役は若手の新人俳優に取られてしまう。役を下ろされる事には慣れているものの、今回の新人は生意気な上に特撮ヒーロー番組に対する敬意をまるで持たない人気絶頂の一の瀬リョウ(21)という奴だ。当初リョウと本城は現場で対立するが、ある事件を境に徐々に解り合い、後には仲間意識が芽生え共演者の結婚式で共に一肌脱ぐ。そんな折、リョウは予てから夢見ていたハリウッド映画『ラスト・ブレイド』への出演をオーディションの末に勝ち取る。

リョウが喜び勇んで臨んだ、この日本で撮影中のハリウッド大作アクション映画の撮影現場で、ある事件が起きた。それはクライマックスシーンで、大落下し炎にまみれて戦う、映画史に残る、一大ノーカットの殺陣をする筈だったアクション俳優が危険を理由に降板してしまい、撮影が続行不可能になってしまう。困り果てたハリウッドの映画スタッフは、日本一のアクション俳優の評判を訊き付け、本城に白羽の矢を立てるのだった。

「日本にはアクション俳優がいない」というハリウッド映画スタッフの声を訊いた時、忘れていた情熱が蘇る。果たして本城は誰もやった事のない危険なアクションを引き受けるのだろうか?そして隠されていたリョウの本当の夢とは何なのか?今の時代に映画に命を掛ける男たちなんて居るのか?何よりも彼等は正気なのか?それらの答えは全て、この映画のラストにある!

作品概要

主演 唐沢寿明

企画 李鳳宇

監督 武正晴

脚本 水野敬也・李鳳宇

2014年秋、全国公開予定!

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