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花のあと

公開終了

藤沢周平の珠玉の名作『花のあと』完全映画化!

原作:藤沢周平「花のあと」(文春文庫刊)
監督:中西健二
主演:北川景子

制作年
/ 2009年
上映時間
/ 1時間47分

イントロダクション

『山桜』に続く「海坂藩大全」からの映画化第二弾!! 藤沢周平の珠玉の短編小説「花のあと」を完全映画化!  江戸時代。東北の小藩、海坂(うなさか)に暮らす組頭の一人娘、以登は今、自らの意志で剣を手に取り、戦いの場に向かおうとしていた。卑怯な罠に落ちた下級武士の仇討ちを果たすために。それも、たった一度、竹刀を交えた男のために……。  『たそがれ清兵衛』(2002)、『隠し剣 鬼の爪』(2004)、『蝉しぐれ』(2005)、『武士の一分』(2006)、『山桜』(2008)と、数々の時代劇作品の原作者として脚光を浴びる人気時代小説家・藤沢周平。彼が郷里の荘内地方をモデルに創作し、愛着を持って数多の作品の舞台としたのが海坂藩だった。映画『花のあと』は、『山桜』に続き、その海坂藩を題材にした短篇小説を一堂に集めた作品集「海坂藩大全」からの映画化第二弾である。  自由恋愛など程遠い江戸時代、家父長制度のしきたりの中で、女性たちはある意味で男性以上に厳しい人生を歩んでいた。そんな中、自らの運命を受け入れながらも、内に秘めたる想いを精一杯、遂げようとする女性像を描いた本作品は、ほのかで繊細な恋物語であると同時に、「慎ましくも正しく生きる」という藤沢文学の真髄が見事に投影された成長の物語である。自由の名のもとに、何かが忘れられてしまった現代、主人公・以登の凛としたたたずまいには、かつて日本人の誰もが備えていた「心の美」と「義」を、あらゆる世代に静かに、しかし力強くよみがえらせていくのではないだろうか。  美しくも凛々しく以登を演じるのは、『ハンサム★スーツ』『真夏のオリオン』などの話題作に出演し、今最も輝いている北川景子。初の時代劇出演ながら、半年間に及ぶ所作、殺陣の稽古を積んで、見事な新境地を拓いている。その以登を温かく見守る許嫁・片桐才助に甲本雅裕。以登が淡い恋心を抱く江口孫四郎にはバレエ界の期待の新星、宮尾俊太郎。さらに、若手花形役者、市川亀治郎が、藩の重鎮・藤井勘解由(かげゆ)を、名優、國村隼が以登の父・寺井甚左衛門(じんざえもん)を演じ、スクリーンに風格をもたらしている。監督には阿部寛主演の『青い鳥』(2008)で劇映画監督デビューを果たした新鋭・中西健二。そして、物語の末尾を飾る主題歌を『山桜』に続き、一青窈が担当。忍ぶ恋を経て、やがて本当の幸せに目覚めていく女性の「花のあと」を見事に歌い上げている。

ストーリー

時は江戸時代、舞台は東北の小さな藩、海坂。 満開の桜の下、主人公・以登は一人の若い武士と出逢う。 その男は、身分は下級ながら藩随一の剣士である江口孫四郎。 自らも男に劣らぬ剣を遣う以登は数日後、父の許しを得て、ただ一度だけ孫四郎と竹刀を交える。 激しく竹刀を打ち合いながら、以登の胸を焦がしていたものは、生まれて初めて感じる熱い恋心だった。 しかしそれは、決してかなうことのない恋。 以登には家の定めた、片桐才助という名の風采の上がらぬ許婚がいた。 意に沿わぬ人と結ばれゆく自分の運命に抗うことなく、以登は静かに孫四郎への思いを断ち切り、江戸に留学している許婚の帰りを待ち続ける。 だが、数ヶ月後、海坂に冷たく白い雪が降り始めた頃、以登の元に突然の報が舞い込んだ。 藩の重鎮である一人の男から謀られた孫四郎が、窮地に陥った末、ひたむきさゆえに自ら命を絶った、と。 あまりにも卑劣な行為に、以登は剣を手にしていた。 孫四郎との思い出のために、人として守るべき「義」を貫くために。 激闘の末、以登は想いを果たし終える。 その以登のやるせなさ、切なさを温かく見守り、最後にそっと手をさしのべたのは、江戸から帰ってきた許婚、片桐才助だった。 孫四郎と出逢ってからちょうど一年後。 海坂にめぐり来た春の陽射しの中、以登は再び満開の桜の下を歩いていた。 風に散る花びらとともに、以登にとっての「花の季節」が確実に過ぎ去りろうとしていた。 その頬には、これまでにない穏やかな微笑みが浮かんでいる。 桜の道を行く以登の目には、新たな人生が既に映っていた。 数歩先をのんびりと歩く才助と共に……。

キャスト・スタッフ

北川 景子

甲本 雅裕

宮尾 俊太郎 

相築 あきこ

谷川 清美

佐藤 めぐみ 

市川 亀治郎

藤村 志保(語り)

伊藤 歩

柄本 明

國村 隼

 

原作:藤沢周平「花のあと」(文春文庫刊)

監督:中西健二

製作:川城和実 尾越浩文 亀山慶二 遠藤義明

企画:小滝祥平 梅澤道彦

エグゼクティブプロデューサー:河野聡 上田めぐみ 大芝賢二 町田智子

プロデューサー:森谷晁育 芳川透 松井俊之 小久保聡

脚本:長谷川康夫・飯田健三郎

音楽:武部 聡志

主題歌:『花のあと』 一青 窈(フォーライフ ミュージックエンタテイメント)

撮影:喜久村徳章

照明:長田達也

録音:武 進

美術:金田克美

装飾:中山まこと

編集:奥原好幸

製作:バンダイビジュアル ポニーキャニオン テレビ朝日 山形テレビ 日楽堂 アサツー ディ・ケイ 朝日新聞社 デスティニー

制作プロダクション:デスティニー

特別協力:遠藤展子 遠藤崇寿

企画協力:文藝春秋

協力:鶴岡市 鶴岡ロケ支援実行委員会

配給:東映

助成:文化芸術振興費補助金

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