EVENT

「魔女の秘密展 ~ベールに包まれた美と異端の真実~」オープニングセレモニー レポート!

DATA
2015.03.09

“魔女”というと、あなたは何を思い浮かべますか?マンガやアニメ、映画などで描かれることの多い“魔女”は日本人にとって魅力的な存在のはずです。そんな“魔女”をテーマにした国際展「魔女の秘密展 ~ベールに包まれた美と異端の真実~」が3月7日(土)大阪文化館・天保山で開幕しました。

「魔女の秘密展 ~ベールに包まれた美と異端の真実~」公式サイト

開幕前日の3月6日(金)には記者説明会・内覧会が行われ、歴史家・魔女専門家である本展担当学芸員のハネス・エッツルシュトルファーさんと、監修を務めたドイツ文学者の西村佑子さんが本展の企画意図や見どころを紹介しました。

talk.jpg

その後行われたオープニングセレモニーには、ゲストとして山田五郎さん(写真右)三船美佳さん(写真左)が登壇!魔女にまつわるトークを繰り広げたほか、フォトセッションでは三船さんが魅惑的な魔女のコスプレ姿で登場し、会場を沸かせました。

mifune.jpg

大きな帽子と長いマントを身に着けて登場した三船美佳さん

コメント

ハネス・エッツルシュトルファー(歴史家・魔女専門家/本展担当学芸員)

皆さんが想像する“魔女”と、実際に“魔女”として裁判にかけられた人々を比べるとかなり違うということが、本展でご理解いただけると思います。魔女狩り=中世というイメージがありますが実は、学問が進歩した近代に魔女狩りが始まったのです。小氷期という不安定な気候、宗教改革、14世紀に流行したペスト、三十年戦争などがその原因とされています。魔女だという噂だけで裁判にかけられ、対象は女性だけでなく男性や子供にも及びました。その狂信性や暴力の結果を明らかにすることが本展の主たる目的ではありますが、著名な画家 アルブレヒト・デューラーが描いた絵画をはじめとした多数の作品から、その残虐性だけでなく美術的な側面も感じていただきたいと思っています。

西村佑子(ドイツ文学者/本展監修)

本展では、一般庶民が迫害にどう加わったのか、そして彼らが、自身への迫害(魔女狩りの対象となること)を回避するために何に頼ったのかを見ていただくことができます。特に注目していただきたいのは「モグラの前脚のお守り」などのお守りです。よく見ないとわからないような小さなものですが、ぜひ当時の人々がいかに自分の身を守ったかを知っていただきたいと思います。

山田五郎

魔女裁判というと、未発達の封建的な時代に暴君や権力者が気に食わない人を殺すというイメージから“「中世の」魔女裁判”とよく言われますが、エッツルシュトルファーさんのお話にもあったように実際は近世に入ってからのものなのです。つまり、裁判所や法律の整備後の方が多くの犠牲者が出ています。裁判には証拠が必要ですが、“魔女”であるという証拠は用意の仕様がない。ですから当時は“自白”こそが唯一の証拠でした。法律や裁判の仕組みが整備されたからこそ、証拠となる自白が必要となり、そのために拷問が合法化され、残酷な結果をもたらしたのです。しかも、庶民はお互いにお互いを訴え合っていました。理由なく標的になる可能性があり、いつ自分が…と怯える日々だったようです。それは現代のいじめや痴漢冤罪、ネット炎上問題などにも繋がります。どういうものが魔女を生み出したのか。私たちは今でも同じようなことをやっていないか。皆さんの心で感じ取っていただきたいと思います。

三船美佳

これまで“魔女”は、“鷲鼻に三角帽子のおばあさん”というイメージでしたが、男性や子供まで裁判にかけられていたというのは衝撃的でした。法律や、権力を持った人が間違った方向にいってしまうときの恐ろしさを感じましたし、理不尽さに苛立ちを覚えるほどです。残虐さは違えど、今でも同じようなことが起こっていると思います。でも、そこに反対する人がいたと信じたいし、自分もそういう思いを持っていたいなと思います。

(本展の見どころは?という質問に)いっぱいありますけど、アートが素敵です!ミステリアスな魔女の魅力が表れています。特に「サバトへ行く前のレッスン」には、ものすごく美しい女体(笑)が描かれています。美白で、もち肌で、タッチも素晴らしくて、思わず見とれてしまいました。

「魔女の秘密展 ~ベールに包まれた美と異端の真実~」開催概要

日本では知り得なかった“魔女”がここに―!

ヨーロッパの魔女の歴史と真実を日本初公開。

日程

2015年3月7日(土)~2015年5月10日(日)会期中無休

会場

大阪文化館・天保山 (海遊館となり)

〒552-0022 大阪市港区海岸通1-5-10

開館時間

10:00~17:00(土日祝は18:00まで)※入場は閉館30分前まで

主催

毎日新聞社、朝日放送、東映

後援

ドイツ観光局

協力

ローソンチケット、ルフトハンザ ドイツ航空、ルフトハンザ カーゴ AG

観覧料

一般1,500(1,300)円、大学・高校生1,200(1,000)円、中学・小学生600(400)円

※( )内は前売り、20名以上の団体料金

※未就学児入場無料

※入場券は、ローソンチケット(Lコード:56789)、ぴあ(Pコード:766-442)、セブンチケット(セブンコード:034-712)、イープラスほか京阪神の主要プレイガイド、コンビニエンスストアで発売

公式サイト

http://majo-himitsu.com/

5月10日(日)まで好評開催中!皆様のお越しをお待ちしております。

ページ上部へ